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ATCC®ウェビナー一覧

掲載日情報:2021/05/28 現在Webページ番号:81519

ATCC®(メーカー略称:ACC)がこれから開催予定・これまでに開催したウェビナーをまとめてご紹介いたします。開催済みのウェビナーについては、録画版をご覧いただくことができます。
是非ご覧いただき、皆様の今後のご研究にお役立て下さい。

2024年開催ウェビナー

演題をクリックすると、近日開催のウェビナーについては登録ページへ、開催済みのウェビナーについてはウェビナー録画版の掲載ページへリンクします。

演 題 要 旨 関連製品
認証細胞株を用いたCRISPRゲノム編集ウェビナー Integrating ATCC® Authenticated Cell Lines into your CRISPR Gene Editing Workflows Webinar

CRISPRによるゲノム編集へのATCC®認証細胞株の使用

【開催日:2024年4月19日(金)1:00 am(日本時間)】
CRISPRゲノム編集プラットフォームは、創薬や細胞・遺伝子治療への応用を加速させるためにその使用が増えています。しかしながら、これらの用途における重要な原料である細胞は複雑であり、すべての細胞が同じというわけではありません。
科学者がそのワークフローにゲノム編集をしっかりと組み込めるようにするため、ATCC®はゲノム編集関連の製品・サービスを提供しているEditCo Bio社と提携しました。この提携により、ATCC®はゲノム工学のために哺乳類とマウスの細胞株の広範なコレクションをご提供いたします。
本ウェビナーでは、まずATCC®の専門家が、ATCC®における細胞の調達、バンキング、認証、特性評価など、ゲノム編集に用いる細胞を選択する際に考慮すべき点についてご説明いたします。次いで、EditCoの科学者が、同社が提供するゲノム編集ワークフローの応用例をご紹介します。
免疫チェックポイントレポーター細胞ウェビナー Bioluminescent Insights: Reporter Cell Lines in Checkpoint Inhibitor Therapeutic Development Webinar

免疫チェックポイント阻害薬開発への生物発光レポーター細胞株の使用

【開催日:2024年4月5日(金)1:00 am(日本時間)】
複数のがん種に対する免疫チェックポイント阻害薬の臨床的成功により、既存および新規のチェックポイント阻害薬候補化合物の開発効率化に注目が集まっています。
これらの化合物の大規模なスクリーニングを容易にするために、ATCC®では免疫チェックポイント分子(PD-L1、CD155、B7-H3)の内因性発現量が高いレポーターがん細胞株を樹立しました。これらのレポーター細胞株は、チェックポイント阻害により高い強度の生物発光シグナルを生成し、これを定量化することでチェックポイント阻害物質の有効性、効力、動態を評価することができます。
本ウェビナーでは、IFN-γ刺激アッセイおよび免疫細胞共培養アッセイにおけるこれらの新規レポーター細胞株の適用、およびこれらの細胞株をチェックポイントレポーターアッセイのワークフローに用いる方法についてご説明いたします。
ATCC® Immune Checkpoint Reporter Cell Lines
膵がんオルガノイドウェビナー Novel 3-D In Vitro Models for Studying Pancreatic Cancer Drug Response and Resistance Webinar

膵臓がんの薬剤応答と耐性の研究に有用な新規の三次元in vitroモデル

【最終開催日:2024年3月】
(録画版準備中)
膵管腺がん(PDAC)は致死率の高い疾患であり、化学療法に対する治療抵抗性は、治療の失敗、ひいては死亡の主な原因となります。そのため、効果的な前臨床モデルが、in vitroin vivoの研究の間に架け橋を提供し、臨床に関連する発見を行うために必要です。
患者由来オルガノイド(PDO)は、三次元細胞外マトリックス内に埋め込んだ腫瘍細胞から培養された複雑な自己組織化構造体です。それらは、元の腫瘍の自己複製能力、異種性、保存された構造、薬物応答、遺伝的背景を示し、患者の表現型の特徴に酷似しています。しかしながらPDO培養には、特有の成長因子を含む複雑な組成の培地と高度な技術が必要であり、その準備には時間とコストがかかります。
本ウェビナーでは、PDOおよびアイソジェニックな初代細胞株を開発するための方法論と実験的アプローチ、さらに初代細胞株の培養物からオルガノイドを再構築する方法についてご説明いたします。細胞株由来オルガノイド(CLO)は、表現型、in vitro構造、トランスクリプトームの特徴が適合するPDOと類似しており、膵管腺がんの三次元モデルとして有用です。
また、化学療法に対する臨床的に関連性のある耐性メカニズムを同定するために、PDOにおける薬剤耐性をモデル化する方法が示されています。これらのモデルは、管理可能で拡大可能なin vitroリソースを提供し、複数の下流のアプリケーションや解析に利用できます。
Human Cancer Models Initiative(HCMI)作製の次世代がんモデル
hTERT不死化細胞ウェビナー Get to the Heart of Your Toxicological Studies with Immortalized Primary Cells Webinar

不死化細胞株の使用により毒性研究の核心に迫る

【最終開催日:2024年3月】
腎毒性や心血管系毒性のアッセイ系を開発する際、多くの研究者が直面する大きな課題は、使用する細胞モデルがヒトの生理学を高度に予測でき、信頼性が高く、実験間で一貫性があることを保証することです。連続継代性細胞株・初代培養細胞・培養幹細胞は、現在研究者が利用できるin vitroモデルですが、これらの細胞モデルにはそれぞれ長所と短所があります。
本ウェビナーでは、初代培養細胞の生体内での生物学的性質を維持しながら、連続継代性細胞株の増殖特性と再現性を示す不死化初代細胞のコレクションについてご説明します。続けて、ATCC®の腎臓および心血管系細胞モデルが、予測毒性学や創薬開発のためのハイスループット化合物スクリーニングなど、さまざまな用途でどのように使用できるかを示すデータをご紹介いたします。
hTERT不死化細胞株
ATCC Cell Line Landウェビナー ATCC® Cell Line Land: Reference-Quality RNA-seq Data from Credible ATCC® Cell Lines Webinar

ATCC® Cell Line Land:信頼性高いATCC®細胞株から得られる標準品質のRNA-seqデータ

【最終開催日:2024年2月】
生物医学研究において、従来の動物実験に代わり細胞株の使用が増加するにつれ、標準化された手法の確立が急務となっています。細胞を基本的な試薬として取り扱うことは、再現性のあるアッセイをデザインするために不可欠です。この必要性を認識し、ATCC®は現在および将来の需要に対応するため、細胞株認証プログラムを拡張しました。
ATCC®は、QIAGEN® Digital Insightsとの提携によりATCC® Cell Line Landの運用を開始しました。このデジタルプラットフォームでは、ATCC®が認証したヒトおよびマウスの細胞株について、包括的な全トランスクリプトームのシークエンスデータを提供します。遺伝子発現パターンを可視化することで、研究者が自分の研究分野に適した細胞株モデルを選択できるようになります。
ATCC® Cell Line Land上の高品質なトランスクリプトームデータのセットは、さまざまな細胞株に関する貴重な分子生物学的知見を提供します。これは、研究者が細胞株の特性解析に費やす時間とリソースを節約するだけでなく、前臨床研究のための細胞株の選択を強化します。ハイスループットなRNA-seqデータと付随するメタデータを用いて細胞株の特性解析を進めることで、このプラットフォームは科学的厳密性を高め、研究活動における再現性の低下のリスク軽減に貢献します。
hTERT不死化脂肪前駆細胞ウェビナー The Development of Standard In Vitro Models for Studying Metabolic Diseases Webinar

代謝疾患研究に有用な不死化脂肪前駆細胞株の開発

【最終開催日:2024年1月】
ヒトの脂肪組織は褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞からなり、栄養恒常性、体温調節、内分泌機能において重要な役割を果たしています。白色脂肪細胞が肥満に関与する一方、褐色脂肪細胞の機能不全は耐寒性の障害や心代謝系の機能低下に関与している可能性があります。褐色脂肪組織(BAT)と白色脂肪組織(WAT)の生理学を理解するためには、細胞レベルでの機構解析実験が必要ですが、患者由来の脂肪組織や有効な脂肪細胞株の入手が困難なためその妨げとなっています。
本ウェビナーでは、hTERT不死化した褐色脂肪前駆細胞株(hTERT-hBA; ATCC® CRL-4062™)および白色脂肪前駆細胞株(hTERT-hWA; ATCC® CRL-4063™)をATCC®と共同で開発・特性解析したNIH(米国国立衛生研究所)の上級研究員であるDr. Aaron Cypessが、これらの細胞についてご紹介いたします。hTERT-hWAとhTERT-hBAが、初代脂肪細胞に典型的なアドレナリン作動性シグナル伝達、脂肪分解、熱産生を維持する一方、代謝的に異なる特性を有することを示します。また、RNA-seqによるトランスクリプトーム解析は、これらの機能的研究と一致し、それぞれの細胞の分子シグネチャーが確立されました。これら2種類の不死化細胞株は、ヒトにおける脂肪細胞生物学の生理学的、薬理学的、遺伝学的研究の重要なモデルになることが期待されます。
ATCC® hTERT-immortalized Preadipocytes

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2023年開催ウェビナー

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演 題 要 旨 関連製品
hTERT不死化細胞ウェビナー Immortalized Primary Cells: The Best of Both Worlds Webinar

初代培養細胞と細胞株のいいとこ取りの不死化細胞株を用いた毒性アッセイ

【最終開催日:2023年11月】
腎毒性や心血管系毒性のアッセイ系を開発する際、多くの研究者が直面する大きな課題は、使用する細胞モデルがヒトの生理学を高度に予測でき、信頼性が高く、実験間で一貫性があることを保証することです。連続継代性細胞株・初代培養細胞・培養幹細胞は、現在研究者が利用できるin vitroモデルですが、これらの細胞モデルにはそれぞれ長所と短所があります。
本ウェビナーでは、初代培養細胞の生体内での生物学的性質を維持しながら、連続継代性細胞株の増殖特性と再現性を示す不死化初代細胞のコレクションについてご説明します。続けて、ATCC®の腎臓および心血管系細胞モデルが、予測毒性学や創薬開発のためのハイスループット化合物スクリーニングなど、さまざまな用途でどのように使用できるかを示すデータをご紹介いたします。
hTERT不死化細胞株
CAR-Tレポーターウェビナー A Target Rich Environment: Evaluating Immune Cell Function with CAR-T Target Luciferase Reporter Cells Webinar

CAR-T標的抗原発現ルシフェラーゼレポーター細胞による免疫細胞の機能評価

【最終開催日:2023年10月】
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞は、悪性腫瘍、特に液性腫瘍の治療に顕著な効果を発揮しています。CAR-T細胞の生物機能をin vitroで評価する場合、一般的に手間のかかる共培養実験や免疫測定が必要となりますが、ドナー間のばらつきやその他の要因により、新規のCAR-T細胞のバリデーションにおいて再現性に課題が残されています。
本ウェビナーでは、CD19、CD20、HER2といった臨床的に重要なCAR-T標的抗原を細胞表面において天然型で高レベル発現している、新しいルシフェラーゼレポーター発現腫瘍細胞株をご紹介します。さらに、これらの汎用性の高いレポーター細胞株が、どのようにCAR-T細胞の機能を調べるために利用できるかをご紹介します。
ATCC® CAR-T Target Luciferase Reporter Cells
免疫チェックポイントレポーター細胞ウェビナー The Need for Speed: Learn How Immune Checkpoint Reporter Cell Lines Can Accelerate Immunotherapeutic Development Webinar

免疫チェックポイントレポーター細胞株の使用による免疫療法開発の加速

【最終開催日:2023年10月】
複数のがん種に対する免疫チェックポイント阻害薬の臨床的成功により、既存および新規のチェックポイント阻害薬候補化合物の開発効率化に注目が集まっています。
これらの化合物の大規模なスクリーニングを容易にするために、ATCC®では免疫チェックポイント分子(PD-L1、CD155、B7-H3)の内因性発現量が高いレポーターがん細胞株を樹立しました。これらのレポーター細胞株は、チェックポイント阻害により高い強度の生物発光シグナルを生成し、これを定量化することでチェックポイント阻害物質の有効性、効力、動態を評価することができます。
本ウェビナーでは、IFN-γ刺激アッセイおよび免疫細胞共培養アッセイにおけるこれらの新規レポーター細胞株の適用、およびこれらの細胞株をチェックポイントレポーターアッセイのワークフローに用いる方法についてご説明いたします。
ATCC® Immune Checkpoint Reporter Cell Lines
皮膚マイクロバイオームウェビナー The Dermal Microbiome: Identifying Biases at Different Stages of Your NGS Workflow

皮膚マイクロバイオーム:NGSワークフローの様々な段階におけるバイアスの特定

【最終開催日:2023年9月】
皮膚は、細菌、真菌、ウイルスのコロニー形成を促進する保護バリアとして機能します。皮膚に生息する微生物群は、皮膚マイクロバイオームとも呼ばれ、病原体に対する防御を提供し、免疫系を積極的に調節します。皮膚マイクロバイオームは、宿主、遺伝、環境、化粧品の使用、皮膚疾患の影響を受けます。
微生物を培養せずに、16S rRNA遺伝子中の特定領域(主に可変領域V1~V3)の塩基配列を標的として解読する手法により、健康と疾患における皮膚マイクロバイオームの役割の理解が広がりました。しかしながら皮膚マイクロバイオーム研究には、試料が低バイオマスであることをはじめとする固有の課題があり、結果と解釈を妨げる可能性があります。さらに、試料採取法やバイオインフォマティクス解析法が標準化されていないことや、抽出や増幅時のバイアスが結果に影響を与えることもあります。
本ウェビナーでは、皮膚マイクロバイオーム研究において標準試料を用いることで、試料採取からデータ解析までのワークフローの様々な段階におけるバイアスの特定に役立つことを示します。皮膚マイクロバイオームの分野が臨床やその他の応用へと発展していく中で、健康や疾患における主要な微生物種の構成と機能を同定するためには、用いられる手法が極めて重要となります。
ATCC® Microbiome Standards
腫瘍オルガノイドウェビナー Human Cancer Models Initiative (HCMI): Navigating the HCMI Searchable Catalog and Accessing HCMI Data at NCI’s Genomic Data Commons Webinar

HCMI作製の次世代ヒト腫瘍モデルのカタログ検索およびデータアクセス

【最終開催日:2023年8月】
Human Cancer Models Initiative(HCMI)は、多様な腫瘍型について患者由来の次世代腫瘍モデル(NGCM)を、共用のリソースとして作製することを目的とした国際コンソーシアムです。HCMIでは患者の臨床データや生体試料データを収集し、元となった腫瘍、症例にマッチした正常組織、NGCMの分子特性データを提供することで、従来の細胞株が有する欠点に対処しています。これらのデータはNCI(米国国立がん研究所)のGenomic Data Commons(GDC)で統合され、利用すること可能です。HCMI Searchable Catalogは、臨床データおよび分子特性データを含む様々なデータ要素を用いて、腫瘍モデルを検索・同定できるオンラインリソースです。
HCMIの腫瘍モデルとその培養プロトコルは、ATCC®から提供しています。これらのことにより、HCMIの腫瘍モデルと関連データは、科学コミュニティーのリソースとなっています。
Human Cancer Models Initiative(HCMI)作製の次世代がんモデル
オルガノイド培養ウェビナー Optimize your 3-D Culture Workflow with Organoid Growth Kits Webinar

オルガノイド増殖キットによる三次元培養の作業手順の最適化

【最終開催日:2023年6月】
(録画版準備中)
オルガノイドは、がん研究、新規治療法の開発と標的化、トランスレーショナルながん研究の促進に役立つ貴重なツールです。これらの三次元モデルは、in vivoの腫瘍微小環境を予測することができるため、より重要なものとなってきています。ATCC®では、オルガノイド培養を簡便化するために、効率的な培地調製を行える使い切りサイズのサプリメントからなるオルガノイド増殖キットを開発しました。
本ウェビナーでは、がん研究および薬剤開発における腫瘍由来オルガノイドの有用性に特に焦点を当てた上で、ヒト腫瘍培養モデルを作製しているHuman Cancer Model Initiative(HCMI)についてご説明します。
さらに、増殖キットを用いたオルガノイド培地作製のビデオチュートリアルをお見せし、本キットを用いることで培地調製に必要な時間と労力をいかに削減した上で、オルガノイドの増殖を成功できるかをご紹介します。
Human Cancer Models Initiative(HCMI)作製の次世代がんモデル
EMTレポーター細胞株ウェビナー CRISPR-engineered Reporter Cell Lines for Epithelial to Mesenchymal Transition Studies Webinar

CRISPR/Cas9で作製した上皮間葉転換(EMT)レポーター細胞株

【最終開催日:2023年6月】
(録画版準備中)
上皮間葉転換(Epithelial-to-mesenchymal transition:EMT)と、その逆の現象の間葉上皮転換(Mesenchymal-epithelial transition:MET)は、腫瘍細胞の移動と浸潤に関与する生理的なメカニズムです。
転移研究に有用な高度な生物学的モデルを研究者に提供するために、ATCC®はCRISPR/Cas9技術を用いて、数多くのEMTおよびMETレポーター細胞株を作製しました。これらのレポーター細胞株は、赤色蛍光タンパク質(RFP)タグ融合ビメンチンや緑色蛍光タンパク質(GFP)融合E-カドヘリンの発現により、細胞の上皮から間葉系への移行(またはその逆)をリアルタイムにモニタリングすることができます。
本ウェビナーでは、気道、大腸、乳腺、膵臓の細胞株から得られたEMT / METモデルの概要を説明し、その開発と検証において得られた転換についての幅広いデータをご紹介します。
EMT Reporter Cell Line
免疫チェックポイントレポーター細胞ウェビナー Immune Checkpoint Reporter Cell Lines for Cancer Immunotherapy Drug Screening Webinar

がん免疫療法薬候補のスクリーニングに有用な免疫チェックポイントレポーター細胞株

【最終開催日:2023年5月】
複数のがん種に対する免疫チェックポイント阻害薬の臨床的成功により、既存および新規のチェックポイント阻害薬候補化合物の開発効率化に注目が集まっています。
これらの化合物の大規模なスクリーニングを容易にするために、ATCC®では免疫チェックポイント分子(PD-L1、CD155、B7-H3)の内因性発現量が高いレポーターがん細胞株を樹立しました。これらのレポーター細胞株は、チェックポイント阻害により高い強度の生物発光シグナルを生成し、これを定量化することでチェックポイント阻害物質の有効性、効力、動態を評価することができます。
本ウェビナーでは、IFN-γ刺激アッセイおよび免疫細胞共培養アッセイにおけるこれらの新規レポーター細胞株の適用、およびこれらの細胞株をチェックポイントレポーターアッセイのワークフローに用いる方法についてご説明いたします。
ATCC® Immune Checkpoint Reporter Cell Lines
CAR-Tレポーターウェビナー CAR-T Target Luciferase Reporter Cells: Tools for Validating CAR-T Effectors for Cancer Immunotherapy

がん免疫療法研究に有用なCAR-T標的抗原発現ルシフェラーゼレポーター細胞

【最終開催日:2023年4月】
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞は、悪性腫瘍、特に液性腫瘍の治療に顕著な効果を発揮しています。CAR-T細胞の生物機能をin vitroで評価する場合、一般的に手間のかかる共培養実験や免疫測定が必要となりますが、ドナー間のばらつきやその他の要因により、新規のCAR-T細胞のバリデーションにおいて再現性に課題が残されています。
本ウェビナーでは、CD19、CD20、HER2といった臨床的に重要なCAR-T標的抗原を細胞表面において天然型で高レベル発現している、新しいルシフェラーゼレポーター発現腫瘍細胞株をご紹介します。さらに、これらの汎用性の高いレポーター細胞株が、どのようにCAR-T細胞の機能を調べるために利用できるかをご紹介します。
ATCC® CAR-T Target Luciferase Reporter Cells
気道上皮モデルの毒性応答ウェビナー Contrasting the Toxicological Responses of Differentiated and Undifferentiated Primary Airway Epithelial Cells Webinar

完全分化および未分化細胞を用いた気道上皮モデルの毒性応答の比較

【最終開催日:2023年3月】
従来のin vitro気道モデルは、生理学的な関連性がないため、候補化合物の有意義で正確な毒性評価を行えないことが多くありました。それに対して、先進的なin vitro三次元モデルは、医薬品開発や基礎研究に使用するための、より有用な情報の提供が期待できます。
これを検証するために、ATCC®の研究者たちは、完全分化または未分化の初代ヒト気管支上皮細胞(HBECs)からなる三次元気道モデルを構築し、有害物質の塩化カドミウムと抗真菌剤のペンタミジンを短期間および長期間に渡って作用させました。
本ウェビナーでは、これらの先進的なモデルを用いて、未知の化合物の短期間および長期間曝露に対する毒性応答を評価し、今後の気道毒性研究の有用なツールとして活用できることを示すデータをご紹介します。
hTERT不死化細胞株
三次元気道モデルウェビナー Primary Airway Cells in 3-D Models: Optimizing Culture at the Air-liquid Interface Webinar

初代気道細胞を用いた三次元モデル:気液界面における培養の最適化

【最終開催日:2023年3月】
先進的なin vitro気道モデルは、ヒトの呼吸器系研究への応用が期待されています。しかし、これらの先進的なモデルの生成時に伴う多くの変動要因は、不完全な分化や一貫性のない分化を引き起こす可能性があります。
ATCC®の研究者たちは、これらの変動要因を減らすために、ヒト気管支上皮細胞(HBECs)を気液界面(ALI)条件下で培養して、完全に分化した三次元気道モデルを構築する最適な方法を樹立しました。このALIモデルにおいて、ATCC®および他社の初代培養HBEC、hTERT不死化HBEC、および様々な市販培地の、異なる生産ロットについて評価を行いました。
本ウェビナーでは、医薬品開発研究、毒性試験、基礎研究に有用な、一貫して上皮分化が行われた三次元気道モデルを確実に作成するための技術や手順についてご説明します。
hTERT不死化細胞株
表皮細胞の三次元モデルウェビナー 3-D Models for Absorption and Cosmetic Toxicity Studies: Primary and Immortalized Epidermal Cells Webinar

化粧品の吸収性および毒性研究に有用な不死化表皮細胞の三次元モデル

【最終開催日:2023年3月】
表皮や口腔表面における、薬物や化粧品の候補物質の毒性を明らかにするためには、生理的に適切な細胞モデルが必要です。初代細胞は生物学的妥当性が高い反面、ドナー間のばらつきが大きく、生体内での特定の機能が失われ、寿命が限られるという問題を抱えています。
毒性試験への使用のために、細胞がより長期間にわたってより多くの増殖をするように、ATCC®ではさまざまな種類のヒト皮膚や歯肉由来の初代細胞にヒトテロメラーゼ(hTERT)を導入して、不死化させました。これらの細胞は、表皮バリアの形成、メラニン生成、クロルヘキシジンなどの試験化合物に対する感受性など、初代細胞の特徴を維持し、長く生存することが試験・検証されています。
さらに、このhTERT不死化細胞は、単独培養あるいは他の細胞との共培養により、複雑な皮膚色素形成過程の研究、ハイスループット・スクリーニング、環境・化粧品の毒性学、細胞代謝の基礎研究などに利用することができます。
hTERT不死化細胞株
腎トランスポーターモデル細胞ウェビナー Enable Renal ADME and Pharmaco-kinetics Studies Using Solute Carrier Transporter Cells Webinar

SLCトランスポーター細胞を用いた腎臓の薬物動態試験(ADME)の可能性

【最終開催日:2023年2月】
細胞ベースのアッセイ系を構築する際に、多くの毒性学者は、生物学的関連性が高く、細胞のばらつきを発生させず、かつハイスループットアッセイを行うのに十分な増殖能力を持つ細胞を入手する必要があります。さらに、腎臓の膜トランスポーターは薬物体内動態や腎クリアランスに重要な役割を果たしていますが、現在の腎臓モデルの多くは培養することにより、有機アニオントランスポーター(OAT)1、3や、有機カチオントランスポーター(OCT)2の発現を失っています。
これらの問題に対処するために、ATCC®はOAT1、OCT2、またはOAT3遺伝子を安定的に過剰発現させたhTERT不死化初代腎近位尿細管上皮細胞(RPTEC)を用いて、生理的に適切なトランスポーター細胞モデルを作製しました。
本ウェビナーでは、これらの細胞株が組織と相関性を有する結果をもたらし、長期間にわたる一貫性を向上させ、臨床試験の予測可能性をもたらすことを示すデータをご紹介いたします。
hTERT不死化細胞株の腎細胞モデル
毒性学アッセイ用細胞ウェビナー ATCC's Toxicology Portfolio: Tools for Every Stage of Your Preclinical Drug Development Workstream Webinar

医薬品開発での前臨床の各段階に有用な毒性学アッセイ用の細胞

【最終開催日:2023年2月】
細胞ベースの毒性アッセイでは、予測的な大規模実験を行うために、生物学的に関連する多数の細胞が必要です。ヒトテロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)によって不死化された初代細胞は、生理学的特性を失うことなく、連続した細胞株の増殖特性を示します。
本ウェビナーでは、ATCC®の科学者が、毒性学的アッセイにおける様々な呼吸器、皮膚、腎臓モデルの特徴と有用性についてご説明します。さらに、これらの改良型初代細胞が、毒性学的アッセイを含むあらゆるセルベースアッセイにおいて、組織と関連した結果と再現性を提供する効果的なツールであることを示すデータもご紹介します。
hTERT不死化細胞株
細胞培養ウェビナー Culturing Cells: Best Practices to Ensure High Performance and Reproducibility Webinar

細胞培養において高いパフォーマンスと再現性を得るための最善の手法

【最終開催日:2023年1月】
細胞ベースのアッセイを行うには、細胞の培養を成功させることが重要です。しかし、最も経験のある科学者でさえ、その培養に問題が生じることがあります。
本ウェビナーでは、細胞培養の開始、拡大培養、認証、凍結保存に関するヒントやテクニックなど、細胞培養のベストプラクティスをご紹介します。
ヒトSTRプロファイリング細胞認証サービス

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2022年開催ウェビナー

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演 題 要 旨 関連製品
ルシフェラーゼ発現レポーター細胞株ウェビナー Track THP-1 Monocyte Signal Transduction with a Bigger, Better, Brighter Signal Webinar

THP-1単球のシグナル伝達を大きく、良く、明るく追跡する手法

【最終開催日:2022年11月】
がん免疫療法は、がん治療の新しいアプローチとして注目されており、免疫腫瘍学は、がん治療の中でも最も急速に発展している分野の一つです。免疫調節薬と生物学的製剤の開発において、免疫活性化を評価するため、ヒト細胞をベースにしたモデルの需要が高まっています。
このニーズに応えるため、ATCC®は、NF-κB、GAS、CRE、およびAP-1などの免疫調節転写因子の応答エレメントを含むTHP-1ルシフェラーゼレポーター細胞株を作製しました。これらの細胞株は、感度および特異性が高く、刺激に応じて用量依存性の強力なルシフェラーゼシグナルを発します。
本ウェビナーでは、THP-1ルシフェラーゼレポーター細胞株が、シグナル伝達経路の研究、免疫応答の活性化因子または阻害因子を見つけるための化合物スクリーニング、および新薬や化学物質の有効性の評価に役立つツールであることを示すデータを紹介します。
THP-1ルシフェラーゼ発現レポーター細胞株
気道モデル毒性研究ウェビナー Does Differentiation Matter? Comparing the Toxicological Response Between Airway Epithelial Models Webinar

完全分化および未分化細胞を用いた気道上皮モデルの毒性反応の比較

【最終開催日:2022年11月】
従来のin vitro気道モデルは、生理学的な関連性がないため、候補化合物の有意義で正確な毒性評価を行えないことが多くありました。それに対して、先進的なin vitro三次元モデルは、医薬品開発や基礎研究に使用するための、より有用な情報の提供が期待できます。
これを検証するために、ATCC®の研究者たちは、完全分化または未分化の初代ヒト気管支上皮細胞(HBECs)からなる三次元気道モデルを構築し、有害物質の塩化カドミウムと抗真菌剤のペンタミジンを短期間および長期間に渡って作用させました。
本ウェビナーでは、これらの先進的なモデルを用いて、未知の化合物の短期間および長期間曝露に対する毒性反応を評価し、今後の気道毒性研究の有用なツールとして活用できることを示すデータをご紹介します。
hTERT不死化細胞株
CAR-Tレポーターウェビナー Luciferase Reporter Cancer Cell Lines: Facilitate Your CAR-T Development Webinar

CAR-T研究に有用なルシフェラーゼレポーター発現の腫瘍細胞株

【最終開催日:2022年10月】
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞は、悪性腫瘍、特に液性腫瘍の治療に顕著な効果を発揮しています。CAR-T細胞の生物機能をin vitroで評価する場合、一般的に手間のかかる共培養実験や免疫測定が必要となりますが、ドナー間のばらつきやその他の要因により、新規のCAR-T細胞のバリデーションにおいて再現性に課題が残されています。
本ウェビナーでは、CD19、CD20、HER2といった臨床的に重要なCAR-T標的抗原を細胞表面において天然型で高レベル発現している、新しいルシフェラーゼレポーター発現腫瘍細胞株をご紹介します。さらに、これらの汎用性の高いレポーター細胞株が、どのようにCAR-T細胞の機能を調べるために利用できるかをご紹介します。
ATCC® CAR-T Target Luciferase Reporter Cells
三次元気道モデルウェビナー Evaluating the Differentiation Potential of Primary Airway Cells in 3-D Models Webinar

初代気道細胞から構築した三次元モデルの細胞分化の評価

【最終開催日:2022年10月】
先進的なin vitro気道モデルは、ヒトの呼吸器系研究への応用が期待されています。しかし、これらの先進的なモデルの生成時に伴う多くの変動要因は、不完全な分化や一貫性のない分化を引き起こす可能性があります。
ATCC®の研究者たちは、これらの変動要因を減らすために、ヒト気管支上皮細胞(HBECs)を気液界面(ALI)条件下で培養して、完全に分化した三次元気道モデルを構築する最適な方法を樹立しました。このALIモデルにおいて、ATCC®および他社の初代培養HBEC、hTERT不死化HBEC、および様々な市販培地の、異なる生産ロットについて評価を行いました。
本ウェビナーでは、医薬品開発研究、毒性試験、基礎研究に有用な、一貫して上皮分化が行われた三次元気道モデルを確実に作成するための技術や手順についてご説明します。
hTERT不死化細胞株
オルガノイド培養ウェビナー Organoid Growth Media: Techniques to Help You Streamline Culture Webinar

オルガノイド培養を効率化させる増殖培地

【最終開催日:2022年9月】
オルガノイドは、がん研究、新規治療法の開発と標的化、トランスレーショナルながん研究の促進に役立つ貴重なツールです。これらの三次元モデルは、in vivoの腫瘍微小環境を予測することができるため、より重要なものとなってきています。ATCC®では、オルガノイド培養を簡便化するために、効率的な培地調製を行える使い切りサイズのサプリメントからなるオルガノイド増殖キットを開発しました。
本ウェビナーでは、がん研究および薬剤開発における腫瘍由来オルガノイドの有用性に特に焦点を当てた上で、ヒト腫瘍培養モデルを作製しているHuman Cancer Model Initiative(HCMI)についてご説明します。さらに、増殖キットを用いたオルガノイド培地作製のビデオチュートリアルをお見せし、本キットを用いることで培地調製に必要な時間と労力をいかに削減した上で、オルガノイドの増殖を成功できるかをご紹介します。
Human Cancer Models Initiative(HCMI)作製の次世代がんモデル
細胞培養ウェビナー Cell Culture Basics: Initiate, Expand, Authenticate, and Cryopreserve Your Cells with Confidence Webinar

細胞培養の基本:培養の開始、拡大培養、認証、凍結保存

【最終開催日:2022年9月】
細胞ベースのアッセイを行うには、細胞の培養を成功させることが重要です。しかし、最も経験のある科学者でさえ、その培養に問題が生じることがあります。本ウェビナーでは、細胞培養の開始、拡大培養、認証、凍結保存に関するヒントやテクニックなど、細胞培養のベストプラクティスをご紹介します。 ヒトSTRプロファイリング細胞認証サービス
細胞認証ウェビナー Cell Line Authentication: Protect Your Research and Reputation Webinar

研究を守るために必要な細胞株の認証

【最終開催日:2022年8月】
細胞株の誤同定や汚染は、ライフサイエンス研究に大きな影響を与え、論文の撤回や研究者に対する信頼性の低下をもたらし、得られたデータが意味をなさなくなり、また金銭的な損失につながる可能性があります。
本ウェビナーでは、ヒトやマウスのSTR(Short-Tandem Repeat)プロファイリング、マイコプラズマ検出、シトクロム C 酸化酵素サブユニット I(COI)遺伝子領域を用いたDNAバーコーディングによる種の同定など、ATCC®の認証サービスおよび製品のポートフォリオを使用することで、再現性のある研究環境を取り戻す方法についてご紹介します。
ヒトSTRプロファイリング細胞認証サービス
皮膚マイクロバイオームウェビナー Skin Microbiome: Considerations, Applications, and Future Directions

皮膚マイクロバイオームについて:考察、応用、今後の方向性

【最終開催日:2022年8月】
皮膚は、細菌、真菌類、ウイルスのコロニー形成を促進する保護バリアとして機能します。皮膚に生息する微生物群は、皮膚マイクロバイオームとも呼ばれ、病原体に対する防御を提供し、免疫系を積極的に調節しています。皮膚マイクロバイオームは、宿主、遺伝、環境、スキンケア製品の使用、皮膚疾患などの影響を受けます。
微生物の培養を行わずに、16S rRNA遺伝子の特定領域(主に可変領域V1~V3)の塩基配列を決定する方法により、健常および疾患状態における皮膚マイクロバイオームの役割に関する理解が広がっています。しかしながら、皮膚マイクロバイオームの研究には、試料中の生物量が少ないことなど、本質的な課題があり、結果を得ることやその解釈の妨げになることがあります。さらに、試料採取方法やバイオインフォマティクスにおけるアプローチ法が標準化されていないこと、抽出や増幅のバイアスが結果に影響を与えることもあります。
本ウェビナーでは、皮膚マイクロバイオーム研究において、標準試料の使用により、試料採取からデータ解析までのワークフローの様々な段階におけるバイアスを特定することに役立つことをご説明します。皮膚マイクロバイオームの分野が臨床やその他のアプリケーションにつながるにつれ、健常および疾患状態における主要な微生物種の構成とその機能を理解するために、用いられる手法は極めて重要なものとなっています。
ATCC® Microbiome Standards
hTERT不死化表皮初代細胞ウェビナー hTERT-immortalized Primary Epidermal Cells: Key Components in Complex Toxicological Models Webinar

複雑な毒性モデルとして有用なhTERT不死化表皮初代細胞

【最終開催日:2022年7月】
表皮や口腔表面における、薬物や化粧品の候補物質の毒性を明らかにするためには、生理的に適切な細胞モデルが必要です。初代細胞は生物学的妥当性が高い反面、ドナー間のばらつきが大きく、生体内での特定の機能が失われ、寿命が限られるという問題を抱えています。毒性試験への使用のために、細胞がより長期間にわたってより多くの増殖をするように、ATCC®ではさまざまな種類のヒト皮膚や歯肉由来の初代細胞にヒトテロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)を導入して、不死化させました。これらの細胞は、表皮バリアの形成、メラニン生成、クロルヘキシジンなどの試験化合物に対する感受性など、初代細胞の特徴を維持し、長く生存することが試験・検証されています。
さらに、このhTERT不死化細胞は、単独培養あるいは他の細胞との共培養により、複雑な皮膚色素形成過程の研究、ハイスループット・スクリーニング、環境・化粧品の毒性学、細胞代謝の基礎研究などに利用することができます。
hTERT不死化細胞株
セルバンクウェビナー Enable Your Drug Development with cGMP/cGTP Cell Banking and cGMP Storage Webinar

医薬品開発に有用なcGMP準拠の細胞バンクおよび細胞保管

【最終開催日:2022年7月】
ATCC®は約1世紀にわたり、細胞バンクおよび細胞保存のパイオニアとして、最も信頼性が高く標準化された手順と機器を用いて、重要なバイオマテリアルを製造・保管しています。現在、これらのサービスをcGMP(Good Manufacturing Practices、現行の適正製造基準)準拠でご提供できます。また、ATCC®のcGMPバイオレポジトリ(生体試料の収集・保管)の専門家が、お客様の生物試料の特性評価、パッケージング、保管、分配を行い、お客様の細胞バンクの安全性と完全性を確保します。さらに、医薬品や生物製剤の開発に不可欠な哺乳類の連続試料や、幹細胞、ヒト組織からの初代細胞などの出発物質をご提供することができます。
本ウェビナーでは、ATCC®の新しいcGMPサービスについてご説明し、時間と労力のかかるお客様自身での製造を避けて、関連するリスクとコストを排除する方法をご紹介します。
原生生物培養ウェビナー Tips and Techniques for Successfully Culturing Protists Webinar

原生生物培養のヒントとテクニック

【最終開催日:2022年6月】
ATCC® Protistology Collectionは、分類学的に多様な原生生物の生体ストックを集めた米国で唯一の一般サービスコレクションであり、寄生原生生物を集めた世界で唯一の大規模貯蔵サービスでもあります。原生動物と藻類に関するATCC®の広範なラインナップは、約1世紀前のATCC®設立以来の、多くの研究者、コレクション科学者、生物学者の長年にわたる経験の賜物です。これにより、ATCC®の原生生物学部門は、臨床的にも資産的にも重要なこのコレクションに関する膨大な知識を蓄積することができました。本ウェビナーでは、科学界や一般社会における原生生物の役割を探り、これらの多様な生物の播種、拡大培養、凍結保存、認証について詳しくご説明します。
オルガノイド培養ウェビナー Tips and Techniques for Successfully Culturing Organoids Webinar

オルガノイド培養のヒントとテクニック

【最終開催日:2022年5月】
現在利用可能な前臨床がんモデルは、がんの生物学的研究、個別化された治療法の開発、ユニークなバイオマーカーの同定には不十分な場合が多々あります。この不十分さに対処するため、ATCC®はHuman Cancer Model Initiative(HCMI)と協力し、80種類以上のオルガノイドを用いた約150種類の患者由来モデルを発表しました。これらの高度なモデルの臨床データおよびシークエンスデータは、HCMIの検索可能なカタログ、およびGenomic Data Commons(GDC)データポータルにリンクされたATCC®ウェブサイトから入手できます。がんモデルの提供に加えて、ATCC®は、オルガノイドの培養プロトコルと完全培地を提供することで、これらの複雑な微小組織の培養を初めて行う科学者をサポートしています。
本ウェビナーでは、オルガノイドの解凍、拡大培養、凍結保存の各プロセスの手順を、段階を追って徹底的に実演紹介します。
Human Cancer Models Initiative(HCMI)作製の次世代がんモデル
バイオインフォマティクスウェビナー Genomic Data Quality: Connecting the Dots Between Bioinformatics and Physical Materials Webinar

バイオインフォマティクスと物理的な材料の接点となるゲノムデータの品質

【最終開催日:2022年5月】
生物由来試料とゲノムデータの間におけるデータ来歴の断絶は、メタデータと配列データの双方におけるエラーや欠落が結果の正確な解釈を妨げることになるため、科学的再現性の課題となっています。この問題に対処するため、ATCC®はコレクション内のすべての生物試料について、データ来歴の100%確定を目指しています。
ATCC® Genome Portalは、全ゲノム配列決定、アッセンブル、ゲノムアノテーションが一貫して適用されている初のゲノムデータ収納庫で、すべてのデータと手順が完全に認証され、当社の培養コレクション内の物理生物材料まで追跡できることが求められる品質保証プログラムです。本ウェビナーでは、ゲノミクスにおけるデータ来歴の重要性と、高品質で認証された参照ゲノム配列を作製するためのATCC®のアプローチについて詳しく説明します。
ウイルス株増殖ウェビナー Tips and Techniques for Propagating your Viral Strains Webinar

ウイルス株増殖のヒントとテクニック

【最終開催日:2022年5月】
ウイルスは病原性を有する細胞内生物であり、増殖するためには生きた細胞を必要とします。しかしながら、経験豊富なウイルス研究者であっても、異なるウイルス種を培養する際には問題が生じることがあります。ATCC®の製造科学技術(MSAT)ウイルス学部門は、新しいウイルス製品の製造とトラブルシューティングに取り組み、製品改良の研究を行っています。本ウェビナーでは、MSATのウイルス学者が、ウイルスの増殖に用いられる様々な方法を詳しくご説明し、既存のウイルス製品の品質を向上させるためにATCC®で用いられている基本的な戦略についてご説明します。
免疫チェックポイントウェビナー Checkpoint Molecule Profiling in Tumor and Immune Cell Lines: Applications for Immuno-oncology Drug Screening Webinar

腫瘍および免疫細胞株での免疫チェックポイント分子のプロファイリング

【最終開催日:2022年4月】
免疫チェックポイントの調節は、抗腫瘍免疫反応の潜在能力を引き出す有望なアプローチです。しかし、がん生物学者達はある薬剤の開発計画を導くために、異なるがん種に対する免疫チェックポイント分子の発現レベルに関する包括的なデータを必要としています。ATCC®の膨大なポートフォリオを利用することで、これらの重要な免疫チェックポイント分子の発現データを得ることができます。
本ウェビナーでは、T細胞株および様々ながん種由来の腫瘍細胞株における免疫チェックポイント分子のプロファイリングについてご紹介します。また,ヒトCD4+ T細胞株と初代CD8+ T細胞との共培養アッセイ系において、いくつかの免疫療法に対する細胞株の反応を示し、チェックポイントアッセイ開発のためのユニークで効果的なアプローチを示します。
ヒト初代培養免疫細胞
薬剤耐性モデル細胞ウェビナー CRISPR/Cas9 Genome-edited Drug-resistant Cell Models: An Advanced Approach for Overcoming Drug Resistance Webinar

CRISPR/Cas9によるゲノム編集で作製した薬剤耐性モデル細胞

【最終開催日:2022年4月】
新規抗がん剤の増加にもかかわらず、薬剤耐性の持続は、いまだにがん研究および薬剤開発における大きな課題として残っています。研究の初期段階で用いられるモデル細胞の多くは、がんが治療薬に抵抗するメカニズムを捉えることができず、創薬や臨床試験の進展を阻害しています。メラノーマのような疾患における薬剤耐性を克服し、次世代の治療薬の開発を促進するために、がん研究者達は、明らかにされた遺伝的薬剤耐性メカニズムを含む高度な全細胞モデルを必要としています。
本ウェビナーでは、CRISPRゲノム編集技術によって作製された革新的な薬剤耐性遺伝子を有するモデル細胞やレポーター標識モデル細胞が、薬剤耐性を克服する新しいタイプの治療薬の発見をどのように促進するかについてご紹介します。
Luciferase-expressing Reporter Cell Lines
細胞培養ウェビナー Tips and Techniques for Safeguarding the Health of Your Primary Cells and Cell Lines

初代細胞と細胞株の健康を守るためのヒントとテクニック

【最終開催日:2022年3月】
ATCC®は、凍結保存細胞、培養試薬、培養リソースのゴールドスタンダードとして認められてきました。過去60年以上にわたり、私たちは細胞培養について最善かつ標準的な手技を確立してきました。これらのヒントとテクニックの積み重ねは、他者の追随を許さない知識のデータベースへと発展してきました。
本ウェビナーでは、その膨大な経験を活かし、最適な結果と性能を確保するための細胞培養のベストプラクティスをご紹介します。培養開始、拡大培養、細胞認証、凍結保存など、細胞培養の成功のためのすべての面を網羅した情報をお届けします。
ヒトSTRプロファイリング細胞認証サービス
ウイルス産生用細胞ウェビナー Give Your Virus and Viral Vaccine Production a Boost with CRISPR/Cas9-Engineered Host Cells Webinar

ウイルスおよびウイルスワクチンの産生を促進するCRISPR/Cas9で改変した宿主細胞

【最終開催日:2022年3月】
新種のウイルス性病原体が次々と出現する中、ワクチン製造プロセスの迅速化が急務となっています。哺乳動物細胞系を用いた現在の製造ワークフローは、ウイルス粒子や抗原を産生する、ほんの一握りの継代細胞株の大規模培養に依存しています。
ATCC®は、抗ウイルスワクチン開発のスピードアップを図るため、CRISPR/Cas9遺伝子編集を用いて、ウイルスワクチン製造によく使われる細胞株であるVeroやMDCKのウイルス生産効率を向上させました。この改変細胞は、デングウイルス2型ニューギニアC株やインフルエンザAウイルスなどのウイルスを、対応する親細胞株よりも10倍高い力価で産生します。このことは、この改変細胞をウイルス産生ワークフローに組み込むことにより、ウイルスワクチン製造に関わるコストを大幅に削減できる可能性を示唆しています。
高力価のウイルスを産生する細胞株
hTERT不死化初代細胞ウェビナー Reproducibility and Physiological Relevance: The ATCC Toxicology Portfolio Webinar

hTERT不死化初代細胞の毒性学アッセイにおける再現性と生理学的妥当性

【最終開催日:2022年3月】
細胞ベースの毒性アッセイでは、予測的な大規模実験を行うために、生物学的に関連する多数の細胞が必要です。ヒトテロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)によって不死化された初代細胞は、生理学的特性を失うことなく、連続した細胞株の増殖特性を示します。
本ウェビナーでは、ATCC®の科学者が、毒性学的アッセイにおける様々な呼吸器、皮膚、腎臓モデルの特徴と有用性についてご説明します。さらに、これらの改良型初代細胞が、毒性学的アッセイを含むあらゆるセルベースアッセイにおいて、組織と関連した結果と再現性を提供する効果的なツールであることを示すデータもご紹介します。
hTERT不死化細胞株
神経前駆細胞由来ニューロスフェアウェビナー Modeling Toxicity with Neural Progenitor Cell-derived Neurospheres Webinar

神経前駆細胞由来ニューロスフェアを用いた毒性モデル

【最終開催日:2022年2月】
毒性学者達の間では、マーカー発現、細胞内外のシグナル伝達、分化能、溶質勾配などの特徴に関して、二次元の接着培養系よりも三次元の細胞培養系の方が生体内の状況をよく表していると広く認識されています。ニューロスフェアは三次元神経モデルであり、前述の特徴により神経系に対する新規化合物の毒性学的影響をスクリーニングするために注目されています。ヒトiPS細胞由来の神経前駆細胞(NPC)は、クローン性増殖が可能で、様々な神経サブタイプに分化し、容易にニューロスフェアを形成できるため、毒性スクリーニングに魅力的なリソースです。
本ウェビナーでは、ATCC® NPCsからニューロスフェアを生成する簡単な方法についてご説明します。次に、このニューロスフェアが複数の脳系細胞に分化し、薬理学的薬剤に対して予想どおりに反応することを示すデータを示し、毒性学的アッセイへの使用の可否を確認します。
ATCC® Neural Progenitor Cells(神経前駆細胞)
バクテリア培養ウェビナー Tips and Techniques for Successfully Growing Bacteria in Culture Webinar

バクテリアの培養を成功させるためのヒントとテクニック

【最終開催日:2022年2月】
特殊な増殖条件を必要とする「気難しい」菌種は、理想的な培養条件を特定することが特に困難な場合があります。ATCC®は、ほぼ1世紀にわたってモリクテス綱や極限環境微生物のような増殖が困難な細菌を含む、数多くの微生物種を増殖・維持してきました。本ウェビナーでは、さまざまな細菌の増殖を成功させるためにATCC®で使用されている様々な方法と技術について、また、気難しい株を培養する際に研究者が使用しているトラブルシューティングのヒントについて詳しくご説明します。
腎トランスポーターモデル細胞ウェビナー Kidney SLC Transporter Cells - Reliable Tools for Assessing Renal Solute Passage and Drug Toxicity Webinar

腎トランスポーターモデル細胞:腎臓の溶質通過性と薬物毒性を評価する信頼性の高いツール

【最終開催日:2022年2月】
細胞ベースのアッセイ系を構築する際に、多くの毒性学者は、生物学的関連性が高く、細胞のばらつきを発生させず、かつハイスループットアッセイを行うのに十分な増殖能力を持つ細胞を入手する必要があります。さらに、腎臓の膜トランスポーターは薬物体内動態や腎クリアランスに重要な役割を果たしていますが、現在の腎臓モデルの多くは培養することにより、有機アニオントランスポーター(OAT)1、3や、有機カチオントランスポーター(OCT)2の発現を失っています。
これらの問題に対処するために、ATCC®はOAT1、OCT2、またはOAT3遺伝子を安定的に過剰発現させたhTERT不死化初代腎近位尿細管上皮細胞(RPTEC)を用いて、生理的に適切なトランスポーター細胞モデルを作製しました。
本ウェビナーでは、これらの細胞株が組織と相関性を有する結果をもたらし、長期間にわたる一貫性を向上させ、臨床試験の予測可能性をもたらすことを示すデータをご紹介いたします。
hTERT不死化細胞株の腎細胞モデル
EMTレポーター細胞ウェビナー EMT Reporter Cell Lines: Migrating to Better Models of Transition

がん転移モデルとして優れたEMT / METレポーター細胞株

【最終開催日:2022年1月】
上皮間葉転換(Epithelial-to-mesenchymal transition:EMT)と、その逆の現象の間葉上皮転換(Mesenchymal-epithelial transition:MET)は、腫瘍細胞の移動と浸潤に関与する生理的なメカニズムです。
転移研究に有用な高度な生物学的モデルを研究者に提供するために、ATCC®はCRISPR/Cas9技術を用いて、数多くのEMTおよびMETレポーター細胞株を作製しました。これらのレポーター細胞株は、赤色蛍光タンパク質(RFP)タグ融合ビメンチンや緑色蛍光タンパク質(GFP)融合E-カドヘリンの発現により、細胞の上皮から間葉系への移行(またはその逆)をリアルタイムにモニタリングすることができます。
本ウェビナーでは、気道、大腸、乳腺、膵臓の細胞株から得られたEMT / METモデルの概要を説明し、その開発と検証において得られた転換についての幅広いデータをご紹介します。
EMT Reporter Cell Line
合成分子標準ウェビナー Genomic and Synthetic Molecular Standards: Build a Better Assay

より良いアッセイ系の構築に有用なゲノムおよび合成分子標準物質

【最終開催日:2022年1月】
信頼性の高いコントロールは、分子ベースのアッセイを開発する上で非常に重要な要素です。しかし、微生物試料からの核酸の抽出、調製、品質管理、定量には時間と労力がかかります。特に結核菌のように培養物の取り扱いに高度な生物学的安全処置が必要な場合や、ノロウイルスのように培養が困難なものを扱う場合はその傾向が顕著です。
このようなニーズに対応するため、ATCC®では定量的核酸増幅(NAAT)アプリケーションに便利で使いやすく、信頼性の高いコントロールを提供する分子標準物質の製品ラインナップを開発しました。これらのプロセス用コントロールは、高度に検証されており、培養作業、核酸の抽出、および定量の負担を軽減します。
本ウェビナーでは、ヒトの病原体からマイクロバイオームの構成要素まで、提供する製品ラインナップを拡大しているATCC®の分子標準物質と、これらの製品を診断用アッセイの開発に使用できる可能性を示すアプリケーションデータをご紹介します
ATCC® Microbiome Standards

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2021年開催ウェビナー

演題をクリックすると、ウェビナー録画版の掲載ページへリンクします。

演 題 要 旨 関連製品
hTERT不死化メラノサイトウェビナー hTERT Immortalized Melanocytes - Add Color to Your Drug Development and Toxicity Studies

医薬品開発および毒性試験に有用なhTERT不死化メラノサイトについて

【最終開催日:2021年12月】
医薬品の開発や毒物の研究には、主要な表現特性を維持した生理学的に適切なモデル細胞が必要です。しかし、このような生理的in vitroモデルには、ドナーとドナーの間のばらつき、in vivoでの特定の機能の喪失、寿命の制限などの弱点があります。
本ウェビナーでは、ヒトのテロメラーゼを初代メラノサイトに導入して作成した2種類の不死化メラノサイト細胞モデル(hTERT新生児メラノサイトおよびhTERT成人メラノサイト)をご紹介します。これらのモデルは、長寿命であることや、メラニン生成などの初代細胞の特徴を維持していることが試験され、検証されています。不死化メラノサイトは、皮膚の色素形成の複雑なプロセスの研究、ハイスループットスクリーニング、環境/化粧品の毒性、および細胞代謝の基礎研究に使用できます。
hTERT不死化細胞株の皮膚モデル
ニューロスフェアウェビナー Neural Progenitor Cell-derived Neurospheres: Build Dimension into Your Toxicity Studies

毒性試験に新たな次元をもたらす神経前駆細胞由来のニューロスフェアについて

【最終開催日:2021年12月】
ニューロスフェア(神経幹細胞塊)は、薬剤候補物質の神経毒性を調べる際の二次元培養法に代わる方法として、近年注目を集めています。従来のin vitroのニューロスフェア培養は、部位特異的な組織から分離されていましたが、この方法で得られたニューロスフェアは、非常に動的で、クローンでなく、変化に富んでいます。このような動的な性質を持つため、研究者は実験のパラメーターを操作・制御することが難しく、実験結果に混乱をもたらします。
ヒトiPS細胞由来の神経前駆細胞(NPC)は、クローン的に増殖し、さまざまな神経サブタイプに分化させることができるため、毒性スクリーニングのための魅力的な手段となります。本ウェビナーでは、ATCC®のNPCからニューロスフェアを生成する簡単な方法をご説明します。そして、このニューロスフェアが複数の脳系細胞に分化し、薬剤に対して期待通りの反応を示したデータを示し、毒物学的アッセイにおける可能性を検証します。
ATCC® Neural Progenitor Cells(神経前駆細胞)
HIV-1感染モデルのニューロスフェアウェビナー Extracellular Vesicles, HIV-1, and Neurospheres: Touching a Nerve

HIV-1感染モデルとしてのニューロスフェアと、幹細胞由来EVを用いた治療の可能性について

【最終開催日:2021年12月】
エクソソームなどの細胞外小胞(EV)は、細胞間のコミュニケーションにおいて重要な役割を担い、それにより様々な生理的・病理的プロセスにおいて重要な役割を果たしています。これらの効果はドナー細胞によって異なり、レシピエント細胞に有益な場合もあれば有害な場合もあります。
HIV-1は依然として不治の病であり、抗レトロウイルス薬の併用療法(cART)が開発されたにもかかわらず、HIV-1感染者の少なくとも50%がHIV関連神経認知障害(HAND)に罹患していると報告されています。
近年では、神経前駆細胞(NPC)由来のニューロスフェア(神経幹細胞塊)を用いて、さまざまな向神経性ウイルスの作用についてモデル化されています。

本ウェビナーでは、幹細胞由来のEVが、HIV-1感染したNPC由来のニューロスフェアに与える影響の可能性を検証します。幹細胞由来のEVが、損傷を受けた細胞の神経保護や抗炎症作用を調節している可能性を示唆するデータをご紹介します。これらのデータは、HIV-1感染モデルとしてのNPC由来のニューロスフェアの実現可能性と、HIV-1感染によって引き起こされた細胞障害を回復させるための幹細胞由来EVの可能性を示すものです。
ATCC® Exosomes(エクソソーム)
ゲノムポータルウェビナー Addressing the Need for Accuracy and Traceability in Microbial Genomic Data: The ATCC Genome Portal

微生物ゲノムデータの正確さとトレーサビリティーに対応したATCC® Genome Portalについて

【最終開催日:2021年11月】
次世代シークエンシング(NGS)技術は、微生物研究を急速に変化させています。これまでのシークエンサーを用いたアプリケーションは、バイオインフォマティクス解析の際に、完全にアッセンブルされた参照ゲノムに依存してきました。しかしながら公共のデータベースは、コンセンサスに基づいたゲノム配列が利用可能ではありますが、ゲノムデータの品質、完全性、信頼性、正確性、およびトレーサビリティーは不十分です。ゲノムデータの基準がないため、研究者が自分のゲノム情報を解釈してインパクトのある相関関係を作ろうとすると、潜在的なエラーを引き起こす可能性があります。
ATCC®ではこれらの課題に対処するため、NGSおよびゲノム情報のアッセンブルに確固たるワークフローを導入し、コレクション内の生物試料の特性評価を強化しました。その結果、認証されたATCC®の生物試料と、対応するメタデータを有する参照品質レベルの微生物ゲノム情報がペアとなり、ATCC® Genome Portalにおいて研究者のコミュニティーに公開されています。
細胞認証ウェビナー Restoring the Reproducibility in Research: Four Tools to Authenticate Your Cells

細胞を認証するための4つのツールについて

【最終開催日:2021年11月】
ライフサイエンス研究における再現性の欠如は、広範囲に影響を及ぼす危機的状況です。細胞株の誤認や汚染は、生物医学研究に大きな影響を与え、論文の撤回、信頼性の喪失、データの無効化、経済的コストにつながる可能性があります。
本ウェビナーでは、ヒトやマウスのSTRプロファイリング、マイコプラズマの検出、シトクローム1オキシダーゼのDNAバーコード解析による生物種の同定など、ATCC®の認証サービスや製品のポートフォリオを利用して、研究の再現性を回復する方法をご紹介します。
ヒトSTRプロファイリング細胞認証サービス
細胞培養ウェビナー Best Practices for Cell Culture

細胞培養における最善の手法

【最終開催日:2021年10月】
ATCC®は、95年以上にわたり研究者のコミュニティに生体材料を供給してきたことにより、凍結保存細胞、培養試薬、培養リソースのゴールドスタンダードとして認められてきました。論理的な実験により、細胞培養におけるベストプラクティスを見出し、これらのヒントとテクニックの積み重ねは、他者の追随を許さない知識のデータベースへと発展してきました。
本ウェビナーでは、その膨大な経験を活かし、最適な結果と性能を保証する細胞培養のベストプラクティスを共有します。培養開始、拡大培養、細胞認証、凍結保存など、細胞培養の成功のためのすべての面を網羅した情報をお届けします。
新形コロナスパイクタンパク質ウェビナー Variations of the SARS-CoV-2 Spike Protein - Challenges and Impact Webinar

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質のバリエーションについて

【最終開催日:2021年10月】
SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)において、スパイクタンパク質は、ウイルス表面の不可欠な部分であり、ウイルスのヒト細胞への侵入を媒介する役割を担っています。この病気の診断と治療管理において、スパイクタンパク質は科学的な議論の主要な対象になっています。SARS-CoV-2の突然変異がパンデミックの連続した波の中で報告されていることにより、スパイクタンパク質の生物学的バリエーションを研究することの重要性が示され、様々な分野の科学者たちの最大の関心事となっています。
本ウェビナーでは、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質に関する背景知識と、最近の科学的知見がワクチン開発にどのように貢献したかを紹介するとともに、スパイクタンパク質のバリエーションによってもたらされる潜在的な複雑さや、この知識が将来のパンデミック状況の管理にどのような影響をもたらすかをご説明いたします。
EMTレポーター細胞ウェビナー Modeling Invasion and Metastasis with Epithelial to Mesenchymal Transition Reporter Models Webinar

上皮-間葉転換レポーターモデルによる浸潤と転移のモデル化

【最終開催日:2021年9月】
(録画版準備中)
上皮間葉転換(Epithelial to mesenchymal transition: EMT)は、細胞接着力の低下と細胞運動性の増大を伴うもので、上皮マーカーの低下と間葉マーカーの上昇によって特徴づけられます。乳腺細胞株を用いたin vitroのEMTレポーターモデルは容易に入手できないため、乳がん研究者にとって、この移行をリアルタイムで追跡することは困難です。
そこでATCC®は、CRISPR/Cas9技術を用いて、MCF 10A乳腺細胞株にEMTレポーターを組み込みました。E-カドヘリンとEmGFPを融合させたノックイン遺伝子を導入し、EMTの進行をリアルタイムでモニタリングできるようになりました。導入遺伝子は、ゲノムDNA、転写産物、タンパク質レベルで確認されています。このMCF 10A E-cadherin EmGFP細胞株は、TGF-β刺激により移動が促進され、E-cadherin-GFPの発現が減少し、ビメンチンとフィブロネクチンの発現が上昇しました。この細胞株は、EMTを標的とする抗がん剤のスクリーニングに理想的なモデルです。
EMT Reporter Cell Line
細菌培養ウェビナー Best Practices in Bacteriology Webinar

バクテリア研究の最善の手法

【最終開催日:2021年9月】
(録画版準備中)
バクテリアは、温泉の熱湯から原子炉の冷却水タンクまで、様々な環境で生き残るために、何世紀にもわたって進化してきました。この驚異的な微生物について、多くのことがすでに知られていますが、バクテリアの多様性は非常に大きく、多くの種が特殊な生育条件を必要とするため、生物学者は苦労しています。
本ウェビナーでは、多種多様な細菌の増殖を成功させるためにATCC®で使用されている様々な方法と、モリクテス綱や極限環境微生物などの増殖が困難な菌株を確実に増殖させるためのトラブルシューティングのヒントをご紹介します。
原生生物コレクションウェビナー Best Practices in Protistology Webinar

原生生物研究の最善の手法

【最終開催日:2021年8月】
(録画版準備中)
ATCC ® Protistology Collectionは、分類学的に多様な原生生物の生体ストックを集めた米国で唯一の一般サービスコレクションであり、寄生原生生物を集めた世界で唯一の大規模貯蔵サービスでもあります。原生動物と藻類に関するATCC ®の広範なラインナップは、約1世紀前のATCC ®設立以来の、多くの研究者、コレクション科学者、生物学者の長年にわたる経験の賜物です。これにより、ATCC ®の原生生物学部門は、臨床的にも資産的にも重要なこのコレクションに関する膨大な知識を蓄積することができました。
本ウェビナーでは、科学界や一般社会における原生生物の役割を探り、これらの多様な生物の播種、拡大培養、凍結保存、認証について詳しくご説明します。
セルベースアッセイウェビナー Expand Your Cell-based Assays With an Unlimited, Biologically Relevant Resource

セルベースアッセイに有用なiPS細胞からの分化細胞について

【最終開催日:2021年7月】
毒物学やがんを研究している研究者は、セルベースアッセイに用いる細胞について、生理学的関連性が高い細胞を一貫して入手できる供給源がないという問題に直面しています。初代細胞の元となる組織は、様々なドナー由来となるため、実験間のばらつきが生じ、実験結果を混乱させる可能性があります。
iPS細胞から分化させた細胞は、一貫した細胞供給源と生理学的関連性の必要性を満たしています。さらにiPS細胞は、アッセイに必要な生物学的関連性を有する様々な機能的な細胞型に分化させることができます。
本ウェビナーでは、iPS細胞から分化させた細胞をどのようにしてイムノアッセイに組み込むか、および骨細胞、軟骨細胞、脂肪細胞などの細胞型にさらに分化させるかを示すデータをご提示します。
ダニ媒介疾患ウェビナー Tick-borne Diseases: Developing Molecular Approaches to Detect Babesiosis

ダニが媒介する疾患の分子的アプローチでの検出について

【最終開催日:2021年7月】
米国では、これまでヒトが住んでいなかった地域の都市化が進み、ダニが媒介する疾患(TBD)が増加していると言われています。TBDの原因となる病原体には、細菌、ウイルス、原虫などがあります。
ATCC®は、グローバルヘルス支援の一環として、革新的な治療薬や迅速な診断ツールの開発・評価に最適な数多くの標準物質を入手し、認証しています。
本ウェビナーでは、TBDの疫学、診断法の現状、TBD研究を促進させるためにATCC®がご提供する製品についてご紹介します。特に、Droplet Digital PCRや質量分析技術を用いてバベシア症の診断を改善することを目的とした最近のプロジェクトに焦点を当てます。
標準物質分子ウェビナー Simplifying Assay Development with Molecular Standards: Remove Culturing from the Equation

標準物質分子の使用によるアッセイ開発の簡略化について

【最終開催日:2021年6月】
信頼性の高いコントロールは、分子ベースのアッセイを開発する上で非常に重要な要素です。しかし、核酸の抽出、調製、検証には時間と労力がかかります。さらに、多くの微生物は培養が困難であったり、高レベルの封じ込め施設が必要であったりするため、さらなる専門知識と設備が必要となります。
このようなニーズに対応するため、ATCC®では、定量的PCRアプリケーションに便利で使いやすく、信頼性の高いコントロールを提供するゲノムおよび合成標準物質分子の製品ラインナップを開発しました。これらのプロセス用コントロールは、高度に検証されており、培養作業、核酸の抽出、および定量の負担を軽減します。
本ウェビナーでは、ヒトの病原体からマイクロバイオームの構成要素まで、提供する製品ラインナップを拡大しているATCC®の標準物質分子と、これらの製品を診断用アッセイの開発に使用できる可能性を示すアプリケーションデータをご紹介します。
ATCC® Microbiome Standards
受託サービスウェビナー Custom Services: Let ATCC®'s Core Competencies Ensure Your Project's Success

ATCC®の優れた受託サービスについて

【最終開催日:2021年6月】
産官学の多くの研究機関は、研究開発に専念するために、生体材料の特性評価、誘導体の作製、保管などの重要な作業を外部に委託したいと考えています。
ATCC®は、1925年の設立以来、重要な生物学的材料の認証、改変、生産、保管、および流通の基準を設定してきました。ATCC®のチームは、最初のお問い合わせの受付、作業工程のデザイン、プロジェクトの開始から、生物試料の生産、特性評価、包装、保管、流通まで、カスタムプロジェクトのプロセスのすべての段階をサポートします。
本ウェビナーでは、約1世紀にわたる業界での経験に裏打ちされた、ATCC®の研究所と生体試料の収集・保管施設が、いかにカスタマイズされた解決法をご提供できるかについてご紹介します。
ヒトSTRプロファイリング細胞認証サービス
微生物コレクションの信頼性ウェビナー The Importance of Using Next-Generation Sequencing to Further Authenticate the ATCC® Microbial Collections

微生物コレクションの信頼性向上における次世代シークエンシングの重要性について

【最終開催日:2021年4月】
次世代シークエンシング(Next-generation sequencing:NGS)は微生物研究に急速に応用されてきました。今日までシークエンシングベースのアプリケーションは標準ゲノムを利用してバイオインフォマティクス解析を行ってきました。しかしながら、公的なデータベースに統一されたゲノム配列が存在するにも関わらず、標準ゲノムデータは品質、完全性、信頼性、正確性そしてトレーサビリティの面において不十分です。ゲノム情報のスタンダードが不足していることにより、研究者が得られたゲノム情報の解釈と相関性を見出そうとする際に潜在的な誤りを生じさせることになります。
本ウェビナーではATCC®が進めてきた、NGSとゲノムアセンブリワークフローの実装によってATCC®コレクションの生物資源のキャラクタライゼーションを強化する試みについて解説します。
ATCC® Microbiome Standards
オルガノイド培養ウェビナー Organoid Culture Fundamentals: Critical Steps for Success

オルガノイドの解凍・拡大培養・凍結保存の手順を実演紹介

【最終開催日:2021年3月】
現在利用可能な前臨床がんモデルは、がんの生物学的研究、個別化された治療法の開発、ユニークなバイオマーカーの同定には不十分な場合が多々あります。この不十分さに対処するため、ATCC®はHuman Cancer Model Initiative(HCMI)と協力し、80種類以上のオルガノイドを用いた約150種類の患者由来モデルを発表しました。
これらの高度なモデルの臨床データおよびシークエンスデータは、HCMIの検索可能なカタログ、およびGenomic Data Commons(GDC)データポータルにリンクされたATCC®ウェブサイトから入手できます。がんモデルの提供に加えて、ATCC®は、オルガノイドの培養プロトコルと完全培地を提供することで、これらの複雑な微小組織の培養を初めて行う科学者をサポートしています。
本ウェビナーでは、オルガノイドの解凍、拡大培養、凍結保存の各プロセスの手順を、段階を追って徹底的に実演紹介します。
Human Cancer Models Initiative(HCMI)作製の次世代がんモデル
CRISPR/Cas9改変ワクチンウェビナー Amplify Your Viral Vaccine Production with CRISPR/Cas9-Engineered Host Cells

CRISPR/Cas9により改変した宿主細胞を用いたウイルスワクチン産生の向上

【最終開催日:2021年3月】
ポリオ、水痘、麻疹、ウイルス性肝炎などのウイルス感染症に対するワクチンは、スケールアップした培養システムで大量のウイルス粒子を産生することによって製造されます。Vero(アフリカミドリザルの腎臓由来)やMDCK(イヌの腎臓由来)のようなほんの一握りの歴史的な細胞株が、ウイルスワクチン製造のためにFDA(米国食品医薬品局)によって承認されています。しかしながら、クローンの選択と培養器材の最適化以外には、細胞株固有のウイルス産生能力を向上させることはそれほど行われていません。
ATCC®はCRISPR/Cas9遺伝子編集技術を使用して、ウイルスワクチン製造に一般的に使用される細胞株の改良版を作製しました。これらの細胞は、対応する親細胞株の10倍の力価でモデル臨床ウイルスを産生し、ウイルスおよびウイルスワクチン製造に関連するコストを大幅に削減できる可能性を有しています。
高力価のウイルスを産生する細胞株
ウイルス培養ウェビナー Virus Culture Fundamentals: Methods and Strategies for Viral Propagation

ウイルス培養の基礎について

【最終開催日:2021年2月】
ウイルスは病原性を有する細胞内生物であり、増殖するためには生きた細胞を必要とします。しかしながら、経験豊富なウイルス研究者であっても、異なるウイルス種を培養する際には問題が生じることがあります。ATCC®の製造科学技術(MSAT)ウイルス学部門は、新しいウイルス製品の製造とトラブルシューティングに取り組み、製品改良の研究を行っています。
本ウェビナーでは、MSATのウイルス学者が、ウイルスの増殖に用いられる様々な方法を詳しくご説明し、既存のウイルス製品の品質を向上させるためにATCC®で用いられている基本的な戦略についてご説明します。
ウイルスメタゲノミクスウェビナー Viral Metagenomics and the Use of Standards: From Biology to Clinical Applications

ウイルスメタゲノミクスにおける標準品の使用:生物学から臨床応用まで

【最終開催日:2021年2月】
ウイルスは真核細胞だけでなく、バクテリアにも感染します。メタゲノミクス解析の登場により、ヒトマイクロバイオーム中に含まれるウイルスの構成と機能が明らかになってきており、これらの集団に関する知見は、新しいシークエンシング技術と解析ツールの適用により拡大し続けています。これらの情報は、病原性ウイルスの迅速な配列同定やファージ療法を含む臨床利用へと応用されています。
しかしながら、適切な標準品やコントロールがなければ、研究者は有意な研究間比較を行ったり、ウイルスメタゲノミクスの様々な段階で生じるバイアスを評価したりすることができません。ウイルスメタゲノミクスの分野が臨床やその他のアプリケーションに応用されるにつれ、ウイルス標準品とコントロールの使用はますます重要になってきています。
Mock Viral Communities Standard
SARS-CoV-2参照試料ウェビナー SARS-CoV-2 Reference Standards and Materials - Industry Perspectives

SARS-CoV-2の参照用標準品およびゲノム解析データについて

【最終開催日:2021年1月】
ATCC®とBEI Resourcesは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な脅威に対抗して第一線で活躍する研究者に、高品質かつ認証済みのバイオマテリアルをご提供するだけでなく、SARS-CoV-2のゲノム解析を行い、ATCC®ゲノムポータルでのデータ公開を行っています。
本ウェビナーでは、これらの重要な取り組みについてご説明いたします。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)研究関連製品

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2020年開催ウェビナー

演題をクリックすると、ウェビナー録画版の掲載ページへリンクします。

演 題 要 旨 関連製品
THP-1ルシフェラーゼレポーター細胞ウェビナー Illuminate Immuno-oncology Research with THP-1 Luciferase Reporter Cell Lines

THP-1ルシフェラーゼレポーター細胞を用いたがん免疫研究について

【最終開催日:2020年12月】
がん治療の新たなアプローチとして「がん免疫療法」が登場し、免疫腫瘍学は最も急速な成長を遂げている分野の一つとなりました。免疫調節薬と生物学的製剤の開発において、免疫活性化を評価するため、ヒト細胞をベースにしたモデルの需要が高まっています。
このニーズに応えるため、ATCC®は、NF-κB、GAS、CRE、およびAP-1などの免疫調節転写因子の応答エレメントを含むTHP-1ルシフェラーゼレポーター細胞株を作製しました。これらの細胞株は、感度および特異性が高く、刺激に応じて用量依存性の強力なルシフェラーゼシグナルを発します。
本ウェビナーでは、THP-1ルシフェラーゼレポーター細胞株が、シグナル伝達経路の研究、免疫応答の活性化因子または阻害因子を見つけるための化合物スクリーニング、および新薬や化学物質の有効性の評価に役立つツールであることを示すデータを紹介します。
THP-1ルシフェラーゼ発現レポーター細胞株
EMTレポーター細胞ウェビナー EMT Reporter Models for Cancer Research: A Window into Invasion and Metastasis

がん研究におけるEMTレポーター細胞モデルについて

【最終開催日:2020年11月】
上皮間葉転換(Epithelial to mesenchymal transition: EMT)は、細胞接着力の低下と細胞運動性の増大を伴うもので、上皮マーカーの低下と間葉マーカーの上昇によって特徴づけられます。乳腺細胞株を用いたin vitroのEMTレポーターモデルは容易に入手できないため、乳がん研究者にとって、この移行をリアルタイムで追跡することは困難です。
そこでATCC®は、CRISPR/Cas9技術を用いて、MCF 10A乳腺細胞株にEMTレポーターを組み込みました。E-カドヘリンとEmGFPを融合させたノックイン遺伝子を導入し、EMTの進行をリアルタイムでモニタリングできるようになりました。導入遺伝子は、ゲノムDNA、転写産物、タンパク質レベルで確認されています。このMCF 10A E-cadherin EmGFP細胞株は、TGF-β刺激により移動が促進され、E-cadherin-GFPの発現が減少し、ビメンチンとフィブロネクチンの発現が上昇しました。この細胞株は、EMTを標的とする抗がん剤のスクリーニングに理想的なモデルです。
EMT Reporter Cell Line
細菌培養ウェビナー Bacterial Culture Fundamentals: How to Address Common Propagation Challenges

細菌培養の基礎について

【最終開催日:2020年10月】
バクテリアは、温泉の熱湯から原子炉の冷却水タンクまで、様々な環境で生き残るために、何世紀にもわたって進化してきました。この驚異的な微生物について、多くのことがすでに知られていますが、バクテリアの多様性は非常に大きく、多くの種が特殊な生育条件を必要とするため、生物学者は苦労しています。
本ウェビナーでは、多種多様な細菌の増殖を成功させるためにATCC®で使用されている様々な方法と、モリクテス綱や極限環境微生物などの増殖が困難な菌株を確実に増殖させるためのトラブルシューティングのヒントをご紹介します。
原生生物コレクションウェビナー The Protistology Collection at ATCC®: Scientific Relevance and Best Practices

原生生物コレクションについて

【最終開催日:2020年10月】
ATCC ® Protistology Collectionは、分類学的に多様な原生生物の生体ストックを集めた米国で唯一の一般サービスコレクションであり、寄生原生生物を集めた世界で唯一の大規模貯蔵サービスでもあります。原生動物と藻類に関するATCC ®の広範なラインナップは、約1世紀前の創業以来の、多くの研究者、コレクション科学者、生物学者の長年にわたる経験の賜物です。これにより、ATCC ®の原生生物学部門は、臨床的にも資産的にも重要なこのコレクションに関する膨大な知識を蓄積することができました。
本ウェビナーでは、科学界や一般社会における原生生物の役割を探り、これらの多様な生物の播種、拡大培養、凍結保存、認証について詳しくご説明します。
COVID-19ウェビナー Understanding COVID-19: A Global Pandemic

COVID-19について

【最終開催日:2020年8月】
新型コロナウイルスSARS-CoV-2よって引き起こされる感染症(COVID-19)は、2019年12月下旬頃、中国 武漢で発生しました。それ以来、飛沫により容易に感染する新型コロナウイルスは中国そして各国へ広がり、世界的なパンデミックを引き起こしています。2020年5月、WHOは世界的に350万人が感染し、243,540人が死亡したと発表しました。CDCによると、米国内だけで100万人もの人が感染しています。そのほかのコロナウイルスに関する知見からSARS-CoV-2について理解が進んでいますが、いまだに多くのことが未解明です。
本ウェビナーでは、コロナウイルス、 SARS-CoV-2そしてCOVID-19 に関する最近の知見について概説します。また、ATCC®のような機関がどのように新型コロナウイルスに関する研究に貢献しているかについても焦点を当てます。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)研究関連製品
パンデミック下のラボワークウェビナー Lab Work in a Pandemic: How ATCC® Navigates the New Normal

パンデミック状況下でのラボワーク:ATCC®が提案する新しい日常

【最終開催日:2020年7月】
新型コロナウイルスの大流行が起こったとき、世界中の研究所で閉鎖などの措置がなされましたが、ATCC®では生産性にほとんど影響を及ぼすことなく、SARS-CoV-2の伝播を最小限に抑える一連の最善の措置を実施、ウイルス研究者に標準試料やレファレンスを提供し続けてきました。
ATCC®の専門家たちは、スタッフの安全を守るために何をしているのか、現在の課題、そして「新しい日常」の時代における取り組みについて解説します。
実験の再現性ウェビナー Repairing Reproducibility: Time for a New Perspective

実験の再現性について

【最終開催日:2020年4月】
実験の再現性が、研究者にとってそのキャリアに影響を与える主要な問題であると考えられていることを、ATCC®の最近の調査で再確認しました。400人以上の研究者を対象としたこの調査では、再現性に関する懸念は依然として高く、回答者は5,000ドルから15,000ドルの金銭的な損失と、年間平均19日の時間の浪費を見積もっています。
研究者は、コストと時間の損失に加えて、再現性の問題がもたらす特別な結果として、科学企業に対する評判や信頼に対するリスクを回答しています。科学企業には、再現性を大幅に向上させる能力、経験、意欲がありますが、大きなインパクトを迅速に与えるためには、新しい視点が必要です。
本ウェビナーでは、業界の様々な分野から集まった著名なパネリストによるディスカッションを行います。再現性の科学において重要な役割を果たす科学研究の3つの主要分野について、科学者が自らの研究における再現性を向上させるために、今日からでも採用できる実用的なアイデアを導き出すことを目的としています。
マウスSTRプロファイリングウェビナー STR Profiling for Mouse Cell Lines: A New Tool to Combat Cell Line Misidentification

Mouse STR Profilingについて

【最終開催日:2020年4月】
あなたは自分の実験結果を信頼していますか?細胞株の誤認やクロスコンタミネーションは、論文の撤回、信頼性の低下、データの無効化、経済的コストなど、生物医学研究において広範囲な影響を及ぼします。ヒトの細胞株の認証には、短タンデムリピート(STR)プロファイリングが用いられていますが、これまでマウスの細胞株を、種レベルを超えて同定する有効な方法はありませんでした。
本ウェビナーでは、新しいマウスのSTRプロファイリング方法を中心に、ATCC®のSTRプロファイリングサービスについてご説明します。
マウス細胞認証サービス
抗生物質耐性ウェビナー1 Antimicrobial Resistance: A Broad-spectrum Public Health Crisis

抗生物質耐性について:(第1回/全2回)

【最終開催日:2020年2月】
現在主流の抗生物質であるペニシリンが、初めて一般に使用されたのは1942年です。ペニシリン耐性の報告は、1942年に病院で分離された黄色ブドウ球菌から始まりました。2019年には、米国だけで280万件以上の抗菌剤耐性(AMR)感染がCDC(米国疾病予防管理センター)によって報告されており、世界的に深刻な健康上の脅威となっており、有病率は着実に上昇しています。AMR現象への理解は常に進んでおり、耐性メカニズムの仕組み、薬剤耐性の原因、広がり方、影響を受ける人などの知識を進化させています。
この2部構成のウェビナーでは、AMR感染症が引き起こす世界的な脅威の拡大に焦点を当てます。
パート1である今回は、薬剤耐性メカニズムの概要、その広がり、AMR感染症の世界的な影響に関する現在の知識についてご説明します。
抗生物質耐性ウェビナー2 Antimicrobial Resistance: Arm Your Lab in the Fight Against Superbugs

抗生物質耐性について:(第2回/全2回)

【最終開催日:2020年2月】
この2部構成のウェビナーでは、抗菌剤耐性(AMR)感染症が引き起こす世界的な脅威の拡大に焦点を当てます。
パート2である今回は、この分野が直面している最大の課題、診断、研究、開発の進捗状況、さらに詳しい情報について概要をご説明します。また、ATCC ®が、研究、診断、医薬品・製品開発、臨床応用に使用する高品質な生物学的材料のコレクションを開発・改良することで世界の健康を支援するという誓約を通じて、この課題にどのように取り組んでいるかをご紹介します。
エクソソームウェビナー Extracellular Vesicles: For Better and For Worse

エクソソームをはじめとするExtracellular Vesiclesについて

【最終開催日:2020年2月】
エクソソームなどの細胞外小胞(EV)は、あらゆる種類の細胞から分泌されるナノサイズの粒子です。EVは、様々な生物学的物質をドナー細胞からレシピエント細胞に転送する能力があるため、強力な効果を発揮する可能性を秘めています。その効果は、ドナー細胞の由来に応じて、レシピエント細胞にとって有益なものから有害なものまで様々です。
例えば、最近のEV精製法の進歩により、ウイルス感染細胞のウイルス由来のEVを効率的に分離することができるようになりました。これらのダメージを与えるEVの特性から、ウイルス物質の存在が明らかになっており、また機能解析によりこれらのEVが、感染していないレシピエント細胞に悪影響を及ぼすことが示唆されています。
一方、ヒト幹細胞由来のEVは、創傷治癒、血管新生、免疫調節などに寄与することが明らかになっており、再生医療の将来を担うものとして期待されています。
本ウェビナーでは、感染細胞由来のダメージを与えるEVと、幹細胞由来の修復を行うEVをめぐる最近の研究を紹介し、診断や治療目的での応用の可能性について議論します。
ATCC® Exosomes

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