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膜タンパク質の抽出効率を大幅に向上した,次世代のRIPAバッファー ULTRARIPA®Kit for Lipid Raft

掲載日情報:2017/10/05 現在Webページ番号:63111

従来の非変性細胞可溶化バッファー(RIPA buffer, 1% Triton X-100など)では可溶化することが困難だった脂質ラフト(Lipid Raft)タンパク質を,迅速かつ効率的に抽出できるバッファーキットです。 従来のバッファーでは可溶化できず捨ててしまっていた膜画分から,タンパク質変性作用の低い穏やかな条件で,脂質ラフトのタンパク質を高効率で抽出できるため,脂質ラフトタンパク質の各種機能解析に有用です。

ULTRARIPA®Kitでこんなことができます

MEMO

■脂質ラフトとは

脂質ラフトはコレステロールやスフィンゴ脂質,GPIアンカータンパク質およびパルミトイル化タンパク質が濃縮する細胞膜構造です。これらの構造は,さまざまな機能性タンパク質が集積する細胞膜の機能性ドメインと考えられており,脂質ラフトの機能解明が期待されています。

主な脂質ラフトの例:カベオラ,シナプス(神経細胞),免疫シナプス(免疫細胞)
脂質ラフトとは

■脂質ラフト解析における問題点は?

脂質ラフトは,タンパク質変性作用が小さい界面活性剤バッファー(1%Triton X-100など)やRIPAバッファーでは可溶化が難しいとされ,別名Detergent Resistant Membrane (DRM) とも呼ばれています。SDSは脂質ラフトを可溶化できますが,変性作用が強力なため,機能解析に使用できません。

脂質ラフト解析における問題点

特長

項目 SDSバッファー RIPAバッファー ULTRARIPA®Kit
細胞質タンパク質 抽出可能だが変性状態 非変性状態で抽出可能 非変性状態で抽出可能
(Aバッファー可溶性画分)
膜タンパク質(非脂質ラフト) 抽出可能だが変性状態 非変性状態で抽出可能 非変性状態で抽出可能
(Aバッファー可溶性画分)
膜タンパク質(脂質ラフト) 抽出可能だが変性状態 抽出できない 非変性状態で抽出可能
(Bバッファー可溶性画分)
脂質ラフトタンパク質の
免疫沈降実験
変性状態のため実施困難 抽出できないため実施困難 非変性状態のため実施可能
脂質ラフトタンパク質の
酵素活性アッセイ
変性状態のため実施困難 抽出できないため実施困難 非変性状態のため実施可能
  • 簡単な操作で迅速に脂質ラフトタンパク質を抽出できます。
  • 2種類のバッファー(A buffer,B buffer)を用いて2段階の抽出を行います。まず細胞質タンパク質と非脂質ラフトタンパク質を抽出し,続いて脂質ラフトのタンパク質を抽出します。
  • いずれのバッファーもタンパク質変性作用が低く,タンパク質の機能解析に使用可能です。
  • A bufferは一般的なRIPAバッファーと同様の組成です。B bufferには界面活性剤が含まれていますが,透析により除去することが可能です。
  • 哺乳動物細胞/組織に最適化されています。
  • 本製品で調製した溶解液は,酵素活性アッセイ,免疫沈降(Immunoprecipitation),タンパク質定量(BCAアッセイ),SDS-PAGE,ウエスタンブロットなどに適用可能です。

1% NP-40 Alternative,0.1% SDS,50 mM Tris-HCl (pH8.0),150 mM NaCl,0.5% Sodium Deoxycholate

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操作方法概略

画像をクリックすると拡大されます。

脂質ラフト(Lipid Raft)タンパク質を非変性状態で効率的に抽出できる ULTRARIPA®Kit for Lipid Raft
  1. 組織片または培養細胞をA bufferで溶解する。
    可溶化効率を高め,また核のコンタミを防ぐため,ホモジナイザーや超音波破砕装置の使用を推奨しています。
  2. 遠心分離を行い,A buffer可溶性画分(上清)と不溶性画分(沈殿)に分離し,それぞれ回収する。上清のA buffer可溶性画分には主に細胞質タンパク質や非脂質ラフトタンパク質が含まれている。
  3. 沈殿のA buffer不溶性画分にB bufferを添加し,よく懸濁する。
  4. 遠心分離を行い,2. と同様に可溶性画分(上清)と不溶性画分(沈殿)に分離し,それぞれ回収する。上清のB buffer可溶性画分には脂質ラフトタンパク質が含まれている。
  5. 各種実験に使用する。

A bufferおよびB bufferはBradford法でのタンパク質定量には使用できません。タンパク質の定量にはBCAアッセイをご使用下さい。

本製品はA bufferとB bufferを使用した2段階抽出を行うよう最適化してありますが,細胞をB bufferのみで溶解・抽出した例もあります。詳しくはアプリケーションデータをご覧ください。

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使用例

ULTRARIPA®Kitの使用例

クリックすると上記イラストが拡大します。

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キット内容

  • A buffer (RIPA buffer) (100 ml)
  • B buffer (10 ml)
ULTRARIPA®Kit のキット内容


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価格

[在庫・価格 :2019年06月18日 16時51分現在]

※ 納期として表示している期間は弊社発注日からの「目安」となり、納期を保証する物ではございません。実際には長くかかる場合もございます。ご注意ください。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数 リスト
ULTRARIPA kit for Lipid Raft
- 1 追加
説明文
RIPAバッファーよりも高い可溶化効率を示す新規タンパク質可溶化キットです。脂質ラフトタンパク質(別名Detergent resistant membrane : DRM)のように従来可溶化が困難であった膜結合タンパク質の非変性状態での可溶化とその機能解析に有効です。
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2019年4月15日号 p.28

製品記事 ULTRARIPA®Kit アプリケーションデータ
ULTRARIPA®KitのFAQ
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[在庫・価格 :2019年06月18日 16時51分現在]

※ 納期として表示している期間は弊社発注日からの「目安」となり、納期を保証する物ではございません。実際には長くかかる場合もございます。ご注意ください。

ULTRARIPA kit for Lipid Raft

文献数:1

  • 商品コード:F015
  • メーカー:BDL
  • 包装:1kit
  • 価格:¥14,000
  • 在庫:3個以上
  • 納期:-
  • 法規制等:

説明文 RIPAバッファーよりも高い可溶化効率を示す新規タンパク質可溶化キットです。脂質ラフトタンパク質(別名Detergent resistant membrane : DRM)のように従来可溶化が困難であった膜結合タンパク質の非変性状態での可溶化とその機能解析に有効です。
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2019年4月15日号 p.28

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(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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