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製品選択フローチャートで迷わず選べる はじめての免疫染色

掲載日情報:2023/01/13 現在Webページ番号:70955

免疫染色(免疫組織化学染色、Immunohistochemistry、IHC)とは、抗体を用いて組織中の抗原を染色する手法です。免疫染色に必要な試薬や機器、プロトコル例などをご紹介します。なお、当社では免疫染色に関するご相談も受け付けております

プロトコル例

画像をクリックするとプロトコル例をダウンロードできます。
本プロトコルは一例です。ご使用される試薬のデータシートを必ずご確認下さい。インキュベートや洗浄の時間はご使用の抗体、基質などにより適宜調整が必要です。

免疫染色簡易図解マニュアル

準備するもの

各項目をクリックすると製品検索や製品詳細を確認できます。



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製品選択フローチャート

STEP1:抗原賦活化

抗原賦活化の有無による染色像の比較

抗原賦活化溶液

ホルマリン処理などにより抗原がマスクされた試料について、加熱処理などによって抗原分子を変性・分解させ、抗体が抗原を認識できるようにする抗原賦活化用の溶液です。


STEP2:疎水性バリア形成

ImmEdge Penの外観

免疫染色用ペン

複数の切片を同じスライド上にマウントする際、抗体やPBSなど試薬の流出・混合を防ぐ撥水性サークルを作成するためのペンです。


免疫染色用シールの使用例

免疫染色用シール

組織切片などの試料を囲むようにスライドガラス上に貼ることで、抗体やPBSなどの試薬の流出や混合を防ぐ、撥水性のシールです。


STEP3:ブロッキング

ブロッキングの有無による染色像の比較

ブロッキング試薬

非特異的染色の原因となる内在性のペルオキシダーゼ・アルカリホスファターゼ・ビオチンや、ビオチンと結合している内在性タンパク質など、免疫染色の妨げとなる様々な因子を効果的にブロッキングする試薬および、正常血清です。


STEP4:一次抗体反応

免疫染色におすすめの抗体

バナーをクリックすると詳細をご確認いただけます。

HistoSureのバナー
Atlas Antobodiesのバナー

BIOCAREのバナー
IHC-Plusのバナー

UltraMABのバナー
BETHYLのバナー

STEP5:免疫染色キット(ポリマー法、ABC法)または二次抗体反応

ImmPRESS Reagent模式図

ImmPRESS® Reagent(ポリマー法)

VECTOR LABORATORIES社独自のポリマーシステムです。高活性のペルオキシダーゼまたはアルカリホスファターゼを標識した独自のマイクロポリマーと、アフィニティ精製や吸収処理を施した二次抗体が結合しています。


VECTASTAIN ABC Kit模式図

VECTASTAIN ABC Kit(ABC法)

ABC法を利用した免疫染色キットです。アビジンDHとビオチン標識酵素(ペルオキシダーゼまたはアルカリホスファターゼ)から成り、免疫組織化学染色およびその他の用途に最適の複合体を形成するよう、特別に調製されています。


STEP6:基質

免疫組織染色用HRP/AP酵素基質の使用例

HRP/AP酵素基質

HRPおよびAP検出システム用の多くの酵素基質キットを取りそろえています。


STEP7:対比染色

対比染色の有無による染色像の比較

対比染色液

対比染色は、免疫組織染色による特異的な発色に組織学的情報を付加するために重要です。その効果を最大限に発揮するには、免疫組織染色の発色基質と色調や溶媒への溶解性が最適なものを選択する必要があります。


STEP8:封入

封入剤の外観

VectaMount®

酵素基質用の非水溶性または水溶性の固化する封入剤です。HRPやアルカリホスファターゼ基質などにご使用できます。




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