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免疫染色用ペン(PAP pen改良品) ImmEdge® Hydrophobic Barrier PAP Pen

掲載日情報:2020/12/09 現在Webページ番号:8818

PAP penの改良品で、複数の切片を同じスライド上にマウントする際に、組織標本上の抗体やPBSなどの試薬の流出や混合を防ぐため、試料周囲に熱安定性で撥水性のサークルを作成するためのペンです。

ImmEdge® Hydrophobic Barrier PAP Pen(#H-4000

ImmEdge Pen使用例図1
ImmEdge Pen使用例図2
ImmEdge Pen使用例図3
ImmEdge Pen使用例図4

免疫染色(免疫組織化学、IHC)特集
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特長

  • 酵素または蛍光ベースの検出システムに適応します。
  • アルコールやアセトンに不溶です。
  • 一般的に使用されるキシレンやキシレン代替品で完全に除去されます。
  • 界面活性剤(Tween 20、Triton X-100など)の有無に関わらず、バッファーに対して安定です。
  • オゾン層破壊性物質を含まず、環境保全にも配慮されています。
  • 適用:免疫染色(IHC、IC、IF)、in situ ハイブリダイゼーション
  • 色:水色
  • 包装:2 pens

注意:文字を書くためのペンではありません。

ImmEdge<sup>®</sup> Hydrophobic Barrier PAP Pen製品外観

ImmEdge® Hydrophobic Barrier PAP Pen製品外観

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操作方法概略

  1. ご使用前によく振って下さい。
  2. ペンのキャップを外し、ペン先を上にして固い面に置きます。手袋をはめた指で先端を押し下げ、ペンから空気を放出します。
  3. ペン先を顕微鏡のスライドに置き、チップ先端が飽和するまでスライドに対して先端を数回押し下げます。スライドに過剰な試薬が溜まる可能性があるため、チップを過度に飽和させないで下さい。
  4. 顕微鏡スライドの各試料の周囲に線を引きます。
  5. ペンキャップを元に戻し、チップを下にして室温で保管します。
  6. スライド上の試薬を1~2分間乾燥させてから、スライドを水溶液に浸します。

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FAQ

Q-1. ImmEdge® Hydrophobic Barrier PAP Pen(以下、ImmEdge® Pen)の使用回数は?

A-1. ImmEdge® Penの容量は約 6mlですが、用途におけるばらつきがあるため、使用回数や使用可能な塗布ラインの長さについては明らかにしていません。


Q-2. 付属のペン先/チップの幅はどれくらいですか?

A-2. ペン先の幅は3 mmです。


Q-3. ImmEdge® Penは、濡れたスライドに適用できますか?

A-3. はい。ImmEdge® Penの内容液には、表面に緩衝液や同様の水溶液がある顕微鏡スライドへの塗布を可能にするワックス成分が含まれています。ペンを濡れたスライドに塗布しても、付着に影響を与えたり、組織切片に干渉したりすることはありません。


Q-4. ImmEdge® Penの塗布部は蛍光を発しますか?

A-4. はい、塗布部は蛍光を発します。ただし、この特性は、ペンの使用を光学顕微鏡での使用のみに制限するものではなく、免疫蛍光組織染色においてもImmEdge® Penは通常通り使用できます。通常、組織切片の周囲のかなり外側に塗布されるため、ペンの塗布部の固有の蛍光特性は特定の蛍光シグナルに干渉しません。


Q-5. ImmEdge® Penを受け取ってすぐにキャップを外すとペン先が落ちました。ペンはまだ使用できますか?

A-5. はい。ペンの設計においては、ペン先の芯は可動で、ペン本体には付着していません。ペン先の芯は、お受け取り後に押し下げペン本体の内膜を破壊し、内容液がペン先の芯に浸み渡るように移動させる必要があります。場合によっては、輸送中にペン先の芯が外れて脱落することがあります。ただ、この場合でも、ペン先の芯に戻し、製品に付属の説明書に従って使用するだけです。内容液がペン先の芯に浸み渡ると、素材がわずかに膨張し、ペン本体に保持されます。


Q-6. 染色操作に進む前に、ペンの塗布部をスライド上でどのくらいの時間、乾燥する必要がありますか?

A-6. ペンの内容液には、スライドに置いてから数秒以内に乾燥する溶剤が含まれています。塗布部が乾くのを待つ必要はなく、ペンの内容液は塗布した瞬間に乾燥します。


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関連製品

品名をクリックすると製品の詳細、商品コードをクリックすると各製品の価格表をご覧いただけます。

品名 商品コード 製品概要
ImmPrint Permanent Marking Pen H-6100 スライドガラスへの書き込み、マーキングに最適なペン。速乾性の黒色インクで、有機溶媒に耐性がある。
VECTABOND Reagent SP-1800 組織切片接着剤。凍結切片、パラフィン包埋切片などすべての型の組織切片の接着に適し、in situハイブリダイゼーションも行える。
Antigen Unmasking Solution, Citric Acid Based H-3300 ホルマリン固定のパラフィン包埋した組織から、高温処理法を用いて抗原を露出させるのに有効な、クエン酸をベースにした溶液。
Antigen Unmasking Solution, Tris Based H-3301 ホルマリン固定のパラフィン包埋した組織から、高温処理法を用いて抗原を露出させるのに有効な、Tris をベースにした pH の高い溶液。

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価格

[在庫・価格 :2024年03月19日 19時15分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
ImmEdge Pen (2 pieces)
2週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
スライドガラス用疎水性ペン。同一スライドガラス上で2つの切片を染色する場合に,染色液等の混入を防ぐことができます。アルコールおよびアセトンに不溶。
法規制等
保存条件 法規備考
掲載カタログ ニュース2017年12月15日号 p.34
免疫染色実験ガイド2019-2020 p.255
ニュース2021年1月合併号 p.27

製品記事 免疫染色(免疫組織化学染色、IHC)選択ガイド
はじめての免疫染色
VectaPlex Antibody Removal Kit
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[在庫・価格 :2024年03月19日 19時15分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

ImmEdge Pen (2 pieces)

文献数: 0

説明文 スライドガラス用疎水性ペン。同一スライドガラス上で2つの切片を染色する場合に,染色液等の混入を防ぐことができます。アルコールおよびアセトンに不溶。
法規制等
保存条件 法規備考
掲載カタログ ニュース2017年12月15日号 p.34
免疫染色実験ガイド2019-2020 p.255
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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