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マルチプレックスアッセイ(Multiplex Assay)特集

掲載日情報:2024/05/14 現在Webページ番号:71909

フナコシ /
フナコシ(株)
[メーカー略称:FUN]

その実験、マルチプレックスアッセイで一度で終わらせませんか?マルチプレックスアッセイにオススメの商品をご紹介いたします。

マルチプレックスアッセイ(マルチプレックス解析、Multiplex Assay)とは

マルチプレックスアッセイは、一度の操作で複数項目の測定を行い解析するアッセイ系の総称です。一項目を解析するシングルプレックスアッセイと比較すると、以下の利点があります。

①サンプル量の削減
一度の操作で複数項目の情報を得るため、一項目あたりの解析に使用する試料量を大幅に節約することが可能です。十分な量の採取が難しい試料や、入手困難で希少な試料の使用量を減らすことができます。
②作業効率の増加
一項目測定あたりの作業量が減ることでアッセイの時短に繋がります。また、スクリーニングやバイオマーカー探索など、多くの作業量が必要なアッセイにかかる労力を減らすことが可能です。
③実験コストの節約
シングルプレックスアッセイと比較し一項目測定あたりの試薬の使用量も減らせるため、実験コストの節約も期待できます。



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製品ラインナップ

ELISA/Luminex

Multiplex ELISA Kit(Arigo Biolaboratories社)

ARI社

8種類または4種類のサイトカインを、96ウェルプレート1枚で同時に検出できるマルチプレックスELISAキットです。ヒト、マウス、ラット用のキットがあります。
■解析結果: 半定量

特長

  • 操作が簡便
  • 簡便かつ高感度(pg/mlレベル)
  • 幅広い検出範囲
  • 血清、血漿、細胞培養上清で検出済み
Multiplex ELISA Kit(Arigo Biolaboratories社)のプレート画像 Multiplex ELISA Kit(Arigo Biolaboratories社)のプレート画像

左図:4種類測定の例、右図:8種類測定の例


Luminexアッセイキット(R&D Systems)

RSD社

Luminexアッセイは1つの試料から複数の因子を定量するアッセイです。最大50種類の因子を自由に組み合わせて測定可能なDiscovery Assayと、高感度・高精度なHigh Performance Assayの2種類があります。
■解析結果: 定量

Luminexアッセイキット(R&D Systems)の測定原理 Luminexアッセイキット(R&D Systems)の製品外観

測定対象を捕捉した磁性ビーズがウェルの底面にモノレイヤーとして固定され、波長の異なるLEDを照射することによって測定対象の種類を同定し、シグナル強度を測定します。


Multiplex Array for Indoor Allergens (Indoor Biotechnologies社)

II3社

複数のアレルゲンを同時に定量できるキットです。空気中のハウスダストから吸引される可能性のあるアレルゲン(15種類)、動物由来のアレルゲン(5種類)、食物由来のアレルゲン(10種類)の3種類の製品があります。ラインナップの中から任意のアレルゲンを選択可能です。また、一般的なELISAアッセイと比較し高感度です。
■解析結果:定量

Multiplex Array for Indoor Allergens (Indoor Biotechnologies社)の特長

EpiQuik Histone H3/H4 Modification Multiplex Assay Kit  (Epigentek Group社)

EPG社

各ウェルに21種類の修飾ヒストンH3または10種類の修飾ヒストンH4に対し特異的に結合する各捕捉抗体をコートした96ウェルプレートを用いて、サンドイッチ法により試料中の各種修飾ヒストンH3/H4タンパク質(メチル化/アセチル化/リン酸化)を簡便、迅速に比色定量するELISA様キットです。
■解析結果:定量

EpiQuik Histone H3/H4 Modification Multiplex Assay Kit  (Epigentek Group社)の測定原理

プレートの各ウェルには各種修飾ヒストンに特異的な抗体がコートされています。これを用いて修飾ヒストンを捕捉後、検出抗体・発色基質を順次加えて検出を行います。

アレイ

抗体アレイ/タンパク質アレイ(RayBiotech社)

RAY社

メンブレン/ガラススライド上に多数の抗体またはタンパク質がスポットされた製品シリーズです。蛍光スキャナーを使うガラススライドのタイプや、化学発光を検出する特殊な機器を必要としないメンブレンタイプ、定性的に解析するタイプや定量的な解析が行えるタイプなどのシリーズがあります。
■解析結果:定性、半定量、定量

抗体アレイ/タンパク質アレイ(RayBiotech社)の選択ガイド表

RayPlexビーズアレイ(RayBiotech社)

RAY社

フローサイトメトリーにより、さまざまな種類の試料中のタンパク質を定量的にマルチプレックス測定するビーズベースのアッセイキットです。標準的なフローサイトメーターを使用でき、必要な試料量が少なく、高い特異性と高い再現性を有しています。
■解析結果:定量

RayPlexビーズアレイ(RayBiotech社)の解析例

RayPlex Human Cytokine Storm Array 1(#FAH-STRM-1)での解析例


RayBio Lectin Array Kit (RayBiotech社)

RAY社

さまざまな生物種由来のレクチンがスポットされたガラスアレイで、網羅的な解析に最適です。少量の試料から測定できます(アレイあたり10~100 μl)。ビオチン標識法と、サンドイッチ法のいずれにも適用可能です。
グリコシル化解析やバイオマーカー開発などのグライコミクス解析をハイスループットに行うことができます。
■解析結果:半定量


Proteome Profiler Array Kit(R&D Systems)

RSD社

単一試料中に存在する複数の因子の相対的な発現レベルを、同時に検出できる抗体アレイキットです。キットには、特異性の高い抗体をスポットした4枚のニトロセルロースメンブレンアレイ、各種バッファーおよび検出抗体などが含まれています。
■解析結果:半定量

Proteome Profiler Array Kit(R&D Systems)の特長

組織アレイ(TissueArray.Com社、Origene社)

USB社ORI社

多種類の正常組織または病理組織切片を集約し、1枚のスライドに並べて貼り付けたものです。タンパク質やRNA発現など、1枚のアレイで数多くの組織解析が可能です。さまざまな疾患の組織を取り扱っています。
■解析結果:定性

組織アレイ(TissueArray.Com社、Origene社)の使用例

Human Cancer Tissue Array(SuperBioChips Laboratories社)

SBC社

スライド上に多様なヒト腫瘍組織の切片をスポットした組織アレイです。各組織は摘出後、2~6時間以内に固定されています。2スライド包装と5スライド包装の製品があります。
■解析結果:定性

Human Cancer Tissue Array(SuperBioChips Laboratories社)の使用例

PCR

SignArray(AnyGenes社)

ANY社

特定のカテゴリーに関連する84種の遺伝子と、ノーマライズ用8遺伝子、品質管理用4遺伝子(計96遺伝子)の発現量をわずか3時間で一度に解析できます。
本製品は、各ウェルの各因子に対するqPCR用プライマーが添加されているプレート製品です。各プライマーはイントロン部分を挟んだ複数エクソンを標的としてデザインしているため、ゲノムDNAを増幅することなくcDNAのみを増幅でき、高感度かつ特性の高い測定を行えます。
■解析結果:定量

SignArray(AnyGenes社)のプライマー配置例

SignArray 96 wellプレートのqPCR用プライマー配置例

「SignArray」の詳細はこちらをご覧下さい。


Multiplex PCR Master Mix(biotechrabbit社)

BRG社

ホットスタートDNAポリメラーゼを含む、マルチプレックスPCRに最適なPCRミックスです。独自のバッファー組成により、一度に10以上のターゲットを増幅できます。PCRミックスに含まれるエンハンサーの効果により、コピー数が少ない、またはGC含量が多いテンプレートでも、効率よく増幅できます。
■解析結果:定量


PerfeCTa MultiPlex qPCR SuperMix(Quntabio社)

QTB社

複数の標的遺伝子の発現を、TaqManなどの蛍光プローブ法で定量するマルチプレックスqPCR用の試薬です。広い検出範囲をカバーした高感度増幅が可能なため、低コピー標的配列の増幅が高コピー標的配列の増幅によって抑制されてしまうような問題が発生しません。2×のready-to-useの反応カクテルであり、プライマーとプローブとテンプレートDNA以外のすべての試薬が含まれています。
■解析結果:定量


PCR阻害物質耐性のあるMultiplex qPCR用マスターミックス(Quntabio社)

QTB社

複数の標的遺伝子の発現を、TaqManなどの蛍光プローブ法で定量するマルチプレックスqPCR用の試薬です。独自技術により、試料中のPCR阻害物質や蛍光消光物質の影響が抑えられており、環境試料や植物組織、動物組織などの粗精製試料からのマルチプレックスqPCR解析に有用です。
qPCR用のPerfeCTa MultiPlex qPCR ToughMixと、RT-qPCR用のqScript XLT 1-Step RT-qPCR ToughMixのラインナップがあります。
■解析結果:定量

免疫組織染色

Multiplex IHC Antibody Cocktail(BIOCARE Medical社)

BCM社

Multiplex IHC抗体シリーズは、免疫染色用に調製済みの腫瘍マーカー抗体カクテルです。すべて組織染色用に希釈済みのため、すぐに使用できます。各製品のデータシートには、ブロッキングや抗原賦活化方法を含むプロトコルが記載されています。
■解析結果:定性

Multiplex IHC Antibody Cocktail(BIOCARE Medical社)の使用例

抗CK5/14 + p63 + P504S抗体(2色染め分け用:#PPM225DSAA, #PPM225DSH)を用いた前立腺がんおよび前立腺上皮内腫瘍の免疫染色像
茶色:CK5/14 + p63、赤色:P504S


VectaPlex Antibody Removal Kit(VECTOR LABORATORIES社)

VEC社

ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織切片から、抗体や非共有結合した試薬を除去するためのready-to-useのキットです。抗体除去反応は室温で行い、染色・除去を複数回繰り返しても組織の形態や抗原性への影響を最小限に抑えることができます。抗体や検出試薬は最大6回まで染色・除去ができます。
■解析結果:定性

VectaPlex Antibody Removal Kit(VECTOR LABORATORIES社)の使用例 VectaPlex Antibody Removal Kit(VECTOR LABORATORIES社)の使用例

右図:6枚の重ね合わせ画像


上記製品を用いた受託測定サービスも承っています。当社、受託・特注品担当までお気軽にご相談下さい。

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当/テクニカルサポート 機器担当/受託・特注品業務担当)

reagent@funakoshi.co.jp

kiki@funakoshi.co.jp

jutaku@funakoshi.co.jp

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