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アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害物質 Foroxymithine [CAS: 100157-28-6]

掲載日情報:2024/01/29 現在Webページ番号:71552

Foroxymithine(ホロキシミチン)はアンジオテンシン変換酵素(ACE)を選択的に阻害する、放線菌由来のペプチド性の天然物です 1
またシデロフォアとして、特に鉄(Ⅲ)イオン(Fe3+)に対して高い親和性でキレートを生成します。この性質を利用して、投与化合物を血清中の鉄(Ⅲ)イオンから保護するために使用した実験例もあります 2。放線菌が産生するシデロフォアとして様々な化合物が報告されていますが、放線菌の生育環境中に存在する鉄イオンを確保し生存競争で優位に立つためにForoxymithiheを利用している可能性を示した報告もあります 3
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


Foroxymithine-Structure

Foroxymithine(#16968)の構造式


特長

  • CAS No.:100157-28-6
  • 分子式:C22H37N7O11
  • 分子量:575.576
  • 純度:>95%(HPLC)
  • 水、DMSO、メタノールに溶解する。

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生理活性・作用の報告例

  • ペプチダーゼの中でも、ウシ肺由来のアンジオテンシン変換酵素(ACE)を選択的に阻害した(IC50=7 μg/ml) 1
  • 高血圧自然発症ラット(SHR)に経口投与(25 mg/kg、50 mg/kg)すると、投与後1~3時間後に最高血圧が低下した 1
  • 血清中の鉄(Ⅲ)イオンで分解するチロシンキナーゼ阻害物質Erbstatinと共にForoxymithineをアッセイで用いることで、血清中の鉄(Ⅲ)イオンによるErbstatinの分解を抑えた 2

■Foroxymithineが阻害したペプチダーゼ(参考文献1より抜粋)

ペプチダーゼIC50(μg/ml)
Angiotensin-converting enzyme7.0
Carboxypeptidase AおよびB>100
Aminopeptidase AおよびB>100
Dipeptidyl aminopeptidaseⅣ>100
Chymostatin>100

本数値は文献に基づく数値であり、販売用本製品についての生理活性有無の実証実験はしていません。


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参考文献

  1. Umezawa, H., et al., J. Antibiotics, 38 (12), 1813~1815 (1985). [PMID:3005216]
  2. Imoto, M., et al., Jpn. J. Cancer Res., 78 (4), 329~332 (1987). [PMID:3108212]
  3. Shepherdson, E.M.F. and Elliot, M.A., Proc. Natl. Acad. Sci. USA., 119 (40), e2211052119 (2022). [PMID:36161918]

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Foroxymithine <ACE Inhibitor><Hypotensiven><Siderophore>
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説明文
アンジオテンシン変換酵素(ACE)を選択的に阻害するペプチド性の天然物。シデロフォア化合物で、特にFe(III)イオンと親和性が高い。分子式:C22H37N7O11,M.W.:575.576,純度:>95%(HPLC),溶解性:水、DMSO、メタノールに溶解する。
CAS No:100157-28-6
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

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Foroxymithine <ACE Inhibitor><Hypotensiven><Siderophore>

文献数: 2

説明文 アンジオテンシン変換酵素(ACE)を選択的に阻害するペプチド性の天然物。シデロフォア化合物で、特にFe(III)イオンと親和性が高い。分子式:C22H37N7O11,M.W.:575.576,純度:>95%(HPLC),溶解性:水、DMSO、メタノールに溶解する。
CAS No:100157-28-6
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