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タンパク質抽出作用と可溶化作用を有する糖型界面活性剤 IMCTA-C14 (Trifluoroacetate)

掲載日情報:2023/08/24 現在Webページ番号:71502

IMCTA-C14は4-Trehalosamine(4-トレハロサミン)のN-テトラデシル誘導体で、長鎖脂肪族炭化水素を親水基である糖類に結合させた糖型界面活性剤と同等の性質を示します。哺乳動物Trehalase(トレハラーゼ)による消化に対して安定であり、ブタTrehalaseでの分解は見られませんでした 1。また、タンパク質変性活性を示さず、高いタンパク質抽出作用および可溶化作用を示しました 1
4-Trehalosamine(4-トレハロサミン)および類縁体のLentztrehalose(レンツトレハロース)の取り扱いもあります。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


IMCTA-C14構造式

IMCTA-C14 (Trifluoroacetate)(#15613)の構造式


特長

  • 分子式:C26H51NO10・CF3COOH
  • 分子量:651.714
  • 純度:>90%(qNMR)
  • DMSO、MeOH、水に可溶。

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生理活性・作用・その他の特性の報告例

  • Trehaloseとは異なり、IMCTA-C14を哺乳類Trehalaseと共存させてもIMCTA-C14の分解は見られなかった 1
  • タンパク質変性活性を示さなかった。
  • IMCTA-C14は、炭素鎖が12、13のIMCTA-C12、IMCTA-C13と同様に高いタンパク質抽出作用を示した。

本数値は文献に基づく数値であり、販売用本製品についての生理活性有無の実証実験はしていません。


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参考文献

  1. Wada, S., et al., Adv. Bio., 6 (6), e2101309 (2022). [PMID:35297567]

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価格

[在庫・価格 :2024年04月28日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
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  • 法規制等
納期 文献数
IMCTA-C14(trifluoroacetate) <High Protein Extraction and Solubilization Activities>
1週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 1
説明文
4-トレハロサミンのN-テトラデシル誘導体で,タンパク質変性活性を示さず,高いタンパク質抽出作用および可溶化作用を示す。分子式:C26H51NO10・CF3COOH,M.W.:651.714,純度:>90%(qNMR),溶解性:メタノール,水,DMSOに溶解する。
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

製品記事 微生物由来生理活性物質
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[在庫・価格 :2024年04月28日 00時00分現在]

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IMCTA-C14(trifluoroacetate) <High Protein Extraction and Solubilization Activities>

文献数: 1

説明文 4-トレハロサミンのN-テトラデシル誘導体で,タンパク質変性活性を示さず,高いタンパク質抽出作用および可溶化作用を示す。分子式:C26H51NO10・CF3COOH,M.W.:651.714,純度:>90%(qNMR),溶解性:メタノール,水,DMSOに溶解する。
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

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関連製品:4-Trehalosamine / Lentztrehalose

4-Trehalosamine(4-トレハロサミン)

4-Trehalosamine(4-トレハロサミン)はTrehalose(トレハロース)の類縁体で、Trehaloseと同様の効果が期待できる一方で、哺乳類Trehalase(トレハラーゼ)によって分解されず安定性が高いことで知られています。さらに、Trehaloseにはない機能として、中性付近で、代表的な緩衝剤であるTrisと同程度の強いpH緩衝能を示しました 。このため、4-Trehalosamineは、pH緩衝能も持つ保湿保護剤として、Trehaloseよりも幅広い用途が期待できます。
4-Trehalosamineの詳細はこちらをご覧下さい。

4-Trehalosamineの構造式

4-Trehalosamine(#15612)の構造式


Lentztrehalose(レンツトレハロース)

Lentztrehalose(レンツトレハロース)A、B、Cは、放線菌Lentzea sp. ML457-mF8の固体培養によって得られるトレハロースの類縁体です。いずれもトレハロースとは異なり、トレハロースを代謝する様々な微生物に対して分解されずに安定性を示し、またブタ腎臓由来のトレハラーゼ(Trehalase)に耐性を示します。
Lentztrehaloseの詳細はこちらをご覧下さい。

Lentztrehalose-A-Structure

Lentztrehalose A(#14678)の構造式

Lentztrehalose-B-Structure

Lentztrehalose B(#14679)の構造式

Lentztrehalose-C-Structure

Lentztrehalose C(#14680)の構造式

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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