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血管新生阻害物質 MC-1 [CAS: 39051-96-2]

掲載日情報:2024/10/30 現在Webページ番号:71630

イソクマリン骨格を有するMC-1は、放線菌Streptoverticillium eurocidiumから発見されたCytogenin(サイトゲニン、#16331)の代謝産物の1つです。マウスの血管新生に対してCytogeninと同程度の活性を示す一方、Cytogeninよりも高い生体内安定性を示します 1。Cytogeninのマウスによる代謝産物の中で、MC-1は側鎖のアルコールがカルボン酸に酸化された構造を示します。
興味深い事に、MC-1はオクラトキシンを産生するカビとして知られるAspergillus ochraceus 2や、マングローブ内生菌Aspergillus sp. 3などからの単離が報告されています。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


MC-1&Cytogenin-Structure

MC-1とCytogeninの構造式


特長

  • CAS No.:39051-96-2
  • 分子式:C11H8O6
  • 分子量:236.179
  • 純度:>98%(HPLC)
  • メタノールやDMSOに溶解する。

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生理活性・作用の報告例

  • グルクロン酸抱合体形成による代謝は受けず、尿中にそのまま排出されたことから、Cytogeninの代謝物であるMC-1の生体内安定性は高い事が示された 1
  • Ⅱ型コラーゲン誘発関節炎マウスを用いて抗関節炎活性を評価したところ、20 mg/kg(経口投与)の用量でCytogeninと同程度の阻害活性を示した 1
  • MC-1はマウス背部皮下法(Dorsal Air Sac)において、悪性腫瘍細胞S-180による血管新生を、Cytogeninと同程度に抑制した 1
化合物抗関節炎
阻害活性(%)
抗血管新生
阻害活性(%)
MC-132.6%50%
Cytogenin38.1%60%

本数値は文献に基づく数値であり、販売用本製品についての生理活性有無の実証実験はしていません。


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参考文献

  1. Matsumoto, N., et al., J. Antibiotics, 54 (3), 285~296 (2001). [PMID:11372785]
  2. Yamazaki, M., et al., Chem. Pharm. Bull., 20 (10), 2276~2278 (1972). [DOI:10.1248/cpb.20.2276]
  3. Feng, A., et al., Nat. Prod. Res., 38 (14), 2474~2479 (2024). [PMID:36815551]

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価格

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納期 文献数
MC-1 <Angiogenesis Inhibitor>
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説明文
放線菌から発見されたCytogenin(#16331)の代謝産物の1つ。マウスの血管新生に対してCytogeninと同程度の活性を示す一方、Cytogeninよりも高い生体内安定性を示す。分子式:C11H8O6,M.W.:236.179,純度:>98%(HPLC),溶解性:DMSO、メタノールに溶解する。
CAS No:39051-96-2
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

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MC-1 <Angiogenesis Inhibitor>

文献数: 1

説明文 放線菌から発見されたCytogenin(#16331)の代謝産物の1つ。マウスの血管新生に対してCytogeninと同程度の活性を示す一方、Cytogeninよりも高い生体内安定性を示す。分子式:C11H8O6,M.W.:236.179,純度:>98%(HPLC),溶解性:DMSO、メタノールに溶解する。
CAS No:39051-96-2
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reagent@funakoshi.co.jp

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