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抗腫瘍活性を示すアルテミシジン Altemicidin [CAS: 125399-82-8]

掲載日情報:2020/05/20 現在Webページ番号:69706

Altemicidin(アルテミシジン)は、微生物化学研究所(IMC)において放線菌 Streptomyces sioyaensis SA-1758株の培養液から単離された天然物です。1,2)
Altemicidin(アルテミシジン)は抗腫瘍活性を示し、マウス白血病細胞L1210およびIMC carcinoma細胞に対するIC50値はそれぞれ0.84 μg/mlおよび0.82 μg/mlを示しました。Xanthomonas oryzaeに対しては抗菌活性も有し、そのMICは6.25 μg/mlでした。1) ブラインシュリンプに対するLC50値は3.0 μg/mlであり、インゲンマメに発生したハダニに対しては約10 ppmの濃度で50%の防除価を示しました。1)また、イソロイシルtRNA合成酵素阻害活性を有する類縁物質も微生物より単離されています。3)類縁物質については近年に至るまで合成4)や生合成5)の研究が行われています。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

Altemicidinの構造式

特長

  • 純度:>90%
  • CAS No.:125399-82-8
  • 分子式:C13H20N4O7S
  • 分子量:376.384
  • 水に溶解し、メタノールには溶けにくい。ヘキサン、アセトンには不溶。

生理活性・作用の報告例

  • マウス白血病細胞L1210およびIMC carcinoma細胞に対する阻害活性を示し、抗腫瘍活性を示した。1)
    ・マウス白血病細胞L1210に対するIC50 = 0.84 μg/ml
    ・IMC carcinoma細胞に対するIC50 = 0.82 μg/ml
  • Xanthomonas oryzaeに対して抗菌活性を示した。2)
    ・MIC = 6.25 μg/ml
  • ブラインシュリンプに対するLC50 = 3.0 μg/ml1)
  • インゲンマメのハダニに対する50%防除価 = 約10 ppm

本数値は文献に基づく数値であり、販売用本製品についての生理活性有無の実証実験はしていません。



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参考文献

  1. Takahashi A. et al. J. Antibiot., 42(11), 1556~1561 (1989).
  2. Takahashi A. et al. J. Antibiot., 42(11), 1562~1566 (1989).
  3. Stefanska A. L. et al. J. Antibiot., 53(4), 357~363 (2000).
  4. Hayakawa I. et al. J. Org. Chem., 84(23), 15614~15623 (2019).
  5. Hu Z. et al. Nature Commun., 10(1), 1~10 (2019).


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Altemicidin <Acaricidal and Antitumor>
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説明文
抗腫瘍活性,マウス白血病細胞L1210およびIMC carcinoma細胞に対する阻害活性,抗菌活性,インゲンマメに発生したハダニに対する50%防除価が報告されている。マウス白血病細胞L1210 IC50 = 0.84 μg/ml, IMC carcinoma細胞 IC50 = 0.82 μg/ml。Xanthomonas oryzaeに対する抗菌活性 MIC = 6.25 μg/ml。M.W.:376.384,純度:> 90% (HPLC),分子式:C13H20N4O7S
CAS No:125399-82-8
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年3月15日号 p.28
ニュース2021年9月15日号 p.21

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微生物由来の抗腫瘍作用/細胞毒性物質
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Altemicidin <Acaricidal and Antitumor>

文献数: 1

説明文 抗腫瘍活性,マウス白血病細胞L1210およびIMC carcinoma細胞に対する阻害活性,抗菌活性,インゲンマメに発生したハダニに対する50%防除価が報告されている。マウス白血病細胞L1210 IC50 = 0.84 μg/ml, IMC carcinoma細胞 IC50 = 0.82 μg/ml。Xanthomonas oryzaeに対する抗菌活性 MIC = 6.25 μg/ml。M.W.:376.384,純度:> 90% (HPLC),分子式:C13H20N4O7S
CAS No:125399-82-8
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年3月15日号 p.28
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