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アルカリホスファターゼ阻害物質 Forphenicine [CAS: 57784-96-0]

掲載日情報:2021/05/28 現在Webページ番号:69447

Forphenicine(フォルフェニシン)はStreptomyces fulvoviridis var. acarbodicus MC974-A5株の培養液から単離されたアルカリホスファターゼ阻害物質です1, 2。マウスにおいてヒツジ赤血球(SRBC)に対する遅延型過敏症、および抗体産生能を増強することが認められました3
また創薬研究の一環として、Forphenicineの構造を経口投与が可能な形に化学変換したForphenicinol(#09637)も合成されています4
微生物化学研究所の微生物由来生理活性物質の製品ラインナップについてはこちらをご覧下さい。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


Forphenicineの構造式

Forphenicine(#09636)の構造式


特長

  • 分子式:C9H9NO4
  • 純度:> 90% (HPLC)
  • CAS No.:57784-96-0
  • M.W.:195.174
  • 希酢酸、希塩酸、水に可溶。メタノール、ベンゼン、ピリジン、DMSOに不溶。

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生理活性作用

  • ニワトリ小腸より調製されたアルカリホスファターゼを顕著に阻害(IC50値:0.036μg/ml)し、ウシ小腸、ウシ肝臓や大腸菌から調製されたホスファターゼには弱い阻害を示した1
  • ニワトリ小腸アルカリホスファターゼに対し、フォルフェニシンはp-ニトロフェニルリン酸に不競合的に阻害した(Ki値:1.64×10-7 M)1
  • マウスへ腹腔投与によりヒツジ赤血球に対する遅延型過敏症、および抗体産生能を増強する3

本数値は文献に基づく数値であり、販売用本製品についての生理活性有無の実証実験はしていません。


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参考文献

  1. Aoyagi T., et al., J. Antibiot., 31 (3), 244~246 (1978). [PMID:348665]
  2. Yamamoto T., et al., J. Antibiot., 31 (5), 483~484 (1978). [PMID:670089]
  3. Ishizuka M., et al., J. Antibiot., 35 (8), 1042~1048 (1982). [PMID:7142005]
  4. Morishima H., et al., J. Antibiot., 35 (11), 1500~1506 (1982). [PMID:7161189]

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価格

[在庫・価格 :2024年04月24日 08時35分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Forphenicine <Alkaline Phosphatase Inhibitor>
1週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 2
説明文
アルカリホスファターゼ阻害物質。マウスにおいてヒツジ赤血球(SRBC)に対する遅延型過敏症,および抗体産生能を増強する。分子式:C9H9NO4,M.W.:195.174,純度:>90%(HPLC),溶解性:希酢酸,希塩酸,水に可溶。メタノール,ベンゼン,ピリジン,DMSOに不溶。
CAS No:57784-96-0
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年5月合併号 p.22

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[在庫・価格 :2024年04月24日 08時35分現在]

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Forphenicine <Alkaline Phosphatase Inhibitor>

文献数: 2

説明文 アルカリホスファターゼ阻害物質。マウスにおいてヒツジ赤血球(SRBC)に対する遅延型過敏症,および抗体産生能を増強する。分子式:C9H9NO4,M.W.:195.174,純度:>90%(HPLC),溶解性:希酢酸,希塩酸,水に可溶。メタノール,ベンゼン,ピリジン,DMSOに不溶。
CAS No:57784-96-0
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年5月合併号 p.22

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関連製品:Forphenicinol

マウスに対して経口投与を可能にしたフォルフェニシン誘導体です。Forphenicinolの詳細についてはこちらをご覧下さい。


Forphenicinol-Structure

Forphenicinol(#09637)の構造式


[在庫・価格 :2024年04月24日 08時35分現在]

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詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Forphenicinol <Immunomodifier>
1週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 2
説明文
遅延型過敏症(DTH)反応を1~100μg/mouseの投与で増大。シクロホスファミドによって抑制されたマウスの免疫反応を100μg/ mouseで正常に復活。腹腔マクロファージの貪食をin vitroおよびin vivoで向上。6-メルカプトプリンやシクロホスファミドなどの制癌活性を増強。M.W.:197.190,純度:>98% (HPLC),分子式:C9H11NO4
CAS No:71522-58-2
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2021年9月15日号 p.21

製品記事 Forphenicinol [CAS:71522-58-2]
微生物由来生理活性物質
微生物由来の抗腫瘍作用/細胞毒性物質
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[在庫・価格 :2024年04月24日 08時35分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

Forphenicinol <Immunomodifier>

文献数: 2

説明文 遅延型過敏症(DTH)反応を1~100μg/mouseの投与で増大。シクロホスファミドによって抑制されたマウスの免疫反応を100μg/ mouseで正常に復活。腹腔マクロファージの貪食をin vitroおよびin vivoで向上。6-メルカプトプリンやシクロホスファミドなどの制癌活性を増強。M.W.:197.190,純度:>98% (HPLC),分子式:C9H11NO4
CAS No:71522-58-2
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2021年9月15日号 p.21

製品記事 Forphenicinol [CAS:71522-58-2]
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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