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免疫抑制物質 Bactobolamine

掲載日情報:2025/03/26 現在Webページ番号:71674

Bactobolamine(バクトボラミン、BBL)は、Pseudomonas属細菌由来の代謝産物であるbactobolin Aの合成誘導体です 1。Bactobolamineは、コンカナバリンA誘導リンパ球幼若化などの増殖性リンパ球応答を抑制し、同種移植した臓器の生着期間を有意に延長しました 2。低用量のBactobolamine(BBL)を低用量のタクロリムス(FK506)と組み合わせると、ラット同種肝移植モデルで生存期間を著しく延長しました。また、低用量のBactobolamine(BBL)を低用量のCyclosporine A(CyA)と組み合わせると、ヒトの混合リンパ球反応(MLR)を阻害したとの報告もあります 3
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


Bactobolamine-Structure

Bactobolamine(#15160)の化学構造式


特長

  • CAS No.:78013-07-7
  • 分子式:C11H15Cl2NO5
  • 分子量:312.143
  • 純度:>98%(HPLC)
  • DMSO、水に溶解する。

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生理活性・作用の報告例

  • コンカナバリンA誘導リンパ球幼若化などのリンパ球増殖応答を抑制し、同種移植した臓器の生着期間を有意に延長した 2
  • 低用量のBactobolamine(BBL)を低用量のタクロリムス(FK506)と組み合わせると、ラット同種肝移植モデルで生存期間を著しく延長した 3
  • 低用量のBactobolamine(BBL)を低用量のCyclosporine A(CyA)と組み合わせると、ヒトの混合リンパ球反応(MLR)を阻害した 3
CyA濃度
0 ng/ml 1 ng/ml 10 ng/ml
BBL
濃度
0 μg/ml 0.09±13.4 5.00±13.4
10 μg/ml 9.23±2.90 22.7±9.94 25.8±10.0
20 μg/ml 6.58±2.74 23.2±6.58 36.8±5.75

Bactobolamine(BBL)とCyclosporine A(CyA)を併用した際のヒト混合リンパ球反応(MLR)の阻害の度合い
記載の数字はパーセント阻害(Mean±SE)


本数値は文献に基づく数値であり、販売用本製品についての生理活性有無の実証実験はしていません。


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参考文献

  1. Munakata, T., Yakugaku Zasshi, 101 (2), 138~147 (1981). [PMID:7288570]
  2. Tomikawa, S., et al., Transplant. Proc., 29 (1-2), 1276~1278 (1997). [PMID:9123304]
  3. Imai, T., et al., Transplant. Proc., 32 (7), 2060~2062 (2000). [PMID:11120066]

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価格

[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]

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詳細 商品名
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  • 法規制等
納期 文献数
Bactobolamine <Immunosuppressant>
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説明文
コンカナバリンA誘導リンパ芽層形成などの増殖性リンパ球応答を抑制する。低用量のCyclosporine A(CyA)と組み合わせると、ヒトの混合リンパ球反応(MLR)を阻害する。分子式:C11H15Cl2NO5,M.W.:312.143,純度:>98%(HPLC),溶解性:水,DMSOに溶解する。
CAS No:78013-07-7
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

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Bactobolamine <Immunosuppressant>

文献数: 0

説明文 コンカナバリンA誘導リンパ芽層形成などの増殖性リンパ球応答を抑制する。低用量のCyclosporine A(CyA)と組み合わせると、ヒトの混合リンパ球反応(MLR)を阻害する。分子式:C11H15Cl2NO5,M.W.:312.143,純度:>98%(HPLC),溶解性:水,DMSOに溶解する。
CAS No:78013-07-7
法規制等
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(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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