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オルガノイド培養用ハイドロゲル VitroGel ORGANOID

掲載日情報:2020/11/12 現在Webページ番号:69595

患者由来のオルガノイドや多能性幹細胞(PSC)から作製したオルガノイドの成長に最適化された,ゼノフリー(動物由来成分フリー)のハイドロゲルシステムです。Ready-to-useで室温ですぐに使用でき,中性pH,透明,透過性で,様々なイメージングシステムに適応します。培地と混合するだけで,溶液はハイドロゲルマトリックスに変化します。

使用例

幹細胞スフェロイドからヒト腸オルガノイドの培養

workflow of VitroGel ORGANOID

液体窒素中から回収したヒトiPSCsを,静置浮遊培養用のVitroGel STEM (#VHM02)を用いて播種した。播種後3~5日で高品質で完全な多能性を示す(SSEA4,OCT4,SOX2,およびTRA-1-60マーカー陽性を示す)幹細胞スフェロイドを形成する。

形成したスフェロイドを遠心分離(100×g,3分間)で回収し,VitroGel STEMを用いて内胚葉分化培地に3日間再懸濁した。遠心分離(100×g,3分間)によって中腸/後腸を収集し,CDX2およびE-カドヘリンでその確認を行った。形成した中腸/後腸をオルガノイド形成培地に再懸濁し,VitroGel ORGANOIDをプロトコルに従って混合し,オルガノイド形成と長期成熟培養を行った。


マウス腸オルガノイド培養におけるVitroGel ORGANOIDと市販の基底膜マトリックスとの比較

workflow of VitroGel ORGANOID

液体窒素中から回収したマウス腸オルガノイドを直接VitroGel ORGANOIDと市販の基底膜マトリックスを用いた培地中に播種し,播種直後(day 0)から14日目までのオルガノイドのサイズと形態を観察した。

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特長

  • 三次元細胞培養と二次元ハイドロゲルコーティングのいずれにも使用できます。
  • 三次元静置培養とスケールアップのためのハイドロゲルVitroGel STEM (#VHM02)を用いた幹細胞スフェロイドを,VitroGel ORGANOIDのハイドロゲルに移すことによりオルガノイドの分化を行うことが可能です。
  • 主な成長因子と化合物は,直接ハイドロゲルと混合するか,ハイドロゲルの上に追加することができます。
  • 培養したオルガノイドは,別売のVitroGel Recovery Solution(#MS03-100)を使用して簡単に回収できます。
  • VitroGel ORGANOIDシリーズには,様々な生体機能性リガンド,機会強度や分解性を組み合わせた異なる組成の4種類のハイドロゲル(VitroGel ORGANOID -1~-4)があります。
  • 目的のオルガノイドの培養に最適なハイドロゲルを選択する上において,VitroGel ORGANOID -1~-4の4種類をセットした便利なVitroGel ORGANOID Discovery Kit(#VHM04-4)もあります。

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製品の種類と使用回数

製品外観をクリックすると拡大画像,商品コードをクリックすると各製品の価格表をご覧いただけます。最初にVitroGel ORGANOID Discovery Kit(#VHM04-K)で4種類のハイドロゲルをご使用の細胞,オルガノイドに使用し,播種後の成長や形態に応じて最適な製品をご選択いただくことをお勧めします。

品名 VitroGel ORGANOID
Discovery Kit -1 -2 -3 -4
製品外観
商品コード VHM04-K VHM04-1 VHM04-2 VHM04-3 VHM04-4
包装 2 ml each 10 ml
使用回数* 各60回分 300回分

1試験当たり50μl(96 well培養プレート使用時)。VitroGel ORGANOIDとオルガノイド懸濁液は,最初に2:1(v/v)(VitroGel ORGANOID 1 mlにオルガノイド懸濁液 500μl)で混合して使用します。各サイズの培養プレートの1 wellへのハイドロゲル混合液の添加量については,操作方法概略をご覧下さい。



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VitroGelシリーズの共通の特長とラインナップ

Ready to use
  • pHの事前調整が不要
  • 室温下で安定
  • 細胞と混合するだけの簡単操作
Transparent
  • 優れた透明性
  • 細胞を幅広いイメージングシステムで観察可能
Cell harvesting
  • 三次元細胞培養後に通常の遠心分離で細胞を回収できます。
Injectable
  • インジェクションが可能です。
  • in vivo の研究に最適です。
  • 簡単な操作で,培地またはPBSと混合するだけでゲル化が開始し,わずか20分で安定なゲルが得られます。
  • 酸素・培地成分・各種分子のゲル透過性が高く,長期培養や創薬研究に有用です。
  • 天然の状態により近い環境下で細胞を培養できるため,in vitro からin vivo への移行の際に有用なデータが得られます。
  • 様々な細胞で使用実績があります。
  • 専用の VitroGel Cell Recovery Solutionを用いることで,酵素を使用することなく高い細胞生存率で簡単に細胞を回収することができます。

Ready-to-useのVitroGel

あらかじめ使用濃度が調整されており,Ready-to-useなタイプのハイドロゲルです。
室温で細胞培養液(または培地,PBS)と混合するだけで,簡単にゲル化します。

品名 商品コード 適した細胞種
VitroGel Hydrogel Matrix VHM01 幅広い細胞種
VitroGel STEM VHM02 ヒト多能性幹細胞(hiPSC)
VitroGel MSC VHM03 間葉系幹細胞(MSC)
VitroGel ORGANOID(本製品) VHM04 オルガノイド
VitroGel HEK293 VHM05 HEK293細胞

VitroGel High Concentration

使用前にご自身で希釈することで,ゲル強度の調節が可能なタイプのハイドロゲルです。

品名 商品コード 修飾 機能性リガンド
VitroGel 3D High Concentration TWG01 非修飾 なし
VitroGel RGD High Concentration TWG03 RGD 細胞接着ペプチド
VitroGel IKVAV High Concentration TWG07 IKVAV ラミニン由来ペプチド
VitroGel YIGSR High Concentration TWG08 YIGSR ラミニン由来ペプチド
VitroGel COL High Concentration TWG09 GFOGER コラーゲン疑似ペプチド
VitroGel MMP High Concentration TWG10 MMP マトリックスメタロプロテアーゼ

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操作方法概略

VitroGel ORGANOID操作方法概略

  1. VitroGel ORGANOID 1mlに培地500μlを加え,穏やかに5~10回ピペッティングで混合する(VitroGel ORGANOIDと細胞懸濁液の比率は2:1 v/vで混合する)。オルガノイド培養に必須な成長因子がある場合には,あらかじめ×3濃度で培地に添加しておく。ハイドロゲル混合液を下表を参照に培養プレートのウェルに添加し,ゆっくりプレートを傾けたり,回転させ,各ウェルの底部にハイドロゲルで均一に覆われるようにする。
    培養プレートの種類 6 well plate 12 well plate 24 well plate 48 well plate 96 well plate
    ハイドロゲル混合液添加量 1,200μl/well 600μl/well 300μl/well 150μl/well 50μl/well

  2. 10~15分間静置し,軟質ゲルを形成させる。
    ヒドロゲル形成の間は,プレートを傾けたり振ったりしてヒドロゲルを破壊しないように注意する。
  3. 下表の培地添加量を参照し,培地をハイドロゲルの上に注意しながら注いで重層する。その後,培養プレートをインキュベーターに入れる。
    実験条件に応じて上層の培地を変化させて下さい。ハイドロゲルへの影響を抑制するために,50~80%は同じタイプの培地とすることをお勧めします。ただし,オルガノイド培養中に別の培地に切り替える場合は,上層の培地を100%交換して下さい。
    培養プレートの種類 6 well plate 12 well plate 24 well plate 48 well plate 96 well plate
    ハイドロゲル混合液添加量 1,200μl/well 600μl/well 300μl/well 150μl/well 50μl/well

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引用文献


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関連製品 VitroGel Cell Recovery Solution

VitroGelで培養した細胞を中性,37℃で,酵素を使用せずに迅速かつ安全に回収するための溶液です。回収した細胞は,回復培養後に二次元または三次元培養のいずれの方法でも継代培養することができます。
商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。

  • 操作時間:15~20分
  • pH:中性
  • 商品コード:MS03-100
  • 包装:100 ml
Recovery Solution製品外観

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価格

VitroGel ORGANOID Discovery Kit

[在庫・価格 :2021年02月25日 23時10分現在]

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詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
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納期 文献数
VitroGel ORGANOID Discovery Kit
2~3週間 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
動物成分フリーで透明性に優れた多糖ベースのハイドロゲル。使用濃度が調整済み。培養に適した細胞種:オルガノイド。※VitroGel ORGANOIDは1~4の4種類あり,それぞれ生体機能性リガンド,機械的強度,および分解性が異なります。まずは4種類のゲル(各2 ml)がセットになったVitroGel ORGANOID Discovery Kit (#VHM04-K)の使用をお勧めします。
法規制等
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VitroGel ORGANOID Discovery Kit

文献数:0

説明文 動物成分フリーで透明性に優れた多糖ベースのハイドロゲル。使用濃度が調整済み。培養に適した細胞種:オルガノイド。※VitroGel ORGANOIDは1~4の4種類あり,それぞれ生体機能性リガンド,機械的強度,および分解性が異なります。まずは4種類のゲル(各2 ml)がセットになったVitroGel ORGANOID Discovery Kit (#VHM04-K)の使用をお勧めします。
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VitroGel ORGANOID

[在庫・価格 :2021年02月25日 23時10分現在]

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VitroGel ORGANOID-1
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動物成分フリーで透明性に優れた多糖ベースのハイドロゲル。使用濃度が調整済み。培養に適した細胞種:オルガノイド。※VitroGel ORGANOIDは1~4の4種類あり,それぞれ生体機能性リガンド,機械的強度,および分解性が異なります。まずは4種類のゲル(各2 ml)がセットになったVitroGel ORGANOID Discovery Kit (#VHM04-K)の使用をお勧めします。
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動物成分フリーで透明性に優れた多糖ベースのハイドロゲル。使用濃度が調整済み。培養に適した細胞種:オルガノイド。※VitroGel ORGANOIDは1~4の4種類あり,それぞれ生体機能性リガンド,機械的強度,および分解性が異なります。まずは4種類のゲル(各2 ml)がセットになったVitroGel ORGANOID Discovery Kit (#VHM04-K)の使用をお勧めします。
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動物成分フリーで透明性に優れた多糖ベースのハイドロゲル。使用濃度が調整済み。培養に適した細胞種:オルガノイド。※VitroGel ORGANOIDは1~4の4種類あり,それぞれ生体機能性リガンド,機械的強度,および分解性が異なります。まずは4種類のゲル(各2 ml)がセットになったVitroGel ORGANOID Discovery Kit (#VHM04-K)の使用をお勧めします。
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動物成分フリーで透明性に優れた多糖ベースのハイドロゲル。使用濃度が調整済み。培養に適した細胞種:オルガノイド。※VitroGel ORGANOIDは1~4の4種類あり,それぞれ生体機能性リガンド,機械的強度,および分解性が異なります。まずは4種類のゲル(各2 ml)がセットになったVitroGel ORGANOID Discovery Kit (#VHM04-K)の使用をお勧めします。
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[在庫・価格 :2021年02月25日 23時10分現在]

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VitroGel ORGANOID-1

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説明文 動物成分フリーで透明性に優れた多糖ベースのハイドロゲル。使用濃度が調整済み。培養に適した細胞種:オルガノイド。※VitroGel ORGANOIDは1~4の4種類あり,それぞれ生体機能性リガンド,機械的強度,および分解性が異なります。まずは4種類のゲル(各2 ml)がセットになったVitroGel ORGANOID Discovery Kit (#VHM04-K)の使用をお勧めします。
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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