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VitroGelまたはECMで作製したオルガノイドをわずか15分で回収 VitroGel Organoid Recovery Solution

掲載日情報:2023/04/20 現在Webページ番号:70526

VitroGelまたは動物由来の細胞外マトリックス(ECM)で培養したオルガノイドや三次元培養細胞を、酵素を使用せずに迅速かつ効率的に回収できる溶液です。

特長

  • 無傷なオルガノイドおよび細胞を高い生存率で回収することができます。
  • 動物由来のECMをわずか2分間で解重合できます。
  • 回収した細胞は三次元(3D)および二次元(2D)培養で継代培養することができます。また、ハイドロゲル標本の固定および染色処理前後に使用することで、ダウンストリーム解析を行えます。
  • 酵素不使用で、安定、安全かつ効率的に細胞を回収することができます。
  • pHは中性です。
  • ECMをコーティングしたプレートなど二次元培養した細胞の回収にも適しています。
VitroGel_organoid_recovery_solutionの特長の図

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VitroGel Organoid Recovery Solutionと他社製品の比較

本製品 他社製品A 他社製品B 他社製品C
動物由来ECMからの解重合に要する時間 2 min ~60 min ~60 min >30 min
高回収率/生存率での細胞回収
室温での実験操作/操作の簡便さ - -
ECMをコーティングしたプレートなどで二次元培養した細胞の回収 - - -
製品の保存条件 2~8℃ 2~8℃ 2~8℃ 15~35℃
製品の有効期限 15 month 3 month 2 month 不明

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操作方法概略

こちらの記載は概略です。本製品を使用する際は、必ず製品プロトコルをご確認下さい。

動物由来細胞外マトリックス(ECM)からの回収方法

動物由来細胞外マトリックスからのオルガノイドの回収方法の概略図
  1. プレートから培地を取り除き、4℃のRecovery Solutionを加え、ECMゲルを15 mlチューブに移す。
  2. 5~10回穏やかにピペッティングまたはチューブを2分間振とうし、さらに室温で2分間インキュベートして細胞を分散させる。その後、チューブを4℃、100×gで3~5分間遠心分離した後、沈殿した細胞を回収する。

VitroGelからの回収方法

VitroGel hydrogelからのオルガノイドの回収方法の概略図
  1. プレートから培地を取り除き、37℃のRecovery Solutionを加え、ピペッティングで穏やかにハイドロゲルを細かい断片に破砕する。その後、あらかじめ37℃に加温した新鮮なRecovery Solutionの入った15 mlチューブに、ハイドロゲル破砕物を移す。
  2. セロロジカルピペットを用いて5~10回穏やかに混和し、37℃のウォータバスで2~3分間インキュベートする。この操作を2、3回繰り返す。その後、チューブを4℃、100×gで3~5分間遠心分離した後、ハイドロゲルから分散した細胞を回収する。

操作方法の動画

動物由来細胞外マトリックス(ECM)からの回収方法

VitroGelからの回収方法

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使用例

VitroGel Organoid Recovery Solutionを用いて回収したオルガノイドの培養

ECMで培養したオルガノイドに、4℃のRecovery Solutionを加えた。その後、方法1(上段)ではピペッティングでオルガノイドを小さな断片に破砕し、方法2(下段)では、ピペットを用いずにスパーテルでオルガノイドをプレートからチューブに移し、穏やかにチューブを揺らすことで分散させた。オルガノイドを分散後、方法1・2ともに室温で2分間インキュベートした後、細胞を回収し、継代・拡大培養を行った。


VitroGel Organoid Recovery Solutionおよび他社Organoid Recovery Solutionを用いて回収したオルガノイドの比較

VitroGel Organoid Recovery Solutionと他社製品の回収したオルガノイドの比較

ECMで培養したオルガノイドに、各社のRecovery Solution(4℃)を加えて懸濁した後、VitroGel Organoid Recovery Solutionを混合した溶液(MS04溶液)は室温で2分間、D社およびE社のRecovery Solutionを加えた溶液は氷中で最低15分間インキュベートした。遠心分離後、MS04溶液中のECMはすべて溶解したが、D社およびE社のRecovery Solutionを混合した溶液ではほとんどのECMが残っていた。MS04溶液から回収した無傷のオルガノイドは培地に簡単に再懸濁でき、継代培養のための小さな断片に分割することができた(左図)。一方、D社およびE社のRecovery Solutionを用いた場合は、オルガノイド・ECM混合物の断片化は困難であった(図中央、右図)。以上の結果から、VitroGel Organoid Recovery Solutionは、オルガノイドの増殖においてより高い細胞回収率を実現することが示された。


VitroGel Organoid Recovery Solutionを用いてECMコーティングプレートで二次元培養したiPSC細胞の回収

VitroGel Organoid Recovery Solutionを用いて二次元培養下iPSC細胞の回収結果

A)ECMコーティングプレートから剥離する細胞の形態(VitroGel Organoid Recovery Solutionを加えてから3分後)
B)細胞回収後のウェルプレート(すべての細胞がECMコーティングプレートから除去されていることが分かる)
C)新しいECMコーティングプレートに再播種した後の細胞の形態(3日目)


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価格

[在庫・価格 :2024年11月06日 13時55分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

[在庫・価格 :2024年11月06日 13時55分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

VitroGel Organoid Recovery Solution

文献数: 0

説明文
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2024年3月1日号 p.17

製品記事 VitroGel Hydrogelシリーズ
関連記事 VitroGelシリーズのFAQ
三次元培養(3D culture)製品特集

VitroGel Organoid Recovery Solution

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説明文
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2024年3月1日号 p.17

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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