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二次元/三次元培養における生細胞と死細胞の判別キット Cyto3D Live-Dead Assay Kit

掲載日情報:2021/02/16 現在Webページ番号:69654

二次元(2D)または三次元(3D)培養における生細胞と・死細胞の判別を蛍光法により簡便、迅速に行えるキットです。Ready-to-useのCyto3D reagentを細胞に加えて5~10分間インキュベートした後に、蛍光顕微鏡やフローサイトメーターなどを用いて生細胞(緑色)・死細胞(オレンジ色)の判別を行います。


測定例

VitroGelシステムで培養した膠芽腫細胞(SF298細胞)の生・死細胞の判定

膠芽腫細胞(SF298、約60%の細胞生存率)をVitroGelシステムで2日間、三次元培養した。Cyto3D reagent 2μlをハイドロゲル 50μlとカバー培地50μlを含む各ウェルに添加し、37℃で5~10分間混合物をインキュベートした。Cyto3D Live-Dead Assay Kitを使用すると、ハイドロゲルの高レベルの生細胞と死細胞が画像にはっきり示されることがわかる。

3Dハイドロゲルマトリックス内の生細胞(緑色)と死細胞(オレンジ色)の蛍光顕微鏡観察

Cyto3D Live-Dead Assay Kit workflow

Cyto3D-AOPI-SF298-cells-overlay

ハイドロゲル内の細胞のzスタック画像を三次元(3D)で再構成した四次元(4D)イメージ

Cyto3D Live-Dead Assay Kit workflow

Cyto3D-AOPI-SF295-angled

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幹細胞スフェロイドの生死細胞生存率画像

幹細胞をVitroGel STEM(#VHM02)で5日間静的浮遊培養した。Cyto3D reagent 2μlを細胞懸濁液100μlを含む各ウェルに添加した。37℃で混合物を5~10分間インキュベートし、細胞を蛍光顕微鏡下で観察した。3Dハイドロゲルマトリックスで培養された幹細胞スフェロイドは、生細胞(緑色)および死細胞(オレンジ色)で示される。Cyto3D reagentは、大きな細胞スフェロイドにも浸透し、細胞生存率の分析を行えることがわかる。

Cyto3D Live-Dead Assay Kit workflow

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測定原理

本製品は、2種類の核染色試薬、アクリジンオレンジ(AO、Acridine Orange)とヨウ化プロピジウム(PI、Propidium Iodide)をあらかじめ最適比で混合した試薬であるCyto3D reagentを用いています。AOは、生細胞と死細胞の両方の細胞膜を透過し、すべての有核細胞を染色して緑色蛍光を生成します。PIは、細胞膜が損傷した有核細胞にのみ浸透し、死細胞を染色してオレンジ色蛍光を生成します。

PIの蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)による消光によって、細胞がAOとPIの両方で染色されると、すべての有核の生細胞は緑色蛍光を発します。一方ですべての有核の死細胞はオレンジ色蛍光を発します。赤血球、血小板、破片などの非有核物質は蛍光を発することはなく、蛍光顕微鏡では検出されません。

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特長

  • 2種類の核染色試薬があらかじめ最適比で混合されたReady-to-useの試薬で、すぐに使用できます。
  • 迅速かつ高感度で生細胞と死細胞を判別できます。
  • 二次元(2D)培養細胞のみならず、三次元(3D)培養細胞においても最適です。
  • 用途:有核細胞の生・死細胞の判別
  • 測定試料:細胞株、初代培養細胞、幹細胞
  • 測定方法:蛍光
  • 検出方法:蛍光顕微鏡、フローサイトメーター、蛍光プレートリーダー、蛍光細胞測定機器
  • 包装:1 ml
  • 測定回数:500回(100μl当たり2μl使用時)
測定方法 AO PI
測定波長 励起 494 nm/蛍光 517 nm 励起 535 nm/蛍光 617 nm
標準フィルター GFP Texas Red

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操作方法概略

Cyto3D Live-Dead Assay Kit workflow

  1. Cyto3D reagentを室温に戻す。
  2. 培養液または細胞懸濁液100μlをウェルに入れ、Cyto3D reagent 2μlを加える。
  3. 37℃で5~10分間インキュベート後に、検出を行う。

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キット内容

  • Cyto3D reagent
    (premixed acridine orange(AO)and propidium iodide(PI))




Cyto3D reagent製品外観

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VitroGelシリーズの共通の特長

Ready to use
  • pHの事前調整が不要
  • 室温下で安定
  • 細胞と混合するだけの簡単操作
Transparent
  • 優れた透明性
  • 細胞を幅広いイメージングシステムで観察可能
Cell harvesting
  • 三次元細胞培養後に通常の遠心分離で細胞を回収できます。
Injectable
  • インジェクションが可能です。
  • in vivo の研究に最適です。
  • 簡単な操作で、培地またはPBSと混合するだけでゲル化が開始し、わずか20分で安定なゲルが得られます。
  • 酸素・培地成分・各種分子のゲル透過性が高く、長期培養や創薬研究に有用です。
  • 天然の状態により近い環境下で細胞を培養できるため、in vitro からin vivo への移行の際に有用なデータが得られます。
  • 様々な細胞で使用実績があります。
  • 専用のVitroGel Organoid Recovery Solution(別売)を用いることで、酵素を使用することなく高い細胞生存率で簡単に細胞を回収することができます。



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価格

[在庫・価格 :2024年04月19日 20時55分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
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  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Cyto3D Live-Dead Assay Kit
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 3
説明文
二次元(2D)培養および三次元(3D)培養細胞において,培地中・細胞懸濁液中に添加して5~10分静置するだけで,迅速かつ高感度で生細胞と死細胞を判別できる。2種類の核染色試薬,アクリジンオレンジ(AO,Acridine Orange)とヨウ化プロピジウム(PI,Propidium Iodide)をあらかじめ最適比で混合したReady-to-useの試薬。
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年3月1日号 p.15
ニュース2021年7月15日号 p.26

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[在庫・価格 :2024年04月19日 20時55分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

Cyto3D Live-Dead Assay Kit

文献数: 3

説明文 二次元(2D)培養および三次元(3D)培養細胞において,培地中・細胞懸濁液中に添加して5~10分静置するだけで,迅速かつ高感度で生細胞と死細胞を判別できる。2種類の核染色試薬,アクリジンオレンジ(AO,Acridine Orange)とヨウ化プロピジウム(PI,Propidium Iodide)をあらかじめ最適比で混合したReady-to-useの試薬。
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2022年3月1日号 p.15
ニュース2021年7月15日号 p.26

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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