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マウス白血病由来L1210細胞に阻害作用および抗HIV作用を示すオキサノシン Oxanosine [CAS: 80394-72-5]

掲載日情報:2020/05/08 現在Webページ番号:69089

Oxanosine(オキサノシン)は微生物化学研究所(IMC)の梅澤らによりStreptomyces capreolus MG265-CF3から単離精製され、新規のヌクレオシドとして報告されました。Oxanosineの構造は核酸の塩基であるグアニンに構造が類似しており、カルボニル基の隣の窒素(N)が酸素(O)に変わった構造で、糖はRNAと同じリボース構造を有していることがX線解析により決定されました。1) 近年でもOxanosineの誘導体についての研究報告がされています。2)
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

Oxanosineの構造式

特長

  • 純度:>98%(HPLC)
  • CAS No.:80394-72-5
  • 分子式:C10H12N4O6
  • 分子量:284.227
  • 水、メタノール、DMSOに可溶。CHCl3には不溶。


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生理活性・作用の報告例

  • E.coli K-12に対して弱い抗菌活性を示した。3)
  • HeLa細胞に対して細胞増殖阻害活性を示した(IC50:32 μg/ml)。3)
  • マウス白血病由来のL1210細胞の増殖を阻害した(IC50:32 μg/ml)。3)
  • GMP合成酵素を競合的に阻害した(Ki:7.4×10-4 M)。4)
  • 34℃で発がん遺伝子に関連するK-ras遺伝子を含むラット腎細胞の形態を通常の形態へと変換した。5)
  • 細胞毒性を示すことなく、CEM細胞、U937に対して抗HIV活性(EC50=7.0 μg/ml(CEM細胞)、EC50=27 μg/ml(U937))を示した。6)

本数値は文献に基づく数値であり、本製品についての生理活性有無の実証実験はしていません。



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参考文献

  1. Nakamura H. et al. J. Antibiot., 34(9), 1219~1221(1981).
  2. Yu R. et al. Chem.Res.Toxicol., 32(3), 456~466(2019).
  3. Shimada N. et al. J. Antibiot., 34(9), 1216~1218(1981).
  4. Yagisawa N. et al. J. Antibiot., 35(6), 755~759(1982).
  5. Itoh O. et al. Cancer Res., 49(4), 996~1000(1989).
  6. Saito Y. et al. J. Antibiot., 53(3), 309~313(2000).


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納期 文献数
Oxanosine <Antitumor> <GMP Synthase Inhibitor>
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説明文
白血病L1210細胞阻害,GMP合成酵素を競合的に阻害,HIVの複製を抑制する効果等が報告されている。白血病L1210細胞阻害:IC50=1.0 μg/ml, GMP合成酵素を競合的に阻害:Ki=7.4x10-4 M。分子式:C10H12N4O6,M.W.:284.23 ,純度:>98%(HPLC),溶解性:水,メタノール,DMSOに可溶。CHCl3には不溶。
CAS No:80394-72-5
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年9月1日号 p.19
ニュース2022年11月15日号 p.23

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Oxanosine <Antitumor> <GMP Synthase Inhibitor>

文献数: 3

説明文 白血病L1210細胞阻害,GMP合成酵素を競合的に阻害,HIVの複製を抑制する効果等が報告されている。白血病L1210細胞阻害:IC50=1.0 μg/ml, GMP合成酵素を競合的に阻害:Ki=7.4x10-4 M。分子式:C10H12N4O6,M.W.:284.23 ,純度:>98%(HPLC),溶解性:水,メタノール,DMSOに可溶。CHCl3には不溶。
CAS No:80394-72-5
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年9月1日号 p.19
ニュース2022年11月15日号 p.23

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