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トランスラトーム/de novoプロテオーム解析用キット AHARIBO Kit
掲載日情報:2021/05/07 現在Webページ番号:68157
Immagina BioTechnology社独自のRibo-MINATI技術により、翻訳複合体のプルダウンを行う製品です。新生ペプチドへAHA(L-Azidohomoalanine)を取り込ませるAHARIBO Core Kitと、各アプリケーションに適した形で翻訳複合体のプルダウンを行うAHARIBO Moduleを組合せて使用します。
Moduleには、トランスラトーム解析用のAHARIBO RNA Moduleと、de novoプロテオーム解析用のAHARIBO Protein ModuleおよびAHARIBO Western Blotting Moduleがあります。
Core Kitと、それぞれのModuleを用いることで、少量の試料から迅速に、様々な生物学的条件における翻訳/タンパク質合成の動的変化を検出することができます。
※ トランスラトーム解析用NGSライブラリー調製に必要な試薬がすべて含まれた AHARIBO TRANSLATOME RNAseqについてはこちらをご覧下さい。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
製品仕様変更のお知らせ
本製品は、2021年3月より、以下のとおり製品仕様を変更いたしました。
従来:
解析方法別のキットをラインナップ
解析方法 | 製品名 |
---|---|
RNA-seq / qPCR解析 | AHARIBO RNA Kit(#AHA003-R) |
LC-MS解析 | AHARIBO Protein Kit(#AHA003-P) |
仕様変更後:
新生ペプチドへAHAを取り込ませるAHARIBO Core Kitと、各アプリケーションに適した形で翻訳複合体のプルダウンを行うAHARIBO Moduleの組合せ
解析方法 | 製品名 | |
---|---|---|
AHAの取り込み | 翻訳複合体のプルダウン | |
RNA-seq / qPCR解析 | AHARIBO Core Kit (#AHA003_12) |
AHARIBO RNA Module(#M-AHA003-R) |
LC-MS解析 | AHARIBO Protein Module(#M-AHA003-P) | |
ウエスタンブロッティング解析 | AHARIBO Western Blotting Module(#M-AHA003-W) |
追加しました。
- トランスラトームおよびde novoプロテオームとそれらの解析について
- Ribo-MINATI技術およびAHARIBOについて
- Memo:Immagina BioTechnology社のリボソーム解析用製品群について
- 関連した特集記事
- 特長
- 使用例
- AHARIBO KitのFAQ
- キット内容
- 価格
トランスラトームおよびde novoプロテオームとそれらの解析について
トランスラトーム(Translatome)は、単一の細胞内である瞬間または条件で翻訳に使用されるRNAの全体を指します。一次転写物全体を指すトランスクリプトーム(Transcriptome)よりも、新規合成されたタンパク質全体(de novoプロテオーム)との相関性が高く、ある遺伝子の発現レベル推定時により正確な値が得られます。
従来のトランスラトーム解析法としてポリソームプロファイリングやアフィニティ精製後のRNA-seqが、de novoプロテオーム解析法としてpSILACやPUNCH-Pなどのアフィニティ精製後のLC-MSがあります。しかしながら、いずれも手間を要する手法であり、また得られた結果もmRNAとタンパク質レベルの相関関係は比較的乏しくなっています。
Ribo-MINATI技術は、トランスラトームおよびde novoプロテオーム解析において信頼できる結果をもたらす手法です。
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Ribo-MINATI技術およびAHARIBOについて
Ribo-MINATI(Minimally Invasive Non-canonical Amino acid Tagging and Isolation of Ribosomes)技術は、リボソームに結合した新生ペプチド鎖内にメチオニンアナログであるAHA(L-Azidohomoalanine)を取り込ませた後に、抗体を用いずに翻訳複合体のプルダウンを行う手法です(AHARIBO:AHA-mediated RIBOsome Isoration)。
培養細胞にAHAを添加した後、翻訳中のリボソーム上の新生ペプチドをブロックする独自の小分子(sBlock)を加えて、細胞を溶解します。
AHA標識された新生ペプチド鎖と独自のスマートビーズをクリックケミストリーにより結合させることにより、活性リボソーム複合体を分離する際のタグとして使用します。
リボソーム複合体に結合したRNAおよび新生ペプチドを分離・精製し、下流の解析に用います。
タグとしてアミノ酸類似体であるAHAを用いるため、培養細胞に安全に供給され、タンパク質合成中に新生ペプチドへ迅速かつ高感度に、非毒性、非放射性の非常に小さなアジド部分からなる標識をもたらします。
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Memo:Immagina BioTechnology社のリボソーム解析用製品群について
※ RiboLace Kit / LACEseq KitおよびCircAID-p-seq Kitの詳細については、それぞれ該当のページをご覧下さい。
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関連した特集記事
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特長
システム共通
- わずか500,000細胞から解析可能です。
- 細胞溶解から、RNAまたはタンパク質が得られるまで、わずか4時間で行えます。
- RNAとタンパク質の並列解析が可能です。
- 超遠心操作は不要です。
AHARIBO RNA Module
- 本モジュールでリボソーム複合体および結合RNAを分離した後、RNA精製をし、RNA-seq解析を行うことで、トランスラトーム解析を行えます。
- タンパク質をコードしたRNA、リボソーム関連の調節RNA、非コードで翻訳に関連するRNAの3種類を濃縮できることが示されました。
- マウス胚性幹細胞の神経分化の動的変化において、本モジュールで同定されたトランスラトームはTotal RNAよりも、それぞれのタンパク質レベルに対して高い相関を示しました。
AHARIBO Protein Module
- 本モジュールでリボソーム複合体および新生ペプチド鎖を分離した後、ペプチドを消化し、LC-MS解析を行うことで、de novoプロテオーム解析を行えます。
- マウス胚性幹細胞の神経分化の動的変化において、本キットで同定されたde novoプロテオームは総タンパク質よりも、それぞれのmRNAレベルに対して高い相関を示しました。
AHARIBO Western Blotting Module
- 本モジュールでリボソーム複合体および新生ペプチド鎖を分離した後、SDS-PAGE・ウエスタンブロッティングを行うことで、de novoプロテオーム解析を行えます。
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