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ご提供の抗体遺伝子情報のヒト化から、ヒト化組換え抗体の産生、評価まで承ります ヒト化抗体関連受託サービス
掲載日情報:2022/07/13 現在Webページ番号:64675
抗体の遺伝子情報を元に、ヒト化抗体(組換え抗体、リコンビナント抗体)を作製する受託サービスです。様々な改変を導入することも可能です。
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ヒト化抗体作製受託サービスの特長
- 抗体可変領域cDNAのシークエンス情報を元に、リコンビナント抗体の作製・改変を行います。
- 化学的に定義された哺乳動物細胞発現系を用い、血清フリー培地で発現させるので、アルブミンやウシIgGの混入が無く、高純度(>98%)です。
- 低エンドトキシン(<1 EU/mg)で、様々なin vitro、in vivoのアプリケーションに使用できます。
- ヒト化以外に、動物種やクラスの変更、Fc領域の改変など様々な改変が可能です(下記参照)。
- ヒトキメラ抗体およびヒト化抗体への改変をロイヤリティフリーで行います。
- マウス抗体およびラット抗体の他に、ウサギ抗体やラクダ科動物(ラマ、アルパカ等)VHH抗体の遺伝子情報からのヒト化抗体作成も承ります。
※ 本サービスは完全ヒト型抗体の作製は承っていません。
マウス抗体/ヒトキメラ抗体/ヒト化抗体/完全ヒト型抗体の違い

Absolute Antibody社で対応可能な改変の一例

※Absolute Antibody社で作製した実績があるリコンビナント抗体/Fc融合タンパク質の一覧については、こちらをご覧下さい。
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ケーススタディ
1. 神経膠芽腫治療に有望な抗体のヒト化。発現量、凝集、力価などの面で優れたヒト化抗体の開発事例。
"Optimizing an Antibody for Glioblastoma Treatment: An Antibody Humanization Case Study"
概要
ニューヨーク州立大学のMariano Viapiano博士は、マウスモデルで神経膠芽腫の治療に有効な抗体を開発しました。Absolute Antibody社は、リコンビナント抗体の生産、キメラ化、そして最終的にヒト化サービスを提供し、安定した製造が可能なヒト化抗体を開発しました。
作製したすべてのヒト化抗体バリアントは、キメラバージョンと比較して、特異的な抗原結合と力価の上昇を示しました。活性、力価、凝集に基づき、最も有望な3つのバリアントが以後の研究に使用されました。この3つの候補は、キメラ抗体と比較して、検出可能な凝集がなく、活性は約2倍、力価は最低16倍増加していました。
2. ウサギ抗体およびラクダ科動物VHH抗体のヒト化に関する基礎的検討
"Prometheus 2.0: Engineering manufacturable humanized antibodies from diverse sources including rabbit and camelid antibodies"
概要
ウサギ抗体は長い相補性決定領域(CDR)と、VLとCLの間にジスルフィド結合を形成するκ1軽鎖を持っています。ラクダ化動物VHH抗体は単一ドメインでありヒト化する際にVLが必要ありません。これらの分子の特長をバイオインフォマティクスで分析して、さまざまな標的に対するウサギ抗体およびラクダ化動物VHH抗体のヒト化を最適化することに成功しました。得られた抗体は元の抗体に由来するキメラ抗体に匹敵する活性を示しました。
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カタログ

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作業内容(ヒト化の場合)
- 抗体可変領域cDNAのシークエンシング(ハイブリドーマをご提供の場合)。
- コントロールとして、Wild Typeおよびキメラ化抗体の少量発現。
- 抗体配列の詳細解析によるCDR(相補性決定領域)の同定および、フレームワーク領域についてヒト生殖細胞系列由来抗体と比較。
- 3~5種類のヒト化抗体について、デザイン・発現・精製。
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ご提供いただくもの
抗体の遺伝子情報、またはハイブリドーマ(抗体可変領域cDNAのシークエンシングからご依頼の場合)
※「抗体可変領域cDNAのシークエンシング」については、こちらをご覧いただくか、お問い合わせ下さい。
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納品物
- ヒトキメラ化の場合:発現させたリコンビナント抗体(1~5 mgスケール)
- ヒト化の場合:ヒト化抗体タンパク、ヒト化抗体配列およびヒト化方法を含むレポート
※オプションで、リコンビナント抗体の大量発現(50 mgスケールなど)も承ります。
※リコンビナント抗体発現用のプラスミドや発現細胞株の納品は承っていません。ご了承下さい。
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ご注文方法
※詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。
※必要に応じて秘密保持契約等の締結も可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。
※Absolute Antibody社では、リコンビナント抗体の他に、Fc領域融合タンパク質の作製も承っています。詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。
Check it out!
細胞傷害性薬物が結合された二次抗体
2°ADC(Secondary Antibody-Drug Conjugate)
二次抗体に細胞傷害性薬物としてMMAE、MMAF、DM1、デュオカルマイシンなどが結合されており、一次抗体と同時に添加すると抗原が発現している標的細胞に対して選択的に細胞死を誘導することができます。がん細胞に対する抗体医薬品のプレスクリーニングにかかる時間とコストを抑えられるツールとして有用です。
ヒト型リコンビナント抗体を使用したADC実験用ツールは、「2°ADC(Secondary Antibody-Drug Conjugate)」をご覧下さい。
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