遺伝子改変(ノックアウト/ノックイン)マウス作製受託サービス
掲載日情報:2019/08/05 現在Webページ番号:7955
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特長
■遺伝子改変マウス/ ES 細胞樹立数が豊富
株式会社安評センターの遺伝子破壊マウス系統樹立実績については、遺伝子破壊マウス1,000 系統以上/遺伝子破壊ES 細胞2,200 系統以上に達します。この実績を活かして遺伝子改変アリルの設計・構築も承っています。
キメラマウス作製実績も、高い生殖系列移行(Germline Transmission)効率を示し、これにより高確率で組み換えES 細胞由来のマウス(=遺伝子改変マウス)を取得しています。
これまでに蓄積された経験やノウハウを最大限に活用し、お客様の研究をサポートしています。
■ES 細胞はC57BL/6 系統であるRENKA 株を使用
株式会社安評センターでは129 系統のES 細胞に変わるES 細胞株として、新潟大学の﨑村建司教授らが樹立したC57BL/6N 系統のRENKA 株を使用しています。 C57BL/6 系統は129 系統で見られるような脳の障害などは見られず、RENKA 株は生殖系列移行効率が高い事が知られています。また、C57BL/6 系統由来であるため戻し交配(backcross)不要など、遺伝子改変マウスを用いた研究には非常に有用な系統です。
また、RENKA 株以外にもお客様のご要望によってBALB/c、TT2、129/Svでの遺伝子破壊マウス作製も可能です。ご相談下さい。
■単純遺伝子破壊(コンベンショナルノックアウト)マウスも条件付き遺伝子破壊(コンディショナルノックアウト)マウスも作製可能
遺伝子破壊(ノックアウト)マウスには大きく分けて2 つあります。マウスゲノム上のエキソンを含む領域を薬剤耐性遺伝子で置換した遺伝子破壊マウスを、単純遺伝子破壊(コンベンショナルノックアウト)マウスと呼びます。
これに対して胚性致死を回避する方法として条件付き遺伝子破壊(コンディショナルノックアウト)があります。この方法はCre リコンビナーゼやFLP リコンビナーゼを利用して、時期特異的または部位(臓器)特異的に遺伝子を破壊する事が可能です。
■遺伝子導入(ノックイン)マウスも作製可能
遺伝子導入(ノックイン)マウスとはクローン化された外来遺伝子を導入した遺伝子改変マウスです。またマウス由来の遺伝子で、CRISPR/Cas9を用いた一塩基置換などの変異も導入可能です。
■作製した遺伝子改変マウスの精子や胚の凍結保存
株式会社安評センターで樹立した遺伝子改変マウスの精子を凍結して保存します。また改変マウスから採取した精子を用いて作製した胚も凍結状態で納品可能です。
■遺伝子改変マウスの解析もサポート
通常はキメラマウスより作製したヘテロ欠損型マウスを納品しますが、お客様のご希望に応じてヘテロ欠損マウスの増産やホモ欠損型マウス作製も承ります。また表現型解析やES 細胞の系統によってはスピードコンジェニックも承っています。
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ご注文方法
詳細は、当社受託・特注品業務担当までお問い合わせ下さい。
※ご要望に応じて契約時に秘密保持契約を締結します。
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工程と標準価格
工程 | 期間 | 価格 | 作業内容 | |
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KO | cKO/KI | |||
相同組換え ベクターの構築 |
2~3か月 (cKOは3か月) |
88万円 | 120万円 | 1. 標的遺伝子に関する情報をデータベースにより取得し、デザイン案を作製 2. 相同組換え領域のクローニング 3. クローニング産物と薬剤耐性遺伝子の組み合わせにより、相同組換えベクターを構築 4. スクリーニング条件設定のためのコントロール・ベクターを作製 |
組換え ES細胞株の樹立 |
3~4か月 (cKOは4か月) |
140万円 | 180万円 | 5. ES細胞株へのエレクトロポレーション 6. 薬剤耐性ESクローンのピックアップ 7. PCRによるスクリーニング 8. PCR解析、Neoプローブによるサザンブロット解析により、相同組換えESクローンを樹立 |
キメラマウス作製 | 約3か月 | 70万円 | 70万円 | 9. 最大3クローンのES細胞を用いて、キメラマウス作製(すべてのキメラマウスがES細胞寄与率80%を下回る場合、再作業) |
ヘテロマウス作製 | 約3か月 | 70万円 | 70万円 | 10. 自然交配による生殖系列キメラマウスの同定(ES細胞寄与率上位4匹のキメラマウスを、野生型マウスと交配) 11. F1ヘテロマウスの取得 |
以上合計 | 368万円 | 440万円 | ※ 納品にかかる微生物検査費、輸送費は別途必要です。 | |
オプション: 薬剤耐性遺伝子の除去 |
約6か月 | - | 90万円 | F1ヘテロマウスとCAG-Flpマウス(あるいは、CAG-Creマウス)との交配により、薬剤耐性遺伝子を除去。さらに、野生型マウスと交配させ、Flpトランスジーン(あるいは、Creトランスジーン)を除去 |
※ キメラマウスに直接、CAG-Flpマウスを交配させ、生殖系列への移行と薬剤耐性遺伝子の除去を同時に行うことも可能です。
KO:コンベンショナルノックアウトマウス作製
cKO:コンディショナルノックアウトマウス作製
KI:ノックインマウス作製
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各種遺伝子改変マウス作製受託サービス
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