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高純度でドラッグデリバリーなどの分野で有用です 単分散PEG(Monodispersed PEG)

掲載日情報:2025/10/15 現在Webページ番号:72421

Biopharma PEG Scientific社の高純度な単分散PEG(Monodispersed PEG)リンカーです。ドラッグデリバリーやナノテクノロジーなどの多くの分野で有用です。
Biopharma PEG Scientific社の高純度な多分散PEG(Polydispersed PEG)はこちらをご覧下さい。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

ポリエチレングリコール(Polyethylene glycol、PEG)とは

PEGは、エチレンオキシドが反復した構造を持つポリマーです。親水性で、低毒性、低抗原性という特徴から、生体結合、ドラッグデリバリー、表面機能化、および組織工学などを含む多くの生体医工学分野でしばしば使用されてきました。ペプチド、タンパク質、またはオリゴヌクレオチドなどの薬物標的とPEG修飾(PEG化)は、薬物標的とPEGが共有結合し、薬剤の水溶性および体内循環半減期を効果的に改善することができます。その結果、安全性および治療効果が向上することが知られ、ドラッグデリバリーにおいて、PEGは抗体-薬物結合体(ADC)におけるリンカーとして、または全身へのドラッグデリバリーを改善するためのナノ粒子表面コーティングとして使用されています。

単分散PEG(Monodispersed PEG、discrete PEG)と多分散PEG(Polydisperse PEG)に分類されます。多分散PEGの分子量は不明確であり、ある範囲に分布しています。分子量分布の広がりを評価する指標として多分散指数(PDI)がしばしば用いられます。一方、単分散PEGは、厳密に規定された分子量(すなわち、一定の範囲ではなく一定の分子量をもつ)を有するPEGを指します。

単分散PEG(Monodispersed PEG、discrete PEG)とは

従来の多分散PEGとは異なり、単分散PEGは正確な分子量を有する均一な化学構造を有します。これにより、溶解性、生体適合性が向上し、免疫原性はさらに減少します。



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特長

  • 高純度のビルディングブロックを用い、段階的反応により合成されます。
  • さまざまな用途に適した官能基を有し、製品ごとに固有の分子量を持ちます。
  • 保護基にFmocおよびBocを用いた製品や、各種分子との結合を可能するためメトキシ、アルコール、およびカルボン酸などによりエンドキャッピングされた製品があります。

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主な製品ラインナップ

品名構造式分子量商品コード
2-((Azido-PEG8-carbamoyl)methoxy)acetic acid品名の構造式554.6MD006300-8
Boc-NH-PEG3-Tos品名の構造式447.54MD068038-3
Boc-NH-PEG11-N3品名の構造式670.79MD068006-11
Mal-NH-PEG4-NHS <Mal-NH-PEG4-CH2CH2COONHS>品名の構造式513.5MD022023-4
mPEG36-NH2品名の構造式1616.95MD001005-36
N3-PEG3-COOH品名の構造式247.3MD006016-3
N3-PEG3-SPA <Azido-PEG3-NHS>品名の構造式344.3MD006025-3
N3-PEG4-OH <Azido-PEG4-Hydroxy>品名の構造式219.238MD006002-4
N3-PEG6-OH <Azido-PEG6-Hydroxy>品名の構造式307.343MD006002-6
N3-PEG11-NH2品名の構造式570.7MD006005-11
NH2-PEG3-OH品名の構造式149.18MD005002-3
NH2-PEG4-OH品名の構造式193.2MD005002-4
OH-PEG3-Tos品名の構造式304.359MD002038-3
OH-PEG4-Tos品名の構造式348.412MD002038-4
OH-PEG9-OH品名の構造式414.488MD002002-9
Trityl-PEG7-N3品名の構造式637.8MD108006-7


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関連製品:Biopharma PEG Scientific社の各種PEG試薬

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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