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メーカー：	Horizon社Dharmacon製品 OriGene Technologies TransOMIC Technologies
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HOME> 試薬> 抗体> 一次抗体> Glypican-1 Antibody

膵臓がん研究に有用な抗グリピカン1抗体 Glypican-1 Antibody

掲載日情報：2020/06/12 現在Webページ番号：63154

ジーンテックス /
GeneTex International Corporation
[メーカー略称：GNT]

GeneTex社のGlypican-1ウサギポリクローナル抗体[N3C3]は、ELISA、フローサイトメトリー、免疫染色およびウエスタンブロットを含む幅広い用途および各種細胞や組織に対する適応性について検証された信頼性の高い抗体です。

Glypican-1とは
特長
使用例
価格

Glypican-1とは

Glypican-1（グリピカン1）は、N末端の小球状ドメイン、進化的に保存された14システイン残基、ヘパラン硫酸プロテオグリカンおよびグリコシルホスファチジルイノシトール（GPI）の細胞膜への付加を行うためのアンカーとなるC末端ペプチドから構成されており（下図参照）、糖化または糖鎖付加を行う2つのN‐結合部位と4つのO‐結合部位を含んだ推定分子量（MW）約62 kDa（558 aa）のプリプロプレカーサーです。Glypican-1のヘパラン硫酸修飾によって本来の分子量の約200kDaとなり、またPNGアーゼFまたはツニカマイシン処理によりN‐結合グリカンが完全に除去されると約5 kDaのサイズの減少が起こります。

他の多くの固形悪性腫瘍と同様に、膵臓がんの死亡率は、医師による外科的治癒のための疾患の早期検出ができないことが主な要因となっています。そのため、疾患の早期発見を可能にする血清バイオマーカーにより、膵臓がんによる罹患率と死亡率を顕著に減少できると考えられます。Meloらにより、がん細胞由来のエキソソームに多く含まれる細胞表面プロテオグリカンのGlypican-1は、早期膵臓がんに対しても高感度かつ特異的な血清マーカーであることが示されました。

■参考文献
・Melo SA., et al., Nature, 523 (7559), 177～182(2015).
・Poulain FE., et al., Development, 142 (20), 3456～3467(2015).
・David G., et al., J. Cell Biol., 111(6), 3165～3176(1990).
・Lories V., et al., J. Biol. Chem., 267(2), 1116～1122(1992).
・Lories V., et al., J. Biol. Chem., 264(12), 7009～1989(1989).
・Svensson G., et al., Biochemistry, 50 (43), 9377-9387(2011).

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特長

複数のアプリケーション（ELISA、FCM、IC、IF、IHC、IP、Western Blot）、薬物療法（PNGアーゼF、ツニカマイシン、ヘパリナーゼIII）、および種々の細胞株や脳組織試料で検証済みです。
ユーザーレビューによって、shRNAノックダウン試料を用いた抗体の特異性が確認されています。

品名	Anti-Glypican 1, Rappid-Poly ＜Anti-GPC1＞＜Anti- FLJ38078＞
商品コード	GTX104557
抗原動物	ヒト
交差性	ヒト／マウス
免疫動物	ウサギ
適用	ELISA、FCM、IC、IF、IHC、IP、Western Blot

※商品コードをクリックすると価格表が直接ご覧いただけます。

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使用例

測定法	フローサイトメトリー（FCM）	免疫組織染色（IHC）
分析データ
抗体希釈倍率	1：100	1：250
測定試料	A431細胞黒線：未標識試料（コントロール）赤線：DyLight488標識二次抗体	パラフィン包埋組織切片左：ヒト正常膵臓組織右：ヒト膵臓腺がん組織（グレードⅡ）
測定法	蛍光免疫細胞染色（IC / IF）	免疫沈降（IP）
分析データ
抗体希釈倍率	1：400	―
測定試料	MCF7細胞（氷冷MeOHにより5分間固定）緑色：Glypican-1（小胞体）青色：Hoechst 33342染色	試料：MCF7細胞全抽出物 EasyBlot anti-Rabbit IgG（#GTX221666-01）
測定法	薬物処理細胞のウエスタンブロット（Western blot）
分析データ
抗体希釈倍率	1：500	1：1500
測定試料	A431細胞全抽出物（各30μg）－：未処理＋：PNGアーゼF（500 units）、4時間処理	MDA-MB-231細胞全抽出物（各30 µg）－：未処理＋：ツニカマイシン（24 µg/ml）16時間処理
測定法	各種細胞、脳組織試料のウエスタンブロット（West）
分析データ
抗体希釈倍率	1：1500	1：1500
測定試料	各種細胞株ライセート（各30 µg）	U87-MG全細胞ライセート、 U87-MG馴化培地（各30 µg）
測定法	shRNAノックダウン試料を用いた特異性確認（ユーザーレビューデータ）
分析データ
抗体希釈倍率	1：1,000
測定試料	GPC1-shRNAをレンチウイルスにより導入したMCF-7細胞 Lane 1：未導入細胞、Lane 2：Mockコントロール、Lane 3：GPC1-shRNA(10)、Lane 4：GPC1-shRNA(30)