ダイナコンピテントセル(DynaCompetent Cells)選択ガイド
掲載日情報:2020/11/13 現在Webページ番号:8342
BioDynamics Labolatory社(バイオダイナミクス研究所)の迅速・安価・高効率なコンピテントセル(DynaCompetent Cells)をご紹介します。クローニング用,タンパク質発現用それぞれに,特長ある製品を取りそろえています。
併せて,コンピテントセル使用時の注意点とトラブルシューティングを掲載しています。
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2020/11/16
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BioDynamics Laboratory Inc.(株式会社バイオダイナミクス研究所)(BDL)
- クローニング用コンピテントセルお勧め製品
- タンパク質発現用コンピテントセルお勧め製品
- クローニング・ライブラリー作製用コンピテントセル各製品の特長
- タンパク質発現用コンピテントセル各製品の特長
- コンピテントセル使用時の注意点とトラブルシューティング
クローニング用コンピテントセルお勧め製品
プラスミドが傷つきにくい | 低コスト | 操作時間 | 高効率 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
DS410 DynaCompetent Cells LowInSeq 大腸菌ゲノム中のDNA型転移因子が低活性 |
DS230 DynaCompetent Cells JetGiga DH5α 分注・再凍結可能 (50本に分注で420円/本) |
DS230 DynaCompetent Cells JetGiga DH5α 操作時間:6分 |
DS230 DynaCompetent Cells JetGiga DH5α 1×109 cfu/μg | |||
DS225 DynaCompetent Cells Jet DH5α 操作時間:10分 (ヒートショックなし) |
DS228 DynaCompetent Cells DH5α for Electroporation 2×109 cfu/μg | |||||
DS218 DynaCompetent Cells JM109 for Electroporation 2×109 cfu/μg |
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タンパク質発現用コンピテントセルお勧め製品
DS255 DynaCompetent Cells Zip BL21(DE3) | 短時間(5分, ヒートショックなし) T7発現系 |
DS250 DynaCompetent Cells BL21(DE3) | スタンダードコンピテントセル T7発現系 |
DS258 DynaCompetent Cells BL21(DE3) for Electroporation | エレクトロポレーション T7発現系 |
DS260 DynaCompetent Cells BL21(DE3)pLysS | T7リゾチームによる発現制御 |
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クローニング・ライブラリー作製用コンピテントセル各製品の特長
商品コードをクリックすると製品の詳細をご覧いただけます。
用 途 | クローニング・ライブラリー作製用コンピテントセル | ||||||
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品 名 | DynaCompetent Cells LowInSeq | DynaCompetent Cells JetGiga DH5α | DynaCompetent Cells Jet DH5α | DynaCompetent Cells DH5α | DynaCompetent Cells JM109 | DynaCompetent Cells DH5α/JM109 for Electroporation | |
商品コード | DS410 | DS230 | DS225 | DS220 | DS210 | DS228 | DS218 |
特 長 | プラスミドが傷つきにくい | 安価 迅速 高効率 |
迅速 | スタンダード | スタンダード | 高効率 | 高効率 |
E. coli株 | LowInSeq | DH5 α | JM109 | DH5 α | JM109 | ||
形質転換効率(pUC19) | > 1 × 108 |
> 1 × 109 |
> 2 × 108 |
> 5 × 108 |
> 5 × 108 |
> 2 × 109 |
|
操作時間 | 約65分 | 約6分 | 約10分 | 約80分 | 約80分 | - | |
ヒートショック | 必要 | 必要 | 不要 | 必要 | 必要 | - | |
回復培養 | 必要 | 不要 | 不要 | 必要 | 必要 | 必要 | |
青白スクリーニング | × | ◎(IPTG の添加不要) | ○ | ◎ | ○ |
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タンパク質発現用コンピテントセル各製品の特長
商品コードをクリックすると製品の詳細をご覧いただけます。
用 途 | タンパク質発現用コンピテントセル | ||||
---|---|---|---|---|---|
品 名 | DynaCompetent Cells BL21 | DynaCompetent Cells Zip BL21(DE3) | DynaCompetent Cells BL21(DE3) | DynaCompetent Cells BL21(DE3) for Electroporation | DynaCompetent Cells BL21(DE3)pLysS |
商品コード | DS240 | DS255 | DS250 | DS258 | DS260 |
E. coli 株 | BL21 | BL21( DE3 ) | BL21( DE3 ) pLysS | ||
形質転換効率(pUC19) | ≧ 5 × 107 |
≧ 2 × 106 |
≧ 5 × 107 |
> 2 × 109 |
≧ 5 × 107 |
操作時間 | 約80分 | 約 5 分 | 約80分 | - | 約80分 |
ヒートショック | 必要 | 不要 | 必要 | - | 必要 |
回復培養 | 必要 | 不要 | 必要 | 必要 | 必要 |
誘導発現 | λファージCE6の感染が必要 | IPTG添加 | |||
特 長 | lon proteaseとompT membrane protease遺伝子の欠損により発現タンパク質の分解を防止 | ||||
― | IPTGによるT7 RNAポリメラーゼ誘導 | ||||
― | T7リゾチームにより, バックグラウンドタンパク質の発現レベルを低下 |
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コンピテントセル使用時の注意点とトラブルシューティング
コンピテントセルの形質転換(transformation)とは,コンピテントセルにプラスミドDNAを導入する操作です。日常的に行われる実験操作ではありますが,小さなポイントに不備があると,「コロニーが出ない」「コロニーが少ない」などの問題が生じることがあります。以下の点についてご注意いただき,コンピテントセルをご使用下さい。
項 目 | 注意点 |
---|---|
保存条件 | コンピテントセルは温度の変化によって品質が低下します。納品時にはドライアイス同梱の容器から直接-80℃のディープフリーザーに移して下さい。 |
DNA純度 | エタノール沈殿,カラム精製キットなどでできるだけ不純物を除いて下さい。エレクトロポレーションを行う場合は特に脱塩が大切です。 |
ライゲーション産物などを導入する際,(DNA量に余裕がある場合は)フェノール/クロロホルム処理およびエタノール沈殿を行うことにより形質転換効率が上昇する場合があります。 | |
DNA量 | トランスフォーメーションに用いるDNA量を増やすと,得られるコロニーの数が増加します。ただし,コロニー数の増加はDNA量に比例しないため,過剰にDNAを用いると見かけ上のコンピテンシーが低くなることがあります。 |
凍結融解 | 氷上で融解し,融解した後すぐに使用して下さい。 ただし,JetGiga DH5α(#DS230)については融解・分注しての再凍結が可能です。 |
DNA添加後の撹拌 | コンピテントセルにDNAを加えた後すぐに撹拌して下さい。撹拌が激しすぎると形質転換効率が低下するものの,均一に撹拌されることも必要です。そのため,10回程度チューブを指ではじくようにしての撹拌をお勧めします。 |
ヒートショック | ヒートショックの温度および時間は厳密に守って下さい。規定の温度および時間以外では形質転換効率が低下します。 |
形質転換を行った細胞の希釈 | プレーティングの際にコンピテントセルを希釈する場合は,SOC, SOB, LBなどを使用して下さい。水などで希釈を行うと形質転換効率が低下します。 |
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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。