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AGC タンパク質キナーゼファミリーのハイスループットアッセイシステム(KinaseRa社)

掲載日情報:2017/02/15 現在Webページ番号:80909

Frontiers

Vol.3 AGC タンパク質キナーゼファミリーのハイスループットアッセイシステム


KinaseRa(キナセラ)社は、2006 年にエストニアのTartu 大学発ベンチャーとして起業した、タンパク質キナーゼファミリーのアッセイキットを販売するメーカーです。
今回は、創業者兼Tartu 大学研究者であるDr. Asko Uri 氏に設立の経緯や製品の特長について伺いました。

  Frontiers_KSR_Dr. Asko Uri CSO


大学で長年培ってきた研究成果をビジネス化

「私はかつて、『トリプトファン代謝活性とそれによる免疫応答の制御』というテーマで研究を行っていました。自力で研究に必要な抗体の開発をスタートし、結果としてこの分野におけるノウハウを持っていると広く知られるようになりました。」



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迅速かつ簡単しかも安価なタンパク質キナーゼアッセイ

「KinaseRa 社のARC protein kinase assay kit は、他社のタンパク質キナーゼアッセイキットよりも迅速、簡単、 安価に結果が得られます。しかも、従来のキットでは必須であったキナーゼに対する特異的な基質ペプチドや、リン酸化特異的抗体が含まれていません。独自のARC プローブを用いることで、1 つのキットで複数のタンパク質キナーゼアッセイを構築可能です。」



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新薬の開発を目指す研究者へ

「KinaseRa 社のキットは、薬剤候補のスクリーニングや性状解析を迅速かつ正確に行うことを求められる製薬会社に 有用だと考えています。また、操作が簡便で信頼性が高い我々のキットは、複数のタンパク質キナーゼに対する新規 阻害物質の探索や、試料中の活性型キナーゼの定量に優れ、アカデミアの基礎研究、バイオテクノロジー企業にも十 分適していると考えています。」



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KinaseRa社の製品

AGCファミリー好塩基性タンパク質キナーゼの阻害物質探索に最適なキット
ARC-Lum/Fluo Protein Kinase Assay Kits

AGCファミリーのプロテインキナーゼ(PKA, ROCK I, ROCK II, AKT3, PKG Iα, PKCδ, MSK1、Pim 1、CK2など)活性を、TR-FRET(Time-resolved fluorescence)(#BAS-LUM590)または蛍光偏光法(#BAS-FLUO590)で簡便かつ迅速に測定するキットです。従来のタンパク質キナーゼアッセイとは異なり、AGCファミリー好塩基性タンパク質キナーゼ活性の包括的な検出が行えるため、 ATPおよび基質に対するプロテインキナーゼの競合阻害物質のスクリーニングに特に有用です。

  ARC-Lum/Fluo Protein Kinase Assay Kits


活性型プロテインキナーゼの阻害物質探索に最適なキット
ARC(CK2)-Fluo Protein Kinase CK2 Assay Kit

セリン/スレオニンキナーゼであるカゼインキナーゼ2(Casein kinase 2, CK2)の酵素活性を、蛍光偏光法で簡便かつ迅速に測定するキットです。遊離型CK2α触媒サブユニットとCK2ホロ酵素の両方の活性が測定できるため、ATPまたはプロテインキナーゼ(CK2)の競合阻害物質のスクリーニングに有用です。

  ARC(CK2)-Fluo Protein Kinase CK2 Assay Kit

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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