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代謝調節型グルタミン酸レセプター1 mGluR1ライブセルイメージング試薬 LiveReceptor® mGluR1

掲載日情報:2023/07/13 現在Webページ番号:70865

フナコシ /
フナコシ株式会社
[メーカー略称:FNA]

LiveReceptor® mGluR1は、生細胞において、グルタミン酸をリガンドとするGPCRの一種である代謝調節型グルタミン酸レセプターサブタイプ1(mGluR1)に対して特異的にフルオレセイン標識するタンパク質標識試薬です。ライブセルイメージングによるmGluR1の挙動解析に優れています。


本製品はフナコシ株式会社が京都大学工学研究科 浜地格教授の研究成果に基づき製品化したものです。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
LiveReceptor®シリーズにはこのほか、AMPA型グルタミン酸レセプター(AMPAR)を標識するLiveReceptor® AMPARイオンチャネル型GABAレセプター(GABAAR)を標識するLiveReceptor® GABAARがあります。

内在性mGluR1

内在性mGluR1

過剰発現mGluR1

過剰発現mGluR1

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LiveReceptor® mGluR1によるmGluR1のライブイメージング例

LiveReceptor® mGluR1とは

LiveReceptor®は、神経伝達物質受容体を標的としたリガンド指向性タンパク質標識試薬です。代謝調節型グルタミン酸レセプターサブタイプ1(mGluR1)は、小脳のプルキンエ細胞(Purkinje cell)において発現し、記憶や学習に重要な役割をすると考えられています。LiveReceptor® mGluR1は、mGluR1に対して特異的な世界初のフルオレセイン標識試薬であり、その挙動解明に有用です。脳神経の基礎研究はじめ、神経・精神疾患研究などの治療薬開発に優れた試薬として期待されます。


参考文献

  • Nonaka, H., et al., "Bioorthogonal chemical labelling of endogenous neurotransmitter receptors in living mouse brains.", bioRχiv, https://doi.org/10.1101/2023.01.16.524180(preprint) (2023).

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特長

  • mGluR1フルオレセインを標識できます。
  • 小脳スライスの内在性mGluR1およびmGluR1過剰発現HEK293細胞において標識実績があります。
  • 培地に添加し、1~4時間の標識反応後に、mGluR1のライブイメージングが可能です。
  • 膜透過性がないため、細胞表面のmGluR1のみを標識することができます。
  • 蛍光色素としてフルオレセインを用いているため、pH応答性があり、インターナリゼーションされた標識mGluR1は消光する傾向があります。細胞表面のmGluR1の観察に優れています。

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使用例

急性小脳スライスにおける内在性mGluR1の可視化

LiveReceptor® mGluR1
Control +inhibitor
Control
+inhibitor

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3週齢マウスの急性小脳スライスを、人工脳せき髄液(ACSF)中のLiveReceptor® mGluR1 10 nMで4時間処理した。その後、ACSFで3回洗浄し、落射蛍光顕微鏡で蛍光シグナルを観察した。小脳の分子層およびプルキンエ細胞から強い緑色蛍光が観察された。mGluR1阻害物質であるFITM(500 nM)を前処理した場合では蛍光シグナルが顕著に抑制されたことから、mGluR1特異的にフルオレセイン標識されていることが分かる。

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急性小脳スライスにおける内在性mGluR1のウエスタンブロットによる検出

急性小脳スライスにおける内在性mGluR1のウェスタンブロットによる検出

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3週齢マウスの急性小脳スライスを人工脳せき髄液(ACSF)中のLiveReceptor® mGluR1 10 nMで4時間処理し、ACSFで3回洗浄後に組織ライセートを調製した。次に組織ライセートをSDS-PAGEで分離し、抗フルオレセイン(FL)抗体または抗mGluR1抗体を用いてウエスタンブロットで解析した。抗フルオレセイン抗体で観察される2本のバンドは、抗mGluR1抗体とよく一致しており、FITM処理により顕著に抑制されることが観察された。

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mGluR1過剰発現細胞におけるライブイメージング

mGluR1過剰発現細胞におけるライブイメージング"

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mGluR1を過剰発現させたHEK293細胞に対して、FITM(2 μM)存在下・非存在下でLiveReceptor® mGluR1 100 nMを17℃で4時間処理した。細胞を2回洗浄後、共焦点レーザー顕微鏡でライブイメージングを行った。FITM処理時は、フルオレセインの蛍光が顕著に抑制されていることが観察された。


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価格

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LiveReceptor mGluR1 <Endogenous mGluR1 Labeling Reagent>
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説明文
生細胞で代謝調節型グルタミン酸レセプターサブタイプ1(mGluR1)を特異的にフルオレセイン標識するタンパク質標識試薬。生細胞で特異的に標識できるため,ライブセルイメージングによる生理的なmGluR1の挙動解析に優れている。
法規制等
保存条件 -20℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年8月合併号 p.25

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LiveReceptor mGluR1 <Endogenous mGluR1 Labeling Reagent>

文献数: 0

説明文 生細胞で代謝調節型グルタミン酸レセプターサブタイプ1(mGluR1)を特異的にフルオレセイン標識するタンパク質標識試薬。生細胞で特異的に標識できるため,ライブセルイメージングによる生理的なmGluR1の挙動解析に優れている。
法規制等
保存条件 -20℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年8月合併号 p.25

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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