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Epigenase Type I PRMT Methyltransferase Activity/Inhibition Assay Kit
Ⅰ型タンパク質アルギニンメチルトランスフェラーゼ活性測定キット Epigenase Type I PRMT Methyltransferase Activity/Inhibition Assay Kit
掲載日情報：2021/12/08 現在Webページ番号：70136
さまざまな種由来の培養細胞や新鮮組織の核抽出物や精製酵素を使用し、PRMT1～4、PRMT6を含む全Ⅰ型タンパク質アルギニンメチルトランスフェラーゼ（PRMT、Protein arginine methyltransferases）とPRMT8の酵素活性および阻害を比色法により迅速に測定するキットです。
※ 「Ⅱ型PRMT(PRMT5/7)」の活性測定キットについてはEpigenase PRMT Methyltransferase (Type Ⅱ Specific) Activity / Inhibition Assay Kitをご覧下さい。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
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PRMT（Protein arginine methyltransferases）とは
PRMTの分類と機能
アルギニンヒストンのメチル化は、多くの重要なエピジェネティックな兆候の1つであり、いくつかの細胞プロセスの調節にとって不可欠なものです。ヒストンH3（Arg2、17、26）およびH4（Arg3）のアルギニンのメチル化は、PRMTファミリーによって媒介され、転写の活性化を促進します。ヒトにおいては9種類のPRMTが見出されていますが、ヒストンのメチル化が報告されているのは7種類のみであり、それらはアルギニン残基のモノ化またはジメチル化を媒介します。これらの酵素は、メチル供与体としてS-アデノシル-メチオニン（SAM）を使用し、アルギニンのグアニジニウム側鎖に転移します。PRMTは、メチル基付加位置に基づきⅠ型（PRMT1、PRMT2、PRMT3、CARM1/PRMT4、PRMT6、およびPRMT8）とⅡ型（PRMT5およびPRMT9）に分類されます。
PRMTによるヒストンのアルギニンメチル化反応経路図
Ⅰ型PRMTと疾病との関連性
I型PRMTは、がんや免疫障害などの疾患と深く関与しています。一例として、PRMT1とPRMT4は、乳がん、肺がん、結腸がんなどの多くの腫瘍で頻繁に過剰発現する重要な腫瘍性タンパク質として同定されました。PRMT1は最近、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）のNタンパク質のアルギニンをメチル化し、ウイルス複製を促進することも発見されました。Ⅰ型PRMTの酵素活性の検出と阻害は、遺伝子の活性化とサイレンシングのエピジェネティックな調節メカニズムを解明する上で重要であり、がんの診断と治療、およびSARS-CoV-2のウイルス複製を含むウイルスのライフサイクルを阻害することにもつながると考えられます。
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測定原理
本製品は、Ⅰ型PRMTの基質をプレコートしたマイクロプレートを使用しています。PRMT1～4とPRMT6、およびPRMT8などの活性型のⅠ型PRMTは基質に結合し、S-アデノシルメチオニン（Adomet）のメチル基をメチル化します。メチル化物に特異的な捕捉抗体と検出抗体を使用し、呈色試薬（Developer solution）を加えて発色させ、吸光度（450 nm、補正波長：650 nm）を測定します。測定値はⅠ型PRMTの酵素活性に比例します。
Epigenase Type I PRMT Methyltransferase Activity/Inhibition Assay Kitのワークフロー
- 核抽出物または精製酵素
- 酵素基質とAssay bufferを加えて60～120分間インキュベートする。
- ウェルを洗浄し、捕捉抗体を加える。
- ウェルを洗浄し、検出抗体を加える。
- Developer solutionを加えて発色させ、吸光度（450 nm）を測定する。
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特長
- PRMTによって変換されたメチル化生成物を直接検出することにより、Ⅰ型PRMT活性を直接測定します。
- マニュアル操作およびハイスループット測定のいずれにも適応します。
- キットにはメチル化H4-Arg3のスタンダードが含まれており、Ⅰ型PRMTの比活性を定量することができます。
- 低バックグラウンドで正確、かつ再現性に優れています。
- in vivo / in vitroにおけるⅠ型PRMT阻害物質のスクリーニングにも最適です。
- フォーマット：96ウェルプレート
- 測定試料：細胞／組織抽出物、精製Ⅰ型PRMT
- 必要測定量：核抽出物：1～20μg、精製酵素：10～500μg*
- 操作時間：約3時間
- 測定方法：比色
- 測定波長：450 nm（補正波長：655 nm）
- 感度：10 ng（精製済みPRMT6）
＊ 酵素の純度や触媒活性により異なります。
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キット内容
※ 測定にはマイクロプレートリーダーが必要です。
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関連製品記事
タイトルをクリックするとそれぞれの製品記事をご覧いただけます。
| タイトル | 製品概要 |
|---|---|
| EpiQuik Nuclear/Whole Cell Extraction Kit | 哺乳動物細胞、組織から核抽出物または全細胞抽出物を、簡便、迅速かつ高い再現性で調製するキットです。核抽出物を調製するキットには、核酸含有の核抽出物を調製するキット（Kit Ⅰ）と核酸不含有の核抽出物を調製するキット（Kit Ⅱ）があり、それぞれ目的に合わせて最適なキットをご選択いただけます。 |
| Epigenase Demethylase Activity/Inhibition Assay Kitシリーズ | 核抽出物中または精製酵素中のヒストン脱メチル化酵素（LSD1、JARID、JMJD2、JMJD3/UTX）活性／阻害を、96ウェルフォーマットの比色または蛍光法により測定するキットです。わずか約3時間の簡便な操作により、ホルムアルデヒド放出に基づく従来の測定法に比べて50～2,000倍高い感度で各種ヒストン脱メチル化酵素活性を測定できます。 |
| Epigenase PRMT Methyltransferase (Type Ⅱ Specific) Activity / Inhibition Assay Kit | Ⅱ型PRMT（PRMT5およびPRMT9）の活性を測定するキットです。Ⅱ型PRMTの阻害物質の評価にも有用です。 |
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価格
[在庫・価格 ：2024年04月29日 11時35分現在]
| 詳細 | 商品名 |
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文献数 | ||
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Epigenase Type I PRMT Methyltransferase Activity/Inhibition Assay Kit(Colorimetric), 48 Assays |
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Epigenase Type I PRMT Methyltransferase Activity/Inhibition Assay Kit(Colorimetric), 96 Assays |
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[在庫・価格 ：2024年04月29日 11時35分現在]
Epigenase Type I PRMT Methyltransferase Activity/Inhibition Assay Kit(Colorimetric), 48 Assays
文献数： 0
- 商品コード：P-3098-48
- メーカー：EPG
- 包装：1kit
- 価格：¥96,000
- 在庫：無(未発注)
- 納期：10日程度 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等：
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