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株式会社ジーンデザイン BNA合成受託サービス

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:686

BNANC、はLNAの特性を高めた新しい架橋化核酸です。
DNA-BNAキメラオリゴマーの他に、ホスホロチオエート化、末端修飾など、DNA合成と同様に様々な修飾を行うことも可能です。
また、末端修飾、大量合成、in vivo 実験用グレードなどにも対応します。

「LNA(2', 4'-BNA)合成受託サービス」は、こちらをご覧下さい。

BNAオリゴヌクレオチドについて

株式会社ジーンデザインのLNA(2', 4'-BNA)オリゴヌクレオチドは、株式会社理研ジェネシス(日本)と株式会社ジーンデザイン(日本)とのライセンス契約に基づき、研究開発での利用を目的として日本国内で製造されます。

ご提供可能なBNA

BNAオリゴヌクレオチドについて

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BNAとは

BNAとはBridged Nucleic Acid(架橋化核酸)の略で、大阪大学名誉教授の今西武先生により開発された人工核酸の総称です。これまでに約10種類のBNAが開発されています。それぞれのBNAは結合親和性(ハイブリダイズ能)やヌクレアーゼ耐性などにおいて、異なる特性を持っています。天然核酸(DNAやRNA)は化学構造上形の自由度(コンフォメーションの自由度)が大きくなっています。そのためDNA-DNA、RNA-RNA間の二重鎖形成(ハイブリダイズ)において熱力学的に不利となっており、結合親和性(ハイブリダイズ能)を改善することが人工核酸創成の課題となっています。BNAは、天然核酸の“形の自由度”を拘束することにより(Fig.1の赤線表示の構造)、標的となるDNAやRNAに対する結合親和性を高め、かつヌクレアーゼ(核酸分解酵素)耐性をも獲得する架橋構造を核酸分子内に持つという、これまでの人工核酸とは異なるコンセプトで設計されました。RNA、一本鎖DNA、二本鎖DNAを分子標的としたゲノムテクノロジー(アンチセンス法、アンチジーン法、RNAi、デコイ法、遺伝子相同組換え、リボザイム、DNAエンザイムなど)に有用です。現在、核酸医薬品開発や診断システムなどの共通基盤材料として2'、4'-BNA(LNA)オリゴヌクレオチドの研究開発が進められています。

BNAとは

Fig.1 BNAの構造


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BNANCを含むオリゴヌクレオチドの特性表

LNA(2', 4'-BNA)BNANCBNANC(Me)
結合力
酵素耐性

優位性:◎>○>●>天然核酸

BNANCを含むオリゴヌクレオチドのbinding affinity

参考文献

  1. Mitsuoka、Y.、et al.、Nucleic Acids Res.、37、1225~1238 (2009).
  2. Abdur Rahman、S. M.、et al.、J. Am. Chem. Soc.、130、4886~4896 (2008).

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ご注文方法

専用注文書の電子ファイルをダウンロードし、塩基配列およびその他必要事項を入力して下さい。入力された注文書の電子ファイルは、当社受託・特注品担当(jutaku@funakoshi.co.jp)まで電子メールに添付してお送り下さい。FaxおよびPDFファイルでのご注文は承っておりませんのでご了承下さい。


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