LC-MS/MS MRMにおけるLCの保持時間を較正するマーカー MRMplus Retention Time Marker
掲載日情報:2018/11/14 現在Webページ番号:8037
新着情報
2017年2月15日 A large-scale targeted proteomics assay resource based on an in vitro human proteome ,Nature Methods, 10.1038/nmeth.4116
開発元の九州大学生体防御医学研究所分子医科学分野より本技術の論文がNature Methodに発表されました!
MRMplus Retention Time Markerは、SRM/MRM法によるプロテオミクス解析を行う際のLC-MS/MSにおけるLCでの保持時間を較正する際の基準となる12種類のペプチドの混合物です。本製品で得られた相対的保持時間情報は、当社MRMplus Standard Peptidesとの互換性があります。
※本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
※本製品は九州大学生体防御医学研究所分子医科学分野
中山敬一教授の研究成果を元に製品化されました。
本製品をLC-MS/MS MRMで使用した結果
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キット内容
- 200×MRMplus Retention Time Marker Stock Solution (12 μl)
※ご使用の際は、上記ストック溶液1 µlに199 µlの試料希釈液(LCで用いるもの)を加え、ワーキング溶液を作製して下さい。ワーキング溶液は4℃で保存し、1週間以内に使用してください。
※Stock Solutionの凍結融解の繰り返しは避けて下さい。
※TFAを希釈液として用いる場合、ガラスアンプル包装のもの(Thermo Scientific社 #28902など)のご使用を推奨します。
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操作方法概略
※Sciex社QTRAP5500システム(nanoESI)での使用条件です。ご使用のLC-MS/MSにより最適化が必要です。
- 上記ワーキング溶液を0.2 µlインジェクションする。
- 分離条件、インジェクション量などを最適化する。
- Q1値、Q3値について各マーカーで設定し*1、MRM測定(スケジューリング機能はOFF)を行う。
- 検出された各マーカーの保持時間をエクセル等に書き出す。
- 実測されたRTMの保持時間を専用プログラム(RTimeToSegment.exe)*1に入力し、測定したいタンパク質に対する内部標準ペプチドのセグメント情報から予測保持時間へ変換を行う。
- 質量分析装置の測定ソフトに各種パラメータとともに予測保持時間を入力する。
- サンプル1 µgに対して、1 µlのRetention Time Markerを加え、測定したいタンパク質に対する内部標準ペプチドを適量を加え、最終的に10 µlにメスアップしたものを2 µl注入し、測定する。
*1 各マーカーのQ1値、Q3値および、RTimeToSegment.exeについては、フナコシホームページよりダウンロードして下さい。RTimeToSegment.exeの使用方法につきましても同じページに記載されてますので併せてご利用下さい。
※ スケジューリングの際は許容値を緩めに設定する必要があります。厳しくスケジューリングすると目的のペプチドを見逃してしまうことがあるためです。
※LCのグラジエントの条件、使用カラム、室温などにより、マーカー同士が近接したり、順番が入れ替わったりすることがあります。その場合、許容値を緩めに設定してください。
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文献情報
- A large-scale targeted proteomics assay resource based on an in vitro human proteome ,Nature Methods, 10.1038/nmeth.4116
- Proteome Letters 2016;1:57-62
- Proteome Letters 2016;1:89-94
iMPAQT法(in vitro proteome-assisted MRM for Protein Absolute QuanTification)によるタンパク質定量分析受託サービスにつきましては、こちらをご覧下さい。
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価格
[在庫・価格 :2024年04月26日 12時55分現在]
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[在庫・価格 :2024年04月26日 12時55分現在]
MRMplus Retention Time Marker
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- 商品コード:FMR-002
- メーカー:FMR
- 包装:12μl
- 価格:¥15,000
- 在庫:3個以上
- 納期:2~3週間 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等:
説明文 |
LC-MS/MS MRMにおけるLCの保持時間を較正する基準として使用するマーカー。本製品で得られる相対的保持時間情報は,当社MRMplus Standard Peptidesとの互換性がある。※購入時にFMR社専用の「使用目的確約書」が必要です。 |
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法規制等 | |||
保存条件 | -80℃ | 法規備考 | |
掲載カタログ |
ニュース2021年12月15日号 p.18 ニュース2020年10月1日号 p.29
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製品記事 |
MRMplus Standard Peptides |
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