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各細胞に最適化されたマルチカラーフローサイトメトリー抗体パネルです Multi-Color Flow Cytometry Kit(R&D Systems)

掲載日情報:2025/06/10 現在Webページ番号:71721

最大5種類の蛍光標識抗体を用いて、異なる標的分子をフローサイトメーター(Flow cytometer)で同時に測定し、マルチカラー解析ができるキットです。蛍光標識一次抗体を用いるため、二次抗体は必要ありません。また、各抗体に対するアイソタイプコントロールが含まれており、得られた結果を正しく評価することが可能です。
またこちらの記事では、フローサイトメトリーの原理や基本的な仕組みついて解説します。


フローサイトメトリー(Flow Cytometry)とは

フローサイトメトリーは蛍光標識抗体を用いて細胞集団の同定、細胞表面および細胞内分子の測定に用いられる技術です。緩衝液(シース液)で懸濁された細胞(粒子)が、フローサイトメーターと呼ばれる装置内に流れ、複数のパラメーターで同時に測定されます。フローサイトメトリーは、高速かつ短時間で多数の細胞を分析できる利点があり、免疫表現型解析、DNA研究、細胞周期解析、蛍光活性化セルソーティング(Fluorescence-Activated Cell Sorting、FACS)などのアプリケーションで使用されています。


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蛍光色素について

蛍光色素分子は蛍光を発光する色素です。蛍光は、より短い波長の光を吸収した分子が放出する光を指します。蛍光色素分子には、タンパク質やペプチド(GFPなど)、有機化合物(FITCなど)、合成ポリマー、ナノ粒子(量子ドットなど)などがあります。図1は、Alexa Fluor 488(AF488)色素の励起および蛍光スペクトルです。励起スペクトル(緑色の破線ヒストグラム)は蛍光色素が吸収する光の波長範囲を示し、蛍光スペクトル(緑色のヒストグラム)は蛍光色素の波長範囲における蛍光強度を関数で示しています。AF488は最大励起波長が490 nm(おおよそ450 nmから530 nmの範囲)で、最大蛍光波長は525 nmです。

Alexa Fluor 488色素の励起スペクトルと蛍光スペクトル

図1. AF488色素の励起および蛍光スペクトル


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フローサイトメーターの仕組みについて

フローサイトメーターは、主に流路系(Fluidics system)、光学系(Optics system)、電気系(Electronics system)の3つで構成されています。流路系では、圧力式または真空式ポンプを用いて粒子(細胞など)をサンプルチューブからフローセルへ整列させ移動させます。光学系では、レーザーが蛍光色素を励起させることで蛍光が放出し、インテロゲーションポイント(粒子がレーザー光路を通過する部分)を通過します。この時、光学フィルターやレンズおよびミラーを介して散乱光と蛍光の検出を行います。この散乱光はレーザーがどの方向で測定するかで、前方散乱光(FSC)または側方散乱光(SSC)と区別されます。電気系では、放出された蛍光は電圧パルスに変換されデジタル化し、イベント(Event)として検出されます。ヒストグラム(一次元)やドットブロット(二次元)は検出されたイベントを用いて作成します。

イベント(Event)とは、フローサイトメーターによって検出された1つの粒子を表します。イベントとして記録するには、シグナルが閾値以上でなければなりません。

BASIC COMPONENTS OF A FLOW CYTOMETER

図2. フローサイトメーターの仕組み


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前方散乱光(Forward-scatter、FSC)と側方散乱光(Side-scstter、SSC)について

FSCは、粒子に当たったレーザーの前方方向の散乱を測定し、SSCは90度の散乱を測定します(A)。これらのパラメータは細胞の重要な詳細を示し、FSCは粒子の大きさ、SSCは複雑さ(内部構造など)を表しています(B)。この2つのパラメータを同時に測定することで、粒子をゴミやノイズから識別する事ができます(C)

前方散乱光(FSC)と側方散乱光(SSC)

図3. 前方散乱光(FSC)と側方散乱光(SSC)


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フローサイトメトリーで一般的に用いられるレーザー

レーザー 波長
UV、Near UV 355 nm、377 nm
Violet 405 nm
Blue 488 nm
Yellow-Green 561 nm
Red 638 nm、640 nm
Infrared(IR) 808 nm

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光学フィルターの種類

光学フィルターは特殊な材料でコーティングされたガラス片で、選択的に光の遮断または透過を制御および調整するために用いられます。蛍光色素の励起はレーザーの波長、検出は光学フィルターで決定されます。

  • ロングパスフィルター(Longpass、LP)
    特定の波長よりも長い波長の光をすべて透過させます。図4の左はLP500フィルターで、500 nmより長い波長の光をすべて透過します。
  • ショートパスフィルター(Shortpass、SP)
    特定の波長よりも短い波長の光をすべて透過させます。図4の真ん中はSP600フィルターで、600 nmより短い波長の光をすべて透過します。
  • バンドパスフィルター(Bandpass、BP)
    特定範囲内の波長の光のみを透過します。図4の右は550/50BPフィルターで550 nmが中央波長を示し、525~575 nmの波長(550 nmより25 nm短い波長~550 nmより25 nm長い波長)の光が透過します。
  • ダイクロイックミラー
    LPフィルターやSPフィルターの1種です。ダイクロイックミラーは入射角度が45度で配置され、遮られた光を次のフィルターに偏向させます。
光学フィルターの種類

図4. 光学フィルターの種類


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蛍光色素に最適なレーザーとフィルター

目的の分子を効率よく励起させるためには、レーザー光の波長が蛍光色素の励起スペクトル内に収まっていなければなりません。例えば右の図のAlexa Fluor 488(AF488)色素は、波長が488 nmのレーザーで最適に励起されます。励起後、AF488は475 nm以上の光を発し、515 nm~545 nmの間の蛍光シグナルが530/30BPフィルターによって捕捉されます。

Alexa Fluor 488色素のスペクトル

図5. AF488色素のスペクトル


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蛍光色素とレーザー

蛍光色素 レーザー/最大励起波長 最大蛍光波長 蛍光強度(輝度)
DyLight 350 UV 354 nm Blue 432 nm
Alexa Fluor 350 UV 346 nm Blue 442 nm
DyLight 405 Violet 400 nm Blue 420 nm
Alexa Fluor 405 Violet 401 nm Blue 421 nm
DyLight 488 Blue 493 nm Green 518 nm
FITC Blue 494 nm Green 520 nm
Alexa Fluor 488 Blue 490 nm Green 525 nm
PE Blue 496 nm、565 nm Yellow 578 nm
PE-Atto 594 Blue 496 nm、565 nm Red 632 nm
PerCP Blue 482 nm Red 678 nm
PE-Cy5.5 Blue 496 nm、565 nm Red 690 nm
PE-Cy7 Blue 496 nm、565 nm Near Infrared (NIR) 782 nm
Alexa Fluor 532 Yellow-Green 532 nm Yellow 554 nm
Janelia Fluor 549 Yellow-Green 549 nm Yellow 571 nm
DyLight 550 Yellow-Green 562 nm Yellow 576 nm
PE Yellow-Green 496 nm、565 nm Yellow 578 nm
Alexa Fluor 594 Yellow-Green 590 nm Red 617 nm
DyLight 594 Yellow-Green 593 nm Red 618 nm
PE-Atto 594 Yellow-Green 496 nm、565 nm Red 632 nm
PE-Cy5.5 Yellow-Green 496 nm、565 nm Red 690 nm
PE-Cy7 Yellow-Green 496 nm、565 nm Near Infrared(NIR) 782 nm
APC Red 650 nm Red 660 nm
Janelia Fluor 646 Red 646 nm Red 664 nm
Alexa Fluor 647 Red 650 nm Red 665 nm
DyLight 650 Red 652 nm Red 672 nm
DyLight 680 Red 692 nm Near Infrared(NIR) 712 nm
Alexa Fluor 700 Red 695 nm Near Infrared(NIR) 720 nm
APC-Cy7 Red 650 nm Near Infrared(NIR) 767 nm
Alexa Fluor 750 Red 749 nm Near Infrared(NIR) 775 nm
DyLight 755 Red 754 nm Near Infrared(NIR) 776 nm

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Multi-Color / FlowX Flow Cytometry Kitのラインナップ

測定する細胞のタブをクリックして下さい。なお、記事中の各画像はクリックすると拡大されます。


Human / Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit

特長

  • 4種類の抗体を用いて、幹細胞の多能性を検証するキットです。
  • 細胞集団を定義し、実験間差を抑えます。

Human / Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit(#FMC001)の解析例1

Human / Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

ヒトES細胞(BG01V細胞株)の多能性検証

本製品に含まれる試薬を用いて染色を行い、SSEA-1、SSEA-4、Oct-3/4、SOX2を含む多能性マーカーの発現をフローサイトメトリーで解析した。
(A)BG01V細胞株の91.9%がOct-3/4とSSEA4の両方を発現している。
(B)BG01V細胞株の88.5%がSSEA-4陽性、SSEA-1陰性であり、この表現型はヒトES細胞と一致している。
(C)BG01V細胞株は多能性マーカーSOX2を発現している。


Human / Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit(#FMC001)の解析例2

Human / Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kitを用いたフローサイトメトリー解析2

マウスES細胞(ES-D3細胞株)の多能性検証

本製品に含まれる試薬を用いて染色を行い、SSEA-1、SSEA-4、Oct-3/4、SOX2を含む多能性マーカーの発現をフローサイトメトリーで解析した。
(A)ES-D3細胞株の91.1%がOct-3/4とSSEA1の両方を発現している。
(B)ES-D3細胞株の82.6%がSSEA-1陽性、SSEA-4陰性であり、この表現型はマウスES細胞と一致している。
(C)ES-D3細胞株は、多能性マーカーSOX2を発現している。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
SOX2 245610 Mouse-IgG2a PE
Oct-3/4 240408 Rat-IgG2b APC
SSEA-1 MC-480 Mouse-IgM PerCP
SSEA-4 MC-813-70 Mouse-IgG3 CFS
Isotype control Mouse-IgG2a PE
Rat-IgG2b APC
Mouse-IgM PerCP
Mouse-IgG3 CFS
その他付属品
  • Fixation/permeabilization buffer
  • Permeabilization/wash buffer

価格

[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Human/Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit (25tests)
ご照会下さい ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 9
  • 使用文献
  • メーカーサイト
  • お問い合わせ
説明文
種交差性:Human/Mouse,測定因子:Pluripotent Stem Cells
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2018年12月1日号 p.26

製品記事 Human/Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit
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[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

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Human/Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit (25tests)

文献数: 9

説明文 種交差性:Human/Mouse,測定因子:Pluripotent Stem Cells
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2018年12月1日号 p.26

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Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kit

特長

  • 陽性/陰性の細胞表面マーカーを用いて、造血前駆細胞の多能性を検証するキットです。
  • 細胞集団を定義し、実験間差や研究間差を抑えます。

Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kit(#FMC019)の解析例1

Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

ヒト臍帯血細胞の同定

本製品に含まれる試薬を用いて染色し、フローサイトメトリーで解析した。CD11b陰性、CD38陰性/低発現の細胞(Aの枠で囲んだ部分)をゲーティングし、CD34とSCF R/CD117の陽性発現を評価した(Bの右上)。4分割線(Quadrants)は、アイソタイプコントロールに基づいて設定した。


Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kit(#FMC019)の解析例2

Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kitを用いたフローサイトメトリー解析2

ヒト臍帯血細胞の同定

本製品に含まれる試薬を用いて染色した。アイソタイプコントロール(青線)に対する、ヒト臍帯血細胞集団(塗りつぶしヒストグラム)の各分析項目における代表的な発現を示す。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
陽性マーカー CD34 QBEnd10 Mouse-IgG1 APC
SCF R
/CD117
47233 Mouse-IgG1 PE
陰性マーカー CD38 240742 Mouse-IgG2a PerCP
CD11b 238446 Mouse-IgG2b CFS
Isotype control 11711 Mouse-IgG1 APC
11711 Mouse-IgG1 PE
20102 Mouse-IgG2a PerCP
133303 Mouse-IgG2b CFS
その他付属品
  • Staining buffer

価格

[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
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納期 文献数
Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kit (25tests)
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
  • メーカーサイト
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説明文
種交差性:Human,測定因子:Hematopoietic Stem Cells
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
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[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kit (25tests)

文献数: 0

説明文 種交差性:Human,測定因子:Hematopoietic Stem Cells
法規制等
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Human Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit

特長

  • 間葉系幹細胞(MSC)または間葉系細胞の同一性をフローサイトメトリーで効率的に検証します。
  • 細胞集団を定義し、実験間差を抑えます。
  • 複数のマーカーを含み、MSCの同一性の信頼性を高めます。

Human Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit(#FMC002)の解析例1

Human Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flowを用いたフローサイトメトリー解析1

ヒト間葉系幹細胞および間質細胞の同一性の検証

(A)未分化ヒト間葉系幹細胞(MSC)は、MCD105/Endoglin、CD146/MCAM、CD90/Thy1で陽性を示した。
(B)ヒト間葉系幹細胞を分化させた骨細胞(21日間培養)は、未分化ヒト間葉系幹細胞と比べてCD105/Endoglin、CD146/MCAM、CD90/Thy1について特徴的な減少を示している。CD45は両細胞タイプの陰性コントロール。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
CD105/Endoglin 166707 Mouse-IgG1 PerCP
CD146/MCAM 128018 Mouse-IgG1 CFS
CD90/Thy1 Thy-1A1 Mouse-IgG2a APC
CD45 2D1 Mouse-IgG1 PE
Isotype control Mouse-IgG1 PerCP
Mouse-IgG1 CFS
Mouse-IgG2a APC
Mouse-IgG1 PE
その他付属品
  • Staining buffer

Human Mesenchymal Stem Cell Verification Flow Kit

特長

  • 国際細胞治療学会(ISCT)が推奨するヒト間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cell、MSC)マーカーの抗体です。
  • Human Mesenchymal Stem Cell Functional Identification Kit(#SC006)と併用することでISCT基準に従ってヒトMSCを定義することができます。
  • 細胞集団を定義し、実験間差を抑えます。

Human Mesenchymal Stem Cell Verification Flow Kit(#FMC020)の解析例1

Human Mesenchymal Stem Cell Verification Flow Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

ヒト骨髄由来間葉系幹細胞の解析

ヒトMSC関連の表面抗原CD73、CD90、CD105の陽性発現を示し、Negative Marker Cocktailの陽性発現抗原は最小限であった事から、国際細胞治療学会(ISCT)のヒトMSCの定義を満たしている。


Human Mesenchymal Stem Cell Verification Flow Kit(#FMC020)の解析例2

Human Mesenchymal Stem Cell Verification Flow Kitを用いたフローサイトメトリー解析2

急性骨髄性白血病細胞(KG-1)株およびPBMCの表面抗原解析

急性骨髄性白血病由来細胞(KG-1)株(A)およびPBMC(B)を本製品に含まれるNegative Marker Cocktailを用いて染色した。2種類の細胞いずれについても、Negative Marker Cocktailに含まれる抗体が認識する表面抗原が発現していることが、塗りつぶされたヒストグラムで示されている。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
CD90 Thy-1A1 Mouse-IgG2a APC
CD73 606112 Mouse-IgG2b CFS
CD105 166707 Mouse-IgG1 PerCP
Negative Marker Cocktail
(CD45, CD34, CD11b, CD79A, HLA-DR)
2D1, QBEnd10, 238446, 706931, L203 Mouse-IgG1, Mouse-IgG1, Mouse-IgG2b, Mouse-IgG1, Mouse-IgG1 PE
Isotype Control 20102 Mouse-IgG2a APC
133303 Mouse-IgG2b CFS
11711 Mouse-IgG1 PerCP
Negative Isotype Control Cocktail 11711, 133303 Mouse-IgG1, Mouse-IgG2b PE
その他付属品
  • Staining buffe

Mouse Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit

特長

  • 間葉系幹細胞(MSC)または間葉系細胞の同一性をフローサイトメトリーで効率的に検証します。
  • 細胞集団を定義し、実験間差を抑えます。
  • 複数のマーカーに対する抗体を含み、MSCの同一性の信頼性を高めます。

Mouse Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit(#FMC003)解析例1

Mouse Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

マウス間葉系幹細胞および間質細胞の同一性の検証

(A)未分化マウス間葉系幹細胞は、該当する表現型(CD105、CD29、Sca-1陽性、CD45陰性)を示している。
(B)マウス間葉系幹細胞を分化させた骨細胞(20日間培養)は、未分化マウス間葉系幹細胞と比べてCD105、CD29、Sca-1について特徴的な減少を示している。CD45は、両細胞型の陰性コントロール。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
CD105/Endoglin 209701 Rat-IgG2a CFS
CD29/Integrin β1 265917 Rat-IgG2a PE
Sca-1 177228 Rat-IgG2a APC
CD45 30-F11 Rat-IgG2b PerCP
Isotype control Rat-IgG2a CFS
Rat-IgG2a PE
Rat-IgG2a APC
Rat-IgG2b PerCP
その他付属品
  • Staining buffer

価格

[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

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納期 文献数
Human Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit (25tests)
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 3
  • 使用文献
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説明文
種交差性:Human,測定因子:Mesenchymal Stem Cells
Genbank No: 92140
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Human Mesenchymal Stem Cell Verification Flow Kit (50 TESTS)
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 6
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説明文
種交差性:Human,測定因子:Mesenchymal Stem Cells
Genbank No: 92140
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Mouse Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit (25tests)
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 1
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種交差性:Mouse,測定因子:Mesenchymal Stem Cells
Genbank No: 92140
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[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

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Human Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit (25tests)

文献数: 3

説明文 種交差性:Human,測定因子:Mesenchymal Stem Cells
Genbank No: 92140
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Human Mesenchymal Stem Cell Verification Flow Kit (50 TESTS)

文献数: 6

説明文 種交差性:Human,測定因子:Mesenchymal Stem Cells
Genbank No: 92140
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
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Mouse Mesenchymal Stem Cell Multi-Color Flow Kit (25tests)

文献数: 1

説明文 種交差性:Mouse,測定因子:Mesenchymal Stem Cells
Genbank No: 92140
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
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FlowX Human NK Cell Killing Flow Cytometry Kit

特長

  • フローサイトメトリーを用いた、NK細胞における標的細胞への殺傷能力解析アッセイが可能です。

FlowX Human NK Cell Killing Flow Cytometry Kit(#FMC032)解析例1

FlowX Human NK Cell Killing Flow Cytometry Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

CAR遺伝子導入NK細胞の殺傷能力

PBMCからヒトNK細胞を濃縮し、CD19 CAR(CAR-NK)を導入した。Daudi細胞株とK562細胞株はMitoMark target cell dyeで2時間インキュベートして標識した。殺傷能力の解析をするため、培地の中に抗LAMP1/CD107a-PE標識抗体(#IC4800P)を入れた。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
CD3ε UCHT1 Alexa fluor 405
LAMP-1/CD107a 508921 PE
CD56 2524C Alexa fluor 700
Isotype control 20102 Mouse-IgG2b PE
その他付属品
  • Staining buffer
  • Fixation buffer
  • Cell count particle
  • Buffered detergent
  • DMSO
  • MitoMark target cell dye
  • Janelia fluor NK cell dye
  • Viability staining dye

価格

[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

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  • 商品コード
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NK Killing Assay Kit (100 Tests)
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NK Killing Assay Kit (100 Tests)

文献数: 0

説明文
法規制等
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FlowX Human Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit

特長

  • ヒト制御性T細胞(Treg)に使用可能な3種類の標識抗体およびアイソタイプコントロール抗体が含まれています。

FlowX Human Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit(#FMC021)の解析例1

FlowX Human Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

ヒト末梢血単核球(制御性T細胞、Treg)のFoxP3検出

ヒト末梢血単核球(制御性T細胞、Treg)を、(A)マウス抗ヒトCD4-FITC標識モノクローナル抗体と(B)マウス抗ヒトIL-2 Rα/CD25-APC標識モノクローナル抗体で表面染色し、ウサギ抗ヒト/マウスFoxP3-PE標識抗原精製モノクローナル抗体による細胞内染色を行った。細胞内染色は、FoxP3 Fixation & Permeabilization Buffer Kitで細胞の固定と透過の処理をした。細胞はリンパ球でゲーティングした。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
FoxP3 1054C Rabbit-IgG PE
CD4 11830 Mouse-IgG2a FITC
IL-2 Rα/CD25 24212 Mouse-IgG2a APC
Isotype control 11711 Rabbit-IgG PE
その他付属品
  • Staining buffer
  • FoxP3/Transcription factor fixation
  • FoxP3/Transcription factor fixation diluent
  • FoxP3/Transcription factor permeabilization & wash buffer

FlowX Rat Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit

特長

  • 3種類の蛍光標識抗体を用いた制御性T細胞(Treg)のフローサイトメトリー解析用にデザインされています。

FlowX Rat Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit(#FMC015B)の解析例1

FlowX Rat Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

ラット脾臓細胞の解析

ラットの脾臓細胞を採取し、本製品の抗体で染色した。フローサイトメトリーの結果より、CD4, CD25, FoxP3が陽性であることが示された。4分割線(Quadrants)は、アイソタイプコントロールに基づいて設定した。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
FoxP3 376209 Mouse-IgG1 Alexa fluor 647
CD25/IL-2 Rα 745520 Mouse-IgG1 PE
CD4 OX-38 Mouse-IgG2a FlTC
Isotype control 11711 Mouse-IgG1 Alexa fluor 647
その他付属品
  • Staining buffer
  • FoxP3/Transcription factor fixation
  • FoxP3/Transcription factor fixation diluent
  • FoxP3/Transcription factor permeabilization & wash buffer

価格

[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

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納期 文献数
FlowX Human Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit
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種交差性:Human,測定因子:Regulatory T Cell Kits
法規制等 医薬用外劇物
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
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製品記事 FlowX Human / Mouse / Rat Regulatory T Cell
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FlowX Rat Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit
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種交差性:Rat,測定因子:Regulatory T Cell Kits
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[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

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FlowX Human Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit

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製品記事 FlowX Human / Mouse / Rat Regulatory T Cell
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FlowX Rat Regulatory T Cell Multi-Color Flow Kit

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FlowX Human Th17 Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit

特長

  • ヒトTh17細胞の染色に使用できる5種類の抗体とバッファーが含まれています。

FlowX Human Th17 Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit(#FMC007B)の解析例1

FlowX Human Th17 Cell Multi-Color Flow Cytometry Kitを用いたフローサイトメトリー解析1

ヒトTh17細胞の解析

ヒトPBMCをTh17細胞に分化させた後に、本製品の生細胞染色試薬および抗ヒトCD4-Alexa fluor 594標識抗体で染色し、CD4+の単一な生細胞をドットブロットで示した。ドットプロットは、静止期CD4+細胞(青色)、Th17分化型(オレンジ色、右上)を意味する。4分割線(Quadrants)は、アイソタイプコントロールに基づいて設定した。


キット内容

抗体
抗体名 クローン名 アイソタイプ 標識
CD4 11830 Mouse-IgG2a Alexa Fluor 594
IL-17A 41809 Mouse-IgG2b Alexa Fluor 700
RORα 784652 Mouse-IgG2b PE
RORγt 1181A Rabbit-IgG Alexa Fluor 488
CXCR6 56811 Mouse-IgG2b APC
その他付属品
  • Staining buffer
  • FoxP3/Transcription factor fixation
  • FoxP3/Transcription factor fixation diluent
  • FoxP3/Transcription factor permeabilization & wash buffer

価格

[在庫・価格 :2025年06月28日 00時00分現在]

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FlowX Human Th17 Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit

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Human / Mouse Pluripotent Stem Cell Multi-Color Flow Cytometry Kit(#FMC001

細胞表面染色および細胞内染色のプロトコル

  1. 細胞を回収後、PBSまたはHanks' Balanced Salt Solution(HBSS)で2回洗浄する。
  2. 0.5 mlのFixation/permeabilization bufferで5×105細胞を懸濁し、2~8℃で30分間インキュベーションをする。
    インキュベーション中は、単一細胞の状態を維持するために断続的に撹拌する。
  3. 遠心分離を行った後、100~200 μlのPermeabilization/wash bufferで細胞ペレットを懸濁する。
  4. 10 μlの各抗体または対応するアイソタイプコントロール抗体を細胞に加える。
  5. 室温・暗所で30~45分間インキュベーションをする。
  6. 2 mlのPermeabilization/wash bufferで細胞を洗い、余分な抗体を除去する。
  7. 遠心分離後、細胞ペレットを200~400 μlのPBSで懸濁し、フローサイトメーターで解析する。
透過処理にサポニンを使用する場合:サポニン処理は可逆的なプロセスであるため、細胞内染色のステップ中はサポニンの存在を保つことが重要です。

Human Hematopoietic Progenitor Cell Multi-Color Flow Kit(#FMC019

細胞表面染色のプロトコル

  1. 2 mlのStaining bufferで細胞を洗い、300×g、5分間、遠心分離をする。
  2. 細胞数を数え、必要であればFc receptor blocking reagentを加える。
    Fcレセプターをブロックするために過剰量のpre-immune IgGを添加する場合は、1 μg IgG / 1×105 cells で使用する。添加したIgGについて、洗浄操作は必要ありません。
  3. 5 mlのフローサイトメトリーチューブに細胞懸濁液(1×105 cells/100 μl)を移し替える。
  4. 10 μlの各陽性抗体、各陰性抗体をチューブに加え、別のチューブに10 μlの対応したアイソタイプコントロール抗体を加える。
  5. 室温・暗所でで30~45分間インキュベーションをする。
  6. 2 mlのStaining bufferで細胞を洗い、余分な抗体を除去する。
  7. 遠心分離後、細胞ペレットを200~400 μlのStaining bufferで懸濁し、フローサイトメーターで解析する。

プロトコル集

以下のプロトコルはメーカーサイトでご覧いただけます。
細胞表面染色:Flow Cytometry Protocol for Cell Surface Markers
細胞内染色(透過処理にアルコール使用):Intracellular Staining Flow Cytometry Protocol using Alcohol
細胞内染色(透過処理に変性剤使用):Intracellular Flow Cytometry Protocol using Detergents
細胞生存率(Propidium Iodide、PI染色):Propidium Iodide Flow Cytometry Protocol
細胞生存率(7-AAD):7-Amino Actinomycin D (7-AAD) Cell Viability Flow Cytometry Protocol

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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