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高感度グルコース濃度蛍光測定プローブ AIE Glucose

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:67590

溶液中の過酸化水素(H2O2)と反応し、高感度で黄色蛍光を発する新規のプローブです。この特性を利用して、グルコースオキシダーゼ(GOx)と併用することで、高感度かつ高い特異性で、溶液中のグルコースの定量が行えます。

A:GOx(2 U/ml)存在下における、グルコース濃度増加に伴う相対ピーク強度の測定結果
青線:アセトニトリル/Tris-HClバッファー(1:9、pH 10.0)
赤線:アセトニトリル/Tris-HClバッファー(1:9、pH 10.0)+ 1% FBS
同条件において、FBS添加または無添加バッファー中で各グルコース濃度に対する相対ピーク強度を測定した場合でも、ほぼ同じ直線域が得られた。

B:糖質に対する反応性の比較
AIE Glucose濃度:40μM(アセトニトリル/Tris-HClバッファー(1:9、pH 10.0))
インキュベーション時間:1時間
糖質濃度:[Gal]:1 mM、[Man]:1 mM、[Fru]:1 mM、[Lac]:0.5 mM、[Suc]:0.5 mM、[Dex]:0.18 mg/ml、[Glu]:1 mM.
測定波長:365 nm UV

製品仕様

商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。

品名AIE Glucose
商品コードBPG540
包装10μmol
黄色
検出限界0.5~1μM
測定範囲0~200μM
検出方法蛍光
測定波長励起344±30 nm / 蛍光540±20 nm
検出機器蛍光顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡

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AIE Glucoseとは

Hitomiらにより、caged/uncaged状態におけるレゾルフィン色素と、凝集/解凝集状態でのテトラエチレン(TPE)誘導体のそれぞれの放出挙動を用いたH2O2/グルコース検出用蛍光プローブが開発されました1。しかし、ほとんどのH2O2/グルコース検出用蛍光プローブは、感度が劣るか、複雑な合成、環境因子に対する感受性または限定された作業プラットホームの欠点を有します。

従来の蛍光物質は、「凝集起因消光性(ACQ:Aggregation Caused Quenching)」という特性をもつため、蛍光物質が高濃度に集積すると逆に蛍光強度が低下してしまいます。一方AIEGEN社の蛍光試薬は、一般に溶液中では無蛍光~弱蛍光ですが、ターゲットと結合すると「凝集起因発光性(Aggregation Induced Emission)」を示すため、蛍光強度が増大し、検出能が向上します。本製品はこの特性を応用した最高感度のH2O2感受性蛍光プローブです。

参考文献

  1. F. Hu, et al., Tetrahedron Lett., 55, 1471(2014).

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特長

  • H2O2と反応し、黄色の蛍光を発します。
  • Glucose Oxidase(GOx)との併用により*、グルコース濃度を高感度で測定できます。
  • 他の市販グルコース検出試薬と比較して阻害物質に対する影響が少なく、血清中のグルコースの検出にも使用できます。

* 本製品にはGOxは含まれていません。別途、ご用意下さい。

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価格

[在庫・価格 :2024年04月25日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
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  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
AIE Glucose
2~3週間 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
液体中のglucose濃度を定量するプローブ。蛍光波長:励起344±30 nm/蛍光538±20 nm。
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2019年10月15日号 p.11
ニュース2019年1月合併号 p.19

製品記事
関連記事 蛍光シグナルが褪色しない 凝集誘起発光性を持つ蛍光プローブ(AIEgen Biotech社)

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AIE Glucose

文献数: 0

説明文 液体中のglucose濃度を定量するプローブ。蛍光波長:励起344±30 nm/蛍光538±20 nm。
法規制等
保存条件 4℃,暗所保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2019年10月15日号 p.11
ニュース2019年1月合併号 p.19

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AIEプローブ製品の種類

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メーカーインタビュー: 凝集誘起発光性を持つ蛍光プローブ




AIEgen Biotech 社は2016 年2 月に設立された香港のベンチャー企業で、自社技術とHKUST(香港科技大学)からライセンスを受けた特許技術を保有するメーカーです。今回は、AIEgen Biotech 社にインタビューしました。

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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