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メーカー：	Horizon社Dharmacon製品 OriGene Technologies
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HOME > 試薬 > 細胞培養 > 細胞培養一般試薬 > 3次元細胞培養試薬・器材 > Cultrex UltiMatrix Reduced Growth Factor BME

オルガノイドおよび幹細胞に最適化された2D/3D細胞培養用マトリックスハイドロゲル Cultrex UltiMatrix Reduced Growth Factor BME

掲載日情報：2021/05/06 現在Webページ番号：67304

アールアンドディーシステムズ /
R&D Systems, Inc.
[メーカー略称：RSD]

Cultrex UltiMatrix RGF Basement Membrane Extract（BME：基底膜抽出物）は、オルガノイド、多能性幹細胞、および高度な三次元培養に最適化されたハイドロゲルです。タンパク質組成とゲル強度が三次元培養用に最適化されています。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

ヒト下行結腸オルガノイドの杯細胞

ヒト下行結腸から単離した成体幹細胞をCultrex UltiMatrix RGF BMEに包埋し、増殖培地で30日間培養後、オルガノイドを固定し杯細胞を染色した。
緑色：MUC2（#NBP2-44431）、赤色：E-Cadherin（#AF748）、青色：DAPI（#5748）

主要な構成成分
特長
本製品を用いた細胞培養における検証例
価格

主要な構成成分

エンタクチン（13.3％）
ラミニン（38.8％）
コラーゲン（44.6％）
ヘパラン硫酸プロテオグリカン

LamininとCollagen Ⅳを結合してハイドロゲル構造を強化するEntactinを高濃度で含むため、高い抗張力を示します。

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特長

オルガノイドおよび幹細胞培養用に最適化されています。iPS細胞の増殖と分化、スフェロイド形成、およびその他の2Dおよび3D培養アプリケーションで有用性が証明されています。
可溶性で均質なECM タンパク質で構成されており、すべてのロットで一貫した高い透明度を示します。
マウスEHS（Engelbreth-Holm-Swarm) 腫瘍より作製されています。
ドーム形成能があり、7日間形状を維持します。
37℃で30分以内にゲル化します。37℃の培地中でゲル化した状態を7日間～維持します。
高タンパク質濃度（10～12 mg/ml）です。
低エンドトキシンレベルです。
滅菌試験：USP <71>滅菌ガイドラインに従ってテスト済み。
マイコプラズマ、マウス抗体産生（MAP）検査に通常含まれる17の細菌およびウイルス株、およびLDEVを含む13のマウス感染性病原体など、合計31の生物およびウイルスについてPCR検査で陰性を確認しています。

Cultrex UltiMatrix RGF Basement Membrane Extractの評価試験結果のポスター
ポスターの画面をクリックするとPDFファイルがダウンロードできます。

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本製品を用いた細胞培養における検証例

オルガノイドの形成：ヒト下行結腸オルガノイド、ヒト肺オルガノイド
iPS細胞の培養：iPS細胞の接着を促進し、フィーダーフリー条件下でその多能性状態を効果的に維持します。
ドーム形成：培養中に培養デッシュを反転させると、適切なドーム形成が促進され、形成したオルガノイドの培養デッシュ底面への沈降を防ぐことができます。8 mg/mlの濃度でドームを形成し、7日間ドーム構造を維持します。
ゲル化アッセイ：37℃で30分以内にゲル化し、培地中でゲル化した状態を維持します。
タンパク質組成：SDS-PAGEおよびCoomassie染色によって、高濃度のEntactinの含有を確認しています。

オルガノイドの形成

Cultrex UltiMatrix RGF BMEを用いて培養したヒト下行結腸オルガノイド

ヒト下行結腸から単離された成体幹細胞をCultrex UltiMatrix RGF BMEに包埋し、30日間増殖培地で培養後、イメージングを行った。
A）組織陥入と上皮層形成を示す下行結腸オルガノイドの明視野画像。 B、C）下行結腸オルガノイドをChromogranin A（緑色、#MAB90981）で染色して腸内分泌細胞を可視化し、E-Cadherin（赤色、#AF748）およびDAPI（青色、#5748）で対比染色した。

Cultrex UltiMatrix RGF BMEを用いて培養したヒト肺オルガノイド増殖のロット間の検証

ヒト肺生体試料から単離された成体幹細胞をCultrex UltiMatrix RGF BMEに包埋し、肺オルガノイド拡大培養用培地で培養した。
A、B）52日間培養後のオルガノイドの明視野画像。 C）本製品の4種類のロットを用いて成長させた肺オルガノイドのサイズを測定したところ、一貫した高いパフォーマンスを示した。

iPS細胞の培養

Cultrex UltiMatrix RGF BMEと他社同等品で培養したiPS細胞増殖率の比較検証

A）ヒトiPS細胞（7.5×10⁵ cells/well）の基質としてCultrex UltiMatrix RGF BMEまたは他社製品を使用し、6ウェルプレートで継代培養し細胞増殖率を計測比較した。本製品は他社製品と比較して高い値を示した。
紫色：Cultrex UltiMatrix RGF BME、灰色：他社製品
B）本製品を用いた培養したiPS細胞をAlexa Fluor 488標識抗SSEA-4抗体（緑色）で染色した。iPS細胞が多能性マーカーSSEA-4の発現を維持していることがわかる。

ドーム形成能

Cultrex UltiMatrix RGF BMEによるドーム形成例

本製品を氷冷した培養液を8 mg/mlに希釈し、50μlのドーム状に分注した。
培養中に培養デッシュを反転させると、適切なドーム形成が促進される。

ゲル化アッセイ

ロット間におけるECM組成、抗張力、ゲル化率の検証

A）Cultrex UltiMatrix RGF BMEおよび他社製品それぞれ2種類のロット間についてEntactin、Laminin、およびCollagen Ⅳのウエスタンブロット解析を行った。本製品は、他社競品に比べてEntactinがロット差なく含まれていることを示した。
B）本製品と競合製品、それぞれ2種類のロットについて、温度上昇による抗張力の変化を測定した。本製品は一貫したゲル化速度と高い抗張力を示すことが分かった。

タンパク質組成

細胞外マトリックス組成と可溶性タンパク質の検証

A）Cultrex UltiMatrix RGF BMEの数種類のロットを用いて細胞外マトリックス組成のウエスタンブロット解析を行った。ロット間におけるタンパク質組成の一貫性が高いことが示された。
B）本製品は、Cultrex BME, Type R1と比較してマトリックス溶液中の凝集したタンパク質量が少ないことが示された。この結果は、タンパク質の架橋やマトリックス形成の効率を向上させる、可溶性タンパク質が本製品に多く含まれていることを示している。

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