(株)ビーエムジーの細胞凍結保存液についてのFAQ
掲載日情報:2020/11/27 現在Webページ番号:67212
各種細胞用の凍結保存液クライオスカーレス(CryoScarless®) DMSOフリー、ステムセルキープ(StemCell Keep)、およびセリオキープ(ThelioKeep®)についてのFAQです。
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凍結保存液シリーズ
- クライオスカーレス(CryoScarless®):高生存率の細胞凍結保存液(DMSOフリー)
- ステムセルキープ(StemCell Keep):霊長類ES / iPS細胞に適したガラス化凍結保存液
- セリオキープ(ThelioKeep®):皮膚および神経組織用冷蔵保存液(DMSOフリー)
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FAQ
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Q-1. 試験成績書はありますか?
A-1. 試験成績書をご用意させて頂いております。
Q-2. マスターファイルに登録されていますか?
A-2. マスターファイルには登録されていません。
Q-3. CryoScarless®はGMPグレードですか?
A-3. GMPグレードではございません。ただし、GMP準拠した製造施設で製造しています。
Q-4. アニマルフリーですか?
A-4. CryoScarless® DMSO-Free、StemCell Keep、ThelioKeep®、IBUKIに関してはすべてアニマルフリー、xenofree、chemically definedです。
Q-5. フェノールレッドは含まれていますか?
A-5. CryoScarless®およびStemCell Keepも同様含まれておりませんが、ThelioKeep®には含まれております。
クライオスカーレス(CryoScarless®) DMSOフリー
Q-6. CryoScarless® DMSO-Freeの成分について教えて下さい。
A-6. 成分に関してはすべてを開示しておりませんが、有効成分としてカルボキシル化ポリリジンを配合しております。DMSO、タンパク質、動物由来成分は一切含んでおりません。
Q-7. トリパンブルーを用いた染色は出来ますか?
A-7. クライオスカーレスとトリパンブルー0.4%を混合いたしますと浮遊物が発生し、細胞数を計測することはできなくなります。洗浄してCryoScarless® DMSO-Freeを除去してから、トリパンブルーをご使用下さい。
ステムセルキープ(StemCell Keep)
Q-8. 使用例1の実験条件について教えて下さい。
A-8. StemCell Keepでガラス化保存、解凍後、4日間の培養後継代培養を1回行い、4日間培養後、ホルマリンで固定し、各種染色を行いました。継代培養に関しては、回数はあまり関係なく10継代を超えても培養条件を守っていただければ問題ないと思います。ALPに関しましてはシグマのキットLeukocyte Alkaline Phosphatase Kit (85L3R)を用いて染色しました。その他の蛍光染色は、ミリポア社の一次抗体、二次抗体を用いて一般的な免疫染色法に則り染色しました。ただし、Oct-4は核内マーカーですので、固定後に15分間室温で0.2% Triton X-100溶液で膜透過処理を行ってから抗体染色を行いました。
セリオキープ(ThelioKeep®)
Q-9. セリオキープの作用機序について教えて下さい。
A-9. セリオキープによる保存は、EGCGの増殖抑制による効果だと考えております。従いまして、細胞周期をG0期でアレストすることが分かっております。弊社におきましても、フローサイトメーターで測定した際に、G1, G0期が多くなり、S期、M期の細胞が減少する傾向にありましたので、保存の前後関係において、細胞周期が異なることはあるかと考えられます。
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