腫瘍細胞株のセット ATCC^® Tumor Cell Panels

ATCC^® 腫瘍細胞株コレクションより厳選した細胞株セットです。がん研究、関連因子スクリーニング、バイオマーカー、情報伝達経路の解析、および標的物質の開発などにおいて非常に有用なツールです。
※ がん変異遺伝子は、公共のがんゲノム変異データベースSanger Institute Catalogue of Somatic Mutations in Cancer (COSMIC)のデータベースに登録されている変異遺伝子情報に基づいたものです。

※ 本製品は研究用です。臨床用途には使用できません。

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パネル品名をクリックするとATCC^®の詳細記事を、変異遺伝子をクリックすると細胞株パネルの詳細を、ATCC^® No.をクリックすると個別価格表をご覧いただけます。

p53は、ヒトではTP53遺伝子によってコードされる腫瘍抑制タンパク質です。細胞周期停止、アポトーシスおよび細胞老化の誘導を通したDNAの損傷に対する細胞応答、および、代謝、腫瘍転移と腫瘍浸潤の重要なステージを調節することにより制御しています。そのため、p53は「遺伝子の守護者」*1と呼ばれています。

*1 Read, A., Strachan, T. (Wiley, New York, 1999).

■Breast Cancer p53 Hotspot Mutation Cell Panel（ATCC^® TCP-2010™）

パネルに含まれる8細胞株の細胞形態像

パネルに含まれる8細胞株のp53蛍光免疫染色像
抗p53抗体による蛍光免疫染色像（上段）と、PhalloidinによるF-actinの蛍光染色の重ね合わせ像（下段）により、p53野生型細胞およびp53変異細胞を確認した。
細胞固定液：4％パラホルムアルデヒド
p53（緑色）：Anti-p53 primary antibody ＋ Alexa Fluor 488 secondary antibody
F-actin（赤色）：Phalloidin Alexa Fluor 594
核（青色）：Hoechst 33342

パネルに含まれる8細胞株のp21のmRNAのリアルタイムPCR解析
p53の下流の標的因子であるp21のtotal mRNAレベルを解析した。DNA損傷誘導用にetoposide（ETO）（20μM）、またはコントロールとしてDMSOで6時間各細胞を処理した。ハウスキーピング遺伝子36B4を用いてノーマライズした。

パネルに含まれる8細胞株の成長カイネティクス解析
96ウェルプレートにそれぞれ3,000 cell/wellでプレーティングし、p53野生型細胞とp53変異細胞の成長を10日間カイネティクス解析した。

パネルに含まれる8細胞株のウエスタンブロッティング像
DNA損傷誘導用にetoposide（ETO）（20μM）、またはコントロールとしてDMSOで8時間各細胞を処理した。
抗リン酸化p53(pSer15)抗体、抗total p53抗体、抗total p21抗体（p53の下流の標的因子）、抗β-actin抗体（コントロール）を用いて、ウエスタンブロッティングで解析した。

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また、画像をクリックすると各細胞株パネルの詳細なフライヤー（PDFファイル）をご覧いただけます。
組織別p53変異パネル（p53 Hotspot Mutation Cell Panel）

■AKT Genetic Alteration Panel（ATCC^® TCP-1029™）

パネルに含まれる8細胞株の細胞形態像

パネルに含まれるOVCAR-3細胞（A～C, E～G）とMCF 10A細胞（D, H）の蛍光免疫染色像
細胞固定液：4％パラホルムアルデヒド
A：AKT2（緑色）、B：EGFR（赤色）、C：AKT2（緑色）、EGFR（赤色）および核（青色）の重ね合わせ像、
E：リン酸化AKT（AKT1(pSer473：緑色）、DとF：pan AKT（緑色）、GとH：F-actin（赤色）、核染色：Hoechst 33342（青色）
F-actinはPhalloidinで検出した（赤色）。

パネルに含まれる8細胞株の成長のカイネティクス解析
96ウェルプレートにそれぞれ1,000～9,000 cell/wellでプレーティングし、各細胞の成長を6日間カイネティクス解析した。

パネルに含まれる8細胞株のmRNAのリアルタイムPCR解析
AKT1, およびAKT2のmRNAレベルを解析した（オレンジ色または赤色）。ハウスキーピング遺伝子36B4を用いてノーマライズした。コントロール：WT MCF10A細胞（緑色または青色）

パネルに含まれる8細胞株とWI-38細胞株（WT）のウエスタンブロッティング像
抗リン酸化AKT抗体、抗AKT1抗体、抗AKT2抗体、抗AKT pan抗体、抗EGFR抗体（AKTシグナル経路の下流の標的因子）、抗pEGFR(Y1068)抗体および抗β-actin抗体（コントロール）を用いて、ウエスタンブロッティングで解析した。

パネル品名をクリックするとATCC^®の詳細記事を、ATCC^® No.をクリックすると個別価格表をご覧いただけます。
また、画像をクリックすると各細胞株パネルの詳細なフライヤー（PDFファイル）をご覧いただけます。
シグナル伝達系別がん細胞株パネル（Genetic Alteration Panel）

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