ヒト／マウスの樹状細胞への分化誘導に最適です CellXVivo Human/Mouse Dendritic Cell Differentiation Kit
（ヒト／マウス樹状細胞分化誘導キット）

ヒトの末梢血単核細胞（PBMC）またはマウスの骨髄細胞から、未成熟および成熟樹状細胞の分化誘導に必要な、最適化された組換え体サイトカインや培地などを含むキットです。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

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* キットにより異なります。各種組換え体タンパク質はそれぞれの動物種のものになります。

本製品に含まれるヒト単球由来の樹状細胞分化用無血清培地を用いて、CD14＋末梢血単核細胞を7日間または10日間（成熟化）培養した。

A：分化培地で7日間培養した未成熟ヒト樹状細胞の形態

B：成熟樹状細胞の同種異系T細胞の増殖誘導
TNF-α処理した10日目の成熟樹状細胞の段階希釈物を、allogeneic（青色）またはautologous（赤色）ヒトT細胞と共に3日間インキュベートした。3H-チミジン（3H-TdR）を培養終了18時間前に添加した。細胞を回収し、シンチレーションカウンターを用いて3H-TdRの細胞への取り込みを測定した（n=3平均CPM値を示す）。

C：培養した未成熟および成熟単球由来樹状細胞の表現型の分析
本製品に含まれる単球由来分化用完全培地で培養後、7日目の未成熟樹状細胞（上図）および10日目のTNF-α処理成熟樹状細胞（下図）を、抗DC-SIGN/CD209抗体（#MAB161）、抗B7-2/CD86抗体（#MAB141）、抗CD83抗体（#MAB1774：オープンヒストグラム）または適切なアイソタイプコントロール抗体（塗りつぶされたヒストグラム）を用いて染色した。染色した細胞は、Becton Dickinson 社のFACSCaliburを用いて分析した。

使用抗体：

本製品に含まれる分化誘導用試薬を用いて、マウスPBMCを5日間培養することにより、未成熟マウス樹状細胞に分化させた。 未成熟樹状細胞は、特徴的な樹状細胞形態を示す。

A：分化培地で5日間培養したPBMC由来のマウス樹状細胞の形態

B：成熟樹状細胞の同種異系T細胞の増殖誘導
TNF-α処理した成熟樹状細胞の連続希釈物をallogeneicなマウスT細胞と共に3日間インキュベートした。3H-チミジン（3H-TdR）を培養終了18時間前に添加した。細胞を回収し、シンチレーションカウンターを用いて3H-TdRの取り込みを測定した（n=3の平均CPM値を示す）。

C：培養した未成熟および成熟単球由来樹状細胞の表現型の分析
本製品を用いて培養した骨髄細胞由来の未成熟樹状細胞（左図：青色）およびTNF-α処理成熟樹状細胞（右図：赤色）を、抗CD11c、抗B7-2/CD86、抗MHCクラスII（I-A/I-E）または抗CD40（オープンヒストグラム）抗体を用いてフローサイトメトリー検出した。適切なアイソタイプ抗体（塗りつぶされたヒストグラム）をコントロールとして使用した。 未成熟樹状細胞は、CD7c+の表現型を持ち、B7-2/CD86、MHCクラスIIおよびCD40はほとんど発現しない。成熟樹状細胞は、B7-2/CD86、MHCクラスIIおよびCD40の発現が増加し、CD11c+の表現型を有する。

使用抗体：