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株式会社ジーンデザイン/部位特異的メチル化検出プローブ ICONプローブ

掲載日情報:2014/12/09 現在Webページ番号:2177

ICONプローブは、全く新しい部位特異的DNAメチル化検出プローブです。従来の手法に比べて、試料にダメージを与えることなく、短時間かつわずかな試料量でゲノム中の目的となる位置でのDNAメチル化の量的解析などが可能となります。
ICONプローブとは、独立行政法人 理化学研究所 フロンティア研究システム 岡本独立主幹研究ユニットの岡本晃充独立主幹研究員の研究によって開発された、部位特異的メチル化検出プローブの名称です。
株式会社ジーンデザインは京都大学とのライセンス契約を結び、国内で唯一の ICON プローブ製造を行っています。
各種メチル化解析受託サービス、創薬支援サービスをまとめてご紹介したエピジェネティクスカタログ<受託サービス>ページについてはこちらをご覧下さい。


従来法との比較

ICONプローブと従来法の比較

  ICON法 従来法(バイサルファイト法)
  ICONプローブを用いることで、標的のシトシンに反応を絞ることができる。また、メチルシトシンのみに反応する。 亜硫酸水素塩処理の後、PCR、シーケンシング操作によってメチル化されたシトシン、非メチル化シトシンはチミンとして検出される。
試料の損傷 不規則切断によるゲノム試料の損傷がない 大半のゲノム試料で非特異的損傷が生じる
解析時間 試料調製から定量的PCRの結果まで約3時間 長時間の加熱反応(一般的に16時間)が必要
必要試料量 ゲノムDNA 20 ng 程度 一般的にゲノムDNA 1 μg程度

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特長

  • 不規則切断が起こらず、試料DNAへのダメージが少なくて済みます。
  • 試料調製から定量的PCR法で結果が得られるまで、約3時間と非常に短時間です。
  • 検出に必要なゲノムDNAは微量(20 ng程度)です。
  • 定量性が高く、従来は困難だった部位特異的なメチル化の量的解析も可能です。

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ICONプローブとは?

ICONプローブとは?

ICONプローブは標的のメチルシトシンに対してオスミウム錯体形成を引き起こし、標的DNAとの間にクロスリンク体を生成する。

ICONプローブはDNA配列部分(メチル化を調べたいDNAと相補するDNA断片)と修飾ヌクレオチド部分からなります。標的配列に対してDNA配列部分により位置取りされた後、修飾ヌクレオチドはオスミウムを介してメチルシトシンと結合し、DNA鎖間クロスリンク体を形成します。メチル化していないシトシンとの間では、この反応の進行は400倍以上と極めて遅くなるため、この反応を使って明確にメチル化を区別できます。



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価格・納期

ICONプローブセット

用途 検出系でリアルタイムPCRを使用する場合
セット内容*1
  • センス鎖ターゲットプローブ
  • アンチセンス鎖ターゲットプローブ
    (配列長20 mer、3'末端リン酸化修飾)
納品量 各5 nmol
価格 お問合せ下さい
納期 お問合せ下さい

*1:目的のメチル化候補に対して、ICONプローブはセンス鎖用、アンチセンス鎖用の各1配列が必要です。
配列長の変更、LNA挿入や各種修飾にも対応いたします。

カスタムICONプローブ

LNA*3 挿入や各種修飾を施したご希望の ICON プローブを作製します。

用途 新規アプリケーション開発
納品量 5 nmol~
価格 お問合せ下さい *2
納期 お問合せ下さい

*2:価格は修飾ヌクレオチド1か所挿入によるICONプローブ化の価格です。配列長やその他修飾、納品量を加味した上でお見積もりさせていただきます。
*3:LNAの詳細は BNA(LNA)修飾オリゴヌクレオチド合成受託サービスをご覧下さい。
アプリケーション中にPCRを使用する場合はプローブ配列設計のポイントが異なります。

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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。