HOME > 試薬 > 免疫化学 > 免疫染色(免疫組織染色) > 内在性アルカリホスファターゼ活性のブロッキング法

内在性アルカリホスファターゼ活性のブロッキング法

掲載日情報:2007/08/06 現在Webページ番号:965

免疫染色(免疫組織化学、IHC)特集 免疫染色実験ガイドカタログバナー

Vector Laboratories 社の内在性アルカリホスファターゼ活性のブロッキング法をご紹介します。

操作方法

方法1 :
1 〜 5 mM の Levamisole(#SP-5000)を基質溶液に加える。

ただし、この処理は腎臓、肝臓、胎盤、骨、B細胞由来の試料には適していますが、腸(管)由来の試料の場合は、方法4 または方法 6 をご覧下さい。

方法2 :
脱パラフィンの過程で、95 %アルコール処理時に 5 %塩酸を加える。

方法3 :
15 %氷酢酸で 5 分間室温で処理する。

方法4 :
6 %過酸化水素で 10 分間処理後、2.28 %過ヨウ素酸で 5 分間処理し、更に 0.02 %水素化ホウ素カリウムで 2 分間処理する。

内在性ペルオキシダーゼ活性を抑えることもでき、腸(管)由来の試料に適用できます。

方法5 :
Boulin's 溶液で 5 分間処理する。

方法1〜5 参考文献:Elias, J. M., Immunohistopathology, A Pracrical Approach to Diagnosis. ASCP Press (1990)

方法6 :
20 %酢酸で 4 ℃、15 秒間処理、2.3 %過ヨウ素酸で 5 分間処理し、さらに 0.02 %水素化ホウ素カリウムで 2 分間処理する。

染色前に行います。腸(管)由来の試料に有効です。
参考文献:Bulman AS and Heyderman E, J. Clin. Pathol., 34, 1349-1351 (1981).

目次に戻る

Levamisole

[在庫・価格 :2024年12月11日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Levamisole Solution (A.P. Inhibitor)
2週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
組織切片中の内在性アルカリホスファターゼを阻害し,バックグラウンドを減少させる。5 ml基質溶液に対し1滴のLevamisole solutionを加えて使用。腸型のアイソザイムは阻害しない。SKU:SP-5000-18(商品コード末尾あり)
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ 免疫染色実験ガイド2019-2020 p.111

製品記事 ブロッキング試薬選択ガイド(Vector社)
関連製品(対比染色液/ブロッキング試薬/コントロール/抗原賦活化溶液) - 免疫染色(IHC)特集
関連記事 免疫染色(免疫組織化学染色、IHC)選択ガイド

[在庫・価格 :2024年12月11日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

Levamisole Solution (A.P. Inhibitor)

文献数: 0

説明文 組織切片中の内在性アルカリホスファターゼを阻害し,バックグラウンドを減少させる。5 ml基質溶液に対し1滴のLevamisole solutionを加えて使用。腸型のアイソザイムは阻害しない。SKU:SP-5000-18(商品コード末尾あり)
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ 免疫染色実験ガイド2019-2020 p.111

製品記事 ブロッキング試薬選択ガイド(Vector社)
関連製品(対比染色液/ブロッキング試薬/コントロール/抗原賦活化溶液) - 免疫染色(IHC)特集
関連記事 免疫染色(免疫組織化学染色、IHC)選択ガイド

目次に戻る

お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。