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概日リズム(体内時計)研究関連製品特集

掲載日情報:2017/10/03 現在Webページ番号:80942

2017年のノーベル生理学・医学賞は、「生物時計の概日リズムを制御する分子メカニズム」の解明で、アメリカのジェフリー・ホール氏、マイケル・ロスバッシュ氏、マイケル・ヤング氏に贈られました。
概日リズムの研究に関連する製品をご紹介します。

概日リズム(Circadian rhythm、体内時計)とは

ヒトをはじめ地球上の多くの動植物は、約24時間周期の概日リズムを有し、時間によって特定の遺伝子の発現やホルモンの分泌が制御され、行動や生理機能が最適化されています。概日リズムは、睡眠や時差ボケ、植物の開花などに関与しています。

概日リズムの調節は、視床下部前部にある視交叉上核(SCN)が主振動体として働き、脳のその他の部位や末梢器官の振動体を同調させて行います。分子レベルでは、正負のフィードバックにより遺伝子の周期的な発現調節を行う時計分子と呼ばれる因子が関与しています。主従振動体間の相互作用や、概日リズム関連因子と疾病との関係に関する研究などが注目されています。

振動体が発振する概日リズムは1日の明暗サイクルなどの環境要因によって同調され約24時間に保たれています。哺乳類の多くの生命機能(睡眠、活動、注意力、ホルモン分泌、体温、免疫機能、消化機能など)はこの生物時計の支配を受けて約24時間のリズムを持っています。不規則な睡眠などでリズムの環境要因による同調が機能不全に陥ると眠気や深部体温のリズム位相の慢性的な前進や後退が生じ、結果として極度な睡眠不足などを引き起こします。

睡眠障害に関連する疾病相関イメージ図

睡眠障害に関連する疾病相関イメージ図"


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概日リズム研究関連製品

メーカー 製品名 説明
SAL メラトニン(Melatonin) ELISAキット 唾液中のMelatoninを競合ELISAにより比色定量するキット
BET 概日周期関連因子抗体 BMAL1、CKI δ、CLOCK、CREB、Cry1、DEC1、EAR2、PHLPPを認識する抗体
RSD 概日周期関連因子抗体・低分子化合物 5-HT6、5-HT7、ACTH、CLOCK、Cry1、ELF3、Melatonin、PER1、POMC、PROKR2研究用製品
NOV 概日周期関連因子抗体 CLOCK、PER1、PER2、BMAL1、Cry1、Cry2、PRMT5、Synapsin I研究用製品
GNT 概日周期関連因子抗体 CLOCK、PER1、PER2、BMAL1、Cry1、Cry2、PRMT5、Synapsin I研究用製品


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概日リズムで変動する因子の測定キット

メーカー 製品名 説明
SAL DHEA-S ELISAキット 唾液中のDHEA-Sを競合ELISAにより比色定量するキット
SAL sIgA ELISAキット 唾液中のsIgA(分泌型IgA)を競合ELISAにより比色定量するキット
SAL コルチゾール(Cortisol) ELISAキット 唾液中のコルチゾールを競合ELISAにより比色定量するキット
SAL デヒドロエピアンドロステロン(DHEA) ELISAキット 唾液中のDHEAを競合ELISAにより比色定量するキット
SAL テストステロン(Testosterone) ELISAキット 唾液中のテストステロンを競合ELISAにより比色定量するキット
SAL プロゲステロン(Progesterone) ELISAキット 唾液中のプロゲステロンを競合ELISAにより比色定量するキット
SAL 17α-Hydroxyprogesterone ELISAキット 唾液中の17α-Hydroxyprogesteroneを競合ELISAにより比色定量するキット
SPB 20-Hydroxyecdysone EIAキット 活性型Ecdysoneである20-Hydroxyecdysoneを定量するキット

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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