JNK情報伝達経路測定用細胞株 AP1 Reporter, Luciferase, HEK293 Cell Line

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

ルシフェラーゼを用いた、JNKの情報伝達経路のモニタリングに最適な細胞株です。SAPK/JNK経路による刺激を受けると、MAP Kinase Kinaseがリン酸化され、JNKの活性化が起こります。活性化JNKは核内へ移行し、c-Junなどの転写因子を活性化します。c-JunはActivator Protein-1（AP1）応答配列に結合し、AP1による転写を誘導します。本製品はAP1応答配列の制御下にルシフェラーゼ遺伝子が組み込まれており、JNK経路の活性化により、ルシフェラーゼ遺伝子の転写が誘導されます。

※本製品はPhorbol 12-Myristate 13-Acetate（PMA）による刺激およびJNK情報伝達経路阻害物質に応答することを確認しています（図1～3参照）。
※マイコプラズマが陰性であることを確認していますが、取り扱いには十分にご注意下さい。
※本製品は輸送費が別途必要となります。詳細は、当社営業担当までお問い合わせ下さい。
※お客様における事故・過失による製品の破損、汚染トラブル対策の為、予備1バイアルを含む2バイアルにてご提供します。
※企業のお客様も含め、使用に当たりライセンス料は不要です。

図1：本製品を用いて、各濃度のPhorbol 12-Myristate 13-Acetate（PMA）に対する、AP1レポーター活性の用量反応曲線を作成した。AP1応答ルシフェラーゼ発現量は発現量比で示した。PMAのEC₅₀値は8.6 nMと算出された。

図2：本製品を用い、JNK Inhibitor VによるPMA誘導性AP1レポーター活性の阻害効果を検証した。

図3：図2の結果を元に、各濃度のJNK Inhibitor Vに対する化学発光強度（％）の用量反応曲線を作成した。IC₅₀値は3.3μMと算出された。

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