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代謝疾患関連シグナルの解析と創薬スクリーニングへの応用 ルシフェラーゼレポーター細胞を用いた代謝経路の解析

掲載日情報:2026/08/26 現在Webページ番号:73745

BPS Bioscience社のルシフェラーゼレポーター細胞は、簡便な細胞ベースのリードアウトにより、化合物のバリデーションやシグナル伝達経路の解析をサポートします。代謝疾患関連の創薬研究やスクリーニングに有用です。

バイオ研究に役立つ基礎知識・技術情報を、研究テーマ別にまとめています。研究に役立つ基礎知識・技術情報まとめをご覧下さい。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

代謝経路解析に用いるルシフェラーゼレポーター細胞のイメージ

代謝疾患関連シグナル経路の解析・創薬スクリーニングに有用

代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)、肥満、糖尿病、その他の代謝性疾患の治療薬市場は、核レセプターである甲状腺ホルモンレセプターβ(TRβ)を標的とする治療法や、グルカゴン様ペプチド-1レセプター(GLP-1R)などのGタンパク質共役型レセプター(GPCR)を標的とする治療法の登場により、劇的に成長すると予想されています。
これらの研究分野における創薬開発を支援するため、BPS Bioscience社はTRβシグナル伝達を解析するためのTRβ-GAL4レポーター細胞株と、創薬スクリーニングと特性評価のためのGPCR/CREレポーター細胞を開発しました。実際、細胞ベースのアッセイは、創薬開発において不可欠であり、研究者は潜在的な薬剤候補の生物学的活性を評価し、生化学的アッセイでは見られない複雑なシステム内の潜在的な膜透過性の問題や干渉を見出すことができます。
誘導型レポーターアッセイは、機能的な生細胞において細胞シグナル伝達経路の研究に適した手法です。シグナル伝達経路特異的なプロモーターに応答する遺伝子の下流にルシフェラーゼレポーターを置くことで、シグナル伝達の活性を簡便かつ高精度に定量的に測定できます。これらのアッセイは、さまざまな細胞やシグナル伝達経路に適用可能であり、阻害または活性化作用を持つ化合物の大規模ライブラリーをハイスループットでスクリーニングできます。


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アプリケーション

  • 新規のシグナル伝達経路のアゴニストおよびアンタゴニストの同定
  • 標的分子または疾患関連経路に選択的に作用する分子を、化合物ライブラリーから探索
  • 化合物の作用機序を解明
  • 対象のシグナル伝達系に影響を与えるパラメーターの研究(機能解析)

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特長

  • 安定した細胞株
  • バリデーション済み製品
  • 細胞培養およびバリデーションプロトコルを提供
  • 定量的測定値
  • ハイスループットスクリーニング

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GLP-1R、GIPR、およびGCGR/CREルシフェラーゼレポーター細胞

GPCRは、多くの生物学的プロセスに関与する多数のメンバーからなるタンパク質ファミリーです。既存の薬剤の約50%がGPCRを標的としているため、GPCRは重要な治療の標的となっています。特にGLP-1Rアゴニストは、肥満治療薬として臨床使用が承認された時、この分野で大きな注目を集めました。

GLP-1R、GIPR、GCGRを発現するCREルシフェラーゼレポーター細胞の模式図

3種類の細胞株での代謝の模式図

ホルモンやその類似体の刺激に応答してルシフェラーゼ発現を増大させるcAMP応答配列の制御下で、レセプターおよびルシフェラーゼレポーターを過剰発現するHEK293細胞株由来の3種類のシングルクローン細胞株を樹立しました。ルシフェラーゼ活性は簡便なルミノメーターを用いて測定可能で、その活性はレセプターの活性に比例します。3種類のレセプターは、GLP-1R(#78176)、GIPR(胃抑制ポリペプチドレセプター、#78589)、およびGCGR(グルカゴンレセプター、#82187)です。

これら3種類の細胞株は、細胞表面レセプターの刺激に応答して強力なルシフェラーゼシグナルを産生するため、候補分子のスクリーニングやEC50の決定に最適です。

  • 実験で測定されたEC50値は既存のデータと整合
  • 強力な誘導シグナル:細胞株により40~300倍の刺激
  • 安定したシグナル:アナログ添加後4~6時間、発光シグナルを維持
  • ハイスループット対応:96および384ウェルフォーマットでも同等の結果

GLP-1R CREルシフェラーゼレポーター細胞におけるGLP-1アゴニストの用量依存的応答

GLP-1R/CREルシフェラーゼレポーター細胞における、各種GLP-1アゴニストの用量依存的応答


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甲状腺ホルモンレセプターβ(TRβ)ルシフェラーゼレポーター細胞

核内レセプターの多様な交差反応性は、他の核内レセプターからの干渉なしに新規の薬剤候補を検証することを困難にします。TRβ-GAL4ルシフェラーゼレポーターHEK293細胞株は、GAL4のDNA結合ドメイン(DBD)にヒト甲状腺ホルモンレセプターβのリガンド結合ドメイン(TRβ LBD、アミノ酸残基173-461)を融合させたタンパク質を恒常的に発現し、GAL4上流活性化配列(UAS)の制御下でホタルルシフェラーゼを発現する細胞株です。このシステムにより、他の核内レセプターとの交差反応性を抑えながら、甲状腺ホルモンによって誘導されるTRβ活性の特異的検出を実現しました。

TRβ-GAL4ルシフェラーゼレポーターHEK293細胞株におけるT3濃度依存的なルシフェラーゼ活性

TRβ-GAL4ルシフェラーゼレポーターHEK293細胞株(#82175)におけるT3濃度依存的なルシフェラーゼ活性

ルシフェラーゼ活性は、ONE-Stepルシフェラーゼアッセイシステムを用いて定量しました。既製の細胞株に加え、アゴニストスクリーニングやIC50測定に対応した、迅速かつ信頼性の高いスクリーニング/プロファイリングサービスも提供しています。また、ご希望の細胞株がカタログに見当たらない場合は、包括的な細胞株作製サービスも承っております。

  • 優れたカスタマーサービス
  • プロジェクトへの助言や質問への迅速な回答
  • 詳細な結果の提供

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細胞シグナル伝達経路レポーターシステム

細胞シグナル伝達は、生体機能に不可欠なさまざまな生理学的プロセスを制御しており、生物学において重要な役割を担っています。
細胞シグナル伝達は、ホルモン、成長因子、環境刺激などの外的要因を細胞が検知し、それに応答する複雑な情報伝達ネットワークを有しています。このシグナル伝達経路を理解することは、発生、恒常性、免疫応答および疾患の進行に関係したメカニズムを解明する上で不可欠です。このような複雑なネットワークを解析し、疾患メカニズムを理解するためには、遺伝子改変、生化学的アッセイ、細胞モデル、薬理学的解析などの技術が求められます。さらに、細胞シグナル伝達研究の進展は、新たな薬剤の標的を見出すことやさまざまな病態への効果的な治療法の開発につながるものと期待されています。BPS Bioscience社は、レポーター細胞株や細胞ベースのアッセイシステムの製品群を拡充し、研究の進展を支援しています。


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細胞シグナル伝達研究・創薬のための革新的ツール

レポーター細胞株

  • 120種類以上のレポーター細胞株
  • DR3、GLP-1R、TRβ、ADAR1などを含む、新規のレセプターシステム
  • 製品を見る

高力価なレンチウイルスによるルシフェラーゼレポーター細胞の樹立

  • 標的遺伝子の発現解析や機能検証に最適なReady-to-useレポーターシステム
  • 細胞株、初代細胞および非分裂細胞への高効率な形質導入
  • 製品を見る

細胞ベースのアッセイキット

  • 独自のレポーター細胞を生成する遺伝子導入キット
  • 製品を見る

カスタムサービス

  • 細胞シグナル伝達経路のスクリーニングおよびプロファイリング
  • カスタム細胞株の作製
  • カスタムレンチウイルスの作製
  • CRISPR/Cas9キナーゼノックアウトパネル
  • 製品を見る

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当/テクニカルサポート 機器担当/受託・特注品業務担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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