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長く正確に遺伝子発現を調節する環状RNAを作製します circRNA Sponge作製受託サービス(Abnova社)

掲載日情報:2025/12/04 現在Webページ番号:72729

miRNAの機能的研究やバイオマーカーの探索に有用なcircRNAスポンジをお客様の研究に沿ってデザイン・受託作製するサービスです。
circRNA Spongeは、Abnova社が保有する高度な合成技術に基づき、miRNAスポンジとしての機能を高めた合成環状RNAです。遺伝子発現の複雑なネットワークにおいて調整分子ツールとして機能します。


環状RNA(cirullar RNA、circRNA)スポンジとは

circRNAスポンジは、in vitro転写(IVT)とPermuted intron-exon(PIE)もしくはライゲーションによる環状化を経て得られる人工のノーコーディングRNAです。内在性circRNAが有するmiRNAスポンジとしての機能を高めるために、複数のmiRNA応答エレメント(miRNA recognition element、MRE)を組み込んでいます。特定のmiRNAに結合し、競合的阻害物質として、標的遺伝子上のmiRNA活性を調節します。circRNAスポンジは、直鎖状RNAと比較して、5’末端および3’末端を欠くため、エキソヌクレアーゼによる分解に耐性があり、細胞内で高濃度となります。ヌクレオシド修飾を必要としないため、低免疫原性でもあります。また、circRNAスポンジは、従来の抗miRNAオリゴヌクレオチド(Anti-miRNA Oligonucleotide、AMO)が有する毒性、プラスミドをベースとしたmiRNAスポンジの用量に関する制限を克服します。

cricRNAによるmiRNAの阻害プロセス

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特長

  • 直鎖状miRNAスポンジと比較して、安定性が向上しています。
  • 効果的にmiRNAを捕捉できます。
  • 持続的にmiRNA調節作用が得られます。
  • 正確にmiRNAに結合し、遺伝子発現を調節します。

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サービスの流れ

画像説明

  1. お問い合わせ・お見積り提示
    ご希望のcircRNA Spongeをお聞きし、お見積りをご提示いたします。
  2. circRNA Spongeの設計・お客様からのご発注
  3. circRNA Spongeの作製
  4. circRNA SpongeおよびCOAの納品

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使用例

画像説明

図1.Hepa1-6細胞におけるTGFβR1のウエスタンブロット解析
試料:miR-122-5p circRNA Sponge処理(122sp)および未処理(NC)Hepa1-6細胞
Hepa1-6細胞において、miR-122-5p circRNA SpongeによるmiR-122のサイレンシングはTGFβR1発現を増加させた。


画像説明

図2.ストレプトアビジン磁気ビーズを用いたプルダウンアッセイ
レーン1:miR-122-5p circRNA Sponge(313nt)およびビオチン化miR-122-5pの結合複合体
レーン2:miR-122-5p circRNA Sponge(313nt)


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ご注文方法/価格

ご依頼の内容に応じてお見積りいたします。詳細は、当社受託・特注品担当までお問い合わせ下さい。

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