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in vivo mRNA発現を利用した、次世代BiTEディスカバリープラットフォーム「nanoBiTE」 nanoBiTE抗体発現mRNA作製受託サービス

掲載日情報:2025/12/10 現在Webページ番号:72585

Abnova社は、NanoAb VHH抗体、IVT(in vitro転写)によるmRNA合成、脂質ナノ粒子(LNP)の送達システムを組み合わせた受託サービスを提供しています。イオン化可能なLNPにnanoBiTE mRNAを封入してあり、お客様が実験動物の筋細胞へ送達することで体内でnanoBiTE抗体を産生させ、産生抗体の機能解析を実施できます。


nanoBiTE抗体およびnanoBiTE mRNAについて

二重特異性T細胞誘導(BiTE) は、腫瘍関連抗原とT細胞特異的タンパク質の双方に結合することで、T細胞を再活性化させ腫瘍細胞を排除するように設計された技術です。BiTE抗体は、スケールアップ生産のために煩雑なin vitro発現系を必要とし、さらに哺乳類宿主への静脈内投与を厳格な監視下で実施する必要があります。
一方、nanoBiTE mRNAは筋肉内投与が可能で、筋組織をin vivoの「タンパク質生産工場」として活用し、抗体を産生させる新たなアプローチです。BiTE抗体とは異なり、腫瘍抗原への結合とT細胞タンパク質の標的化を同時に実現する、より小型の共有結合型VHH抗体を採用しています。これにより感度と特異性が向上し、小型化によって腫瘍微小環境への組織浸透性も改善され、総合的な効果向上が期待されます。


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特長

  • 迅速かつ大規模な作製ができます。
  • 発現の制御ができます。
  • 複雑なタンパク質精製が必要ありません。
  • 設計・改変の柔軟性が高いです。
  • 0.5 mg、1 mgなど、ご希望量のnanoBiTE mRNAが作製可能です。
  • 分光光度計測定結果やゲル電気泳動像などの品質管理レポートを含む分析証明書(COA)をご提供いたします。

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作製例

in vivoにおけるPD1/VEGF-A nanoBiTE mRNAの検証

アッセイ

C57BL/6マウスに40 μgのPD1/VEGF-A nanoBiTE mRNA LNPを単回静脈内投与し、投与後1日目、2日目、5日目に血清試料を採取した。試料は、二重反復測定でサンドイッチELISA法を用いて定量した。


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サービスの流れ

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