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(皮膚マイクロバイオーム:NGSワークフローの様々な段階におけるバイアスの特定)

ATCC®ウェビナーのお知らせ
(皮膚マイクロバイオーム:NGSワークフローの様々な段階におけるバイアスの特定)

掲載日情報:2023/09/08 現在Webページ番号:71508

ATCC®(メーカー略称:ACC)では2023年9月22日(金)に、皮膚マイクロバイオーム研究について無料のウェビナーを開催しました。
ATCC® Webにて、録画版をご覧になれますので、ぜひご覧いただき、皆様の今後のご研究にお役立て下さい。
ATCC® ウェビナー一覧についてはこちらをご覧下さい。


皮膚マイクロバイオームウェビナー案内

・演題:The Dermal Microbiome: Identifying Biases at Different Stages of Your NGS Workflow
・演者:Tasha M. Santiago-Rodriguez, PhD,(Data ScientistⅢ, Diversigen, Inc.)
・言語:英語
・開催日:2023年9月22日(金)1:00 am(日本時間)(開催済み)
ウェビナーの詳細・録画版のご視聴はこちらから

ATCC® Microbiome Standardsの詳細についてはこちらをご覧下さい。


ウェビナー要旨

皮膚は、細菌、真菌、ウイルスのコロニー形成を促進する保護バリアとして機能します。皮膚に生息する微生物群は、皮膚マイクロバイオームとも呼ばれ、病原体に対する防御を提供し、免疫系を積極的に調節します。皮膚マイクロバイオームは、宿主、遺伝、環境、化粧品の使用、皮膚疾患の影響を受けます。
微生物を培養せずに、16S rRNA遺伝子中の特定領域(主に可変領域V1〜V3)の塩基配列を標的として解読する手法により、健康と疾患における皮膚マイクロバイオームの役割の理解が広がりました。しかしながら皮膚マイクロバイオーム研究には、試料が低バイオマスであることをはじめとする固有の課題があり、結果と解釈を妨げる可能性があります。さらに、試料採取法やバイオインフォマティクス解析法が標準化されていないことや、抽出や増幅時のバイアスが結果に影響を与えることもあります。
本ウェビナーでは、皮膚マイクロバイオーム研究において標準試料を用いることで、試料採取からデータ解析までのワークフローの様々な段階におけるバイアスの特定に役立つことを示します。皮膚マイクロバイオームの分野が臨床やその他の応用へと発展していく中で、健康や疾患における主要な微生物種の構成と機能を同定するためには、用いられる手法が極めて重要となります。

キーポイント

  • 模擬コミュニティなどの標準試料の使用により、皮膚マイクロバイオーム解析のワークフローの様々な段階で生じる可能性のあるバイアスを突き止めることができます。
  • バイアスを特定することは、方法の最適化と結果の解釈に役立ちます。
  • 皮膚マイクロバイオームの分野が臨床やその他の用途に応用されるにつれ、健康や疾患における主要な微生物種の構成と機能を同定するためには、用いられる手法が極めて重要となります。

演者について

Dr. Tasha M. Santiago-Rodriguez

Tasha M. Santiago-Rodriguez, PhD,(Data ScientistⅢ, Diversigen, Inc.)

Dr. Tasha M. Santiago-Rodriguez is currently a Senior Data Scientist at Diversigen in Houston, Texas a microbiome service company where she is part of the R&D team developing new methods to better interpret microbiome studies. She received a PhD from the University of Puerto Rico in Public Health Water Microbiology, characterizing bacteriophages as indicators of human fecal contamination. Dr. Santiago-Rodriguez conducted postdoctoral research at the University of California, San Diego, focusing on virome research related to Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus (MRSA) infections, urinary tract infections, and antibiotic use. She was also a recipient of a postdoctoral fellowship from the Howard Hughes Medical Institute to conduct research on ancient microbiomes and viromes at the California Polytechnic State University, San Luis Obispo. She later joined the American Type Culture Collection (ATCC®) Center for Translational Microbiology to develop standards and controls for microbiome research. Dr. Santiago-Rodriguez has published over 50 articles and book chapters in water microbiology, bacteriophages, as well as ancient and modern microbiomes and viromes.


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(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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