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タンパク質や多糖類などの各種素材からエンドトキシンを選択的に除去します エンドトキシン(LPS)除去カラム(NEA-1000R)

掲載日情報:2023/09/04 現在Webページ番号:71207

NEA-1000Rは、長瀬産業(株)が開発したエンドトキシン吸着部位を有する、化学修飾セルロースファイバーを充填した、試験研究用のエンドトキシン除去カラムです。

各種素材に適した条件でエンドトキシン除去を行う受託サービスは、エンドトキシン(LPS)除去受託サービスをご覧下さい。

特長

  • 高選択的にエンドトキシンを除去することが可能です。
  • エンドトキシンの吸着容量が大きいです。
  • 充填剤は乾燥状態となっており、保存液の除去や樹脂の活性化は不要です。
  • 水による前洗浄後、すぐに使用できます。
  • 操作が簡便です。
バイオファウンドリ

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製品情報

商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。

包装 1 mlカラム×5
カラム形状 入口側:外径6.2 mm
出口側:外径4.0 mm
長さ:38 mm
カラム構成容器 高密度ポリエチレン
ベース担体 セルロースファイバー
エンドトキシン吸着容量 1.0×107 EU/カラム
推奨流速 0.1~1.0 ml/min
最大圧力 1 MPa
推奨pH 4~9
滅菌 EOG滅菌
保存方法 冷蔵
商品コード 100790617

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使用方法

  1. 接続:カラムをペリスタルティックポンプまたはシリンジと接続する。
  2. 試料調製:パイロジェンフリーの水またはバッファーに試料を溶解する。
  3. カラム前洗浄:30 ml以上の注射用水またはパイロジェンフリーの水をカラムに通液して洗浄する。
  4. 流速調整(ペリスタルティックポンプ接続の場合):ローラーの回転数を調整し、流速を設定する。流速設定後に流路内の水を廃棄する。
  5. エンドトキシン除去:試料溶液をカラムに通液する。

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使用例

タンパク質からのエンドトキシン除去.1

エンドトキシンを添加した各種タンパク質溶液(500 μg/ml、0.02 Mリン酸緩衝液、pH 7.0、イオン強度 μ=0.2)8 mlを、ペリスタルティックポンプを使用して流速 0.1~0.2 ml/minでカラムに通液し、エンドトキシンを吸着除去した。


表1.タンパク質からのエンドトキシン除去
試料 等電点(pI) エンドトキシン除去 タンパク質回収率(%)
処理前(EU/ml) 処理後(EU/ml) エンドトキシン
除去率(%)
BSA 4.9 30 0.1 ≧99 98
2,600 14 ≧99 93
γ-グロブリン 7.4 41 0.5 ≧99 ≧99
シトクロムC 10.6 27 0.1 ≧99 96

タンパク質からのエンドトキシン除去.2

イオン強度の異なるBSA溶液(μ=0.05~0.8)を調製し、ペリスタルティックポンプを使用して流速0.1 ml/minでカラムに通液し、エンドトキシンを吸着除去した。


イオン強度の影響

図1.イオン強度の影響
(エンドトキシンの選択的除去)

多糖類からのエンドトキシン除去

注射用水に溶解させた4 %プルラン水溶液をカラムに通液し、エンドトキシンを吸着除去した。カラムはペリスタルティックポンプおよびシリンジに接続してそれぞれ評価した。なお、シリンジ接続では1回通液後の処理液を再度同じカラムに通液して処理を行った。


表2.プルランからのエンドトキシン除去
カラム接続方法 液量(ml) 流速(ml/min) エンドトキシン除去
処理前(EU/ml) 処理後(EU/ml) 除去率(%)
ペリスタポンプ 10 0.1 640 0.3 ≧99
シリンジ
(通液1回目)
5 - 550 1 ≧99
シリンジ
(通液2回目)
≦0.1 ≧99

カラム接続例

図2.カラム接続例


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価格

[在庫・価格 :2024年04月30日 10時15分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
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  • 法規制等
納期 文献数
エンドトキシン除去カラム NEA-1000R
1週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
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エンドトキシン除去カラム NEA-1000R

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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