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メーカー：	Horizon社Dharmacon製品 OriGene Technologies TransOMIC Technologies
	Horizon社Dharmacon製品(メーカー略称：DHA)のRNAiコレクション，cDNAコレクション，Yeastコレクションなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら OriGene Technologies社(メーカー略称：ORI)のTrueClone / TrueORF / TrueORF Gold cDNAクローンなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら TransOMIC Technologies社(メーカー略称：TOT)のRNAiコレクション，cDNAコレクション，Yeastコレクションなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら
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HOME> 試薬> 遺伝子工学> RNA研究用製品> Exosome(エキソソーム，エクソソーム)研究用製品> EV-Guard EV Storage Buffer

細胞外小胞（EV）の生理活性を安定的に維持するバッファー EV-Guard EV Storage Buffer

掲載日情報：2023/07/24 現在Webページ番号：71198

システムバイオサイエンス /
System Biosciences, LLC
[メーカー略称：SBI]

EV-Guard EV Storage Bufferは、保存中のエクソソーム（Exosome）などの細胞外小胞（Extracellular Vesicles、EV）の生理活性を安定的に維持する保存バッファーです。複数回の凍結融解を繰り返してもEVの完全性と安定性を保持します。また4℃、－20℃、－80℃のいずれの条件下でもEVの劣化を防ぎ、性能を維持します。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

EV-Guard EV Storage Bufferの利点
ラインナップ
使用方法
検証データ
価格

EV-Guard EV Storage Bufferの利点

エクソソーム（Exosome）などの細胞外小胞（Extracellular vesicles、EV）はタンパク質、脂質、核酸などを運び、細胞間コミュニケーションに利用されます。診断学、治療学、ドラッグデリバリーなどの研究や臨床応用で注目を集めており、EVの物理学的、生理学的特性を維持することは下流アプリケーションを使用する際に重要です。一般的にEVはPBSで懸濁し、保存します。長期の場合は－80℃、短期の場合は4℃または－20℃で保存しますが、これらの保存方法はEVの断片化や損傷を防ぐには不十分な場合があり、EVの機能特性が変化する可能性があります。一方、EV-Guard EV Storage Bufferは、EVの劣化を防ぐために調製されており生理活性を安定的に維持できます。EV-Guard EV Storage Bufferを使用することで、貴重なEV試料は安定して保存でき、下流アプリケーションに使用することができます。

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ラインナップ

品名	容量	商品コード
EV-Guard EV storage buffer（1×）	40 ml	EXSBA-1
EV-Guard EV storage buffer（10×）	4 ml	EXSBA-10

※ 濃縮EVペレット（例：超遠心分離、ExoQuickまたはその他の沈殿ベースの方法）やEV懸濁液（例：SmartSECまたはその他のサイズ排除クロマトグラフィーカラム方法）のような、異なるEV分離方法を選択するお客様のニーズに合うように、1×と10×のフォーマットがラインナップされています。

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使用方法

EV-Guard EV Storage Buffer （1×）

精製したEVペレットを100～500 μlのEV-Guard EV Storage Buffer（1×）に懸濁する。
オプション：タンパク質定量（例：BCAまたはQubitアッセイ）を行い、試料中のタンパク質濃度を測定する。
EV試料を適切な量に分注し、保存する。

EV-Guard EV Storage Buffer （10×）

精製したEV懸濁液にEV-Guard EV Storage Buffer（10×）を最終濃度1×になるように加える。静かにピペッティングして混合する。
オプション：タンパク質定量（例：BCAまたはQubitアッセイ）を行い、試料中のタンパク質濃度を測定する。
EV試料を適切な量に分注し、保存する。

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検証データ

凍結融解サイクルの影響

本製品またはPBSでEVを懸濁した後、－80℃で保存し、5回の凍結融解サイクルを行った。ナノ粒子トラッキング解析（NTA）で、EV粒子径分布（A）とEV粒子数の割合（B）を解析した。データは5回の独立した実験（n=5）から得られたもので、それぞれ1回の凍結融解サイクルと比較した。EV粒子数の割合はPBS保存液で約30%の減少、本製品は98%を示した（図B）。

長期保存による影響

ヒト血清からEVをExoQuickで単離し、本製品またはPBSで懸濁した。4℃で0、15、30日間保存し、蛍光ナノ粒子トラッキング解析（fNTA）でEV粒子数の割合（C）とEV粒子径分布（D）を解析した。本製品で保存したEV試料は、15日目と30日目の両方でPBS保存液よりもEV粒子数の割合が高いことが分かった（図C）。保存日数の異なるEV粒子径分布については、本製品はばらつきがなく、PBS保存液ではばらつきが見られた（図D）。

長期保存によるEVの生理機能

1列と2列はPBSで懸濁し,3列と4列は本製品で懸濁した。A行はGFP発現EV（－）／保存なし（ネガティブコントロール）、B行はGFP発現EV（＋）／保存なし（ポジティブコントロール）、C行はGFP発現EV（＋）／－20℃、一か月間保存。トランスフェクションは保存後に行い、解析は蛍光ナノ粒子トラッキング解析（fNTA）を使用した。右のEV粒子径分布ヒストグラムから、－20℃、1か月間保存したのPBS保存液より、本製品を用いた方がGFP発現EV数が多いことが分かる。

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