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Polystyrene Latex Microspheres
官能基修飾/非修飾ポリスチレンミクロスフェア(Bangs Laboratories社) Polystyrene Latex Microspheres
掲載日情報:2021/08/24 現在Webページ番号:70084
Bangs Laboratories社の、ポリスチレンミクロスフェアです。官能基非修飾タイプの均一なポリスチレンラテックスミクロスフェアは、標準またはマーカーとしてそのまま使用したり、実験やアッセイで使用するためにタンパク質を吸着させてコーティングすることができます。官能基修飾ポリスチレンラテックスミクロスフェアは、粒子表面にカルボキシル基またはアミン基を付与されており、それぞれEMDC(N-ethyl-N'-(3-dimethylaminopropyl)carbodiimide )やグルタルアルデヒドを使用してリガンドを共有結合することができます。
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製品の種類
製品種別をクリックすると、詳細をご覧いただけます。
製品種別 | 製品概要 |
---|---|
官能基修飾/非修飾ミクロスフェア | ポリスチレン(PS)またはポリスチレン/ジビニルベンゼン(PS/DVB)を材料とした非修飾のミクロスフェアです。官能基非修飾のミクロスフェアと、粒子表面にカルボキシル基(COOH)またはアミン基(NH2)を付与した官能基修飾ミクロスフェアがあります。 |
蛍光標識ミクロスフェア | 官能基非修飾の蛍光ミクロスフェアは、タンパク質などの吸着によるコーティングに適しています。カルボキシル基(COOH)やアミン基(NH2)を導入した官能基修飾蛍光ミクロスフェアは、共有結合により目的物質をカップリングすることができます。 |
色素標識ミクロスフェア | 視覚化のために鮮明な染料を含侵したミクロスフェアで、ラテックス凝集試験の使用に最適です。官能基非修飾着色ミクロスフェアと官能基修飾着色ミクロスフェアがあり、それぞれタンパク質を吸着したり、リガンドを共有結合することができます。 |
アフィニティリガンド結合ミクロスフェア | 粒子表面にストレプトアビジン、ビオチン、またはプロテインA/Gをコーティングしたポリスチレンミクロスフェアです。ストレプトアビジンをコートしたミクロスフェアは、ビオチンとの親和性を利用して、ビオチン標識オリゴヌクレオチドのエンドポイント固定化やビオチン標識PCRアンプリコンの分離に使用できます。プロテインA/Gをコートしたミクロスフェアは、抗体およびFcタグ付き融合タンパク質の精製や、免疫沈降によるAb/Ag複合体の回収に有用です。 |
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官能基非修飾ミクロスフェア
Bangs Laboratories社の疎水性の官能基非修飾ミクロスフェアです。多種類のタンパク質を容易かつ安定して吸着できます。詳細な使用方法は、TechNote 204 Adsorption to Microspheresをご参照下さい。
特長
- CV:5~10%*1
- ジビニルベンゼン(DVB)は、架橋粒子に耐溶剤性と対耐熱性を付与します。
- 固形分:10%(w/w)*1
- 懸濁液:脱イオン水(アジ化ナトリウム、界面活性剤を含む)
*1 一部の製品において、例外もございます。詳細は、各製品/ロットの仕様をご確認下さい。更に狭い範囲のCV(2~5%など)を必要とする適応でご使用の場合は、事前にテクニカルサポート部試薬担当へお問い合せ下さい。
官能基非修飾ミクロスフェアと目的物質との結合原理
ほとんどの吸着アプリケーションは、ミクロスフェアに結合した単分子層のタンパク質から始まります。正しい空間配向を確保し、非特異的な結合の可能性を減らすため、計算上の単層よりも3~10倍量のタンパク質を加えることをお勧めします。
使用文献
- Joubert, M., et al., "Highly Aggregated Antibody Therapeutics Can Enhance the in Vitro Innate and Late-stage T-cell Immune Responses.", J. Biol. Chem., 287, 25266 (2012). [PMID:22584577]
- Noyhouzer, T., et al., "The Best of Both Worlds: Combining Ultramicroelectrode and Flow Cell Technologies.", Journal of The Electrochemical Society, 165(2), H10~H15 (2018). (Cat. PS03005, 0.9μm PS nanoparticles). (
)
- Fernandez-Bravo, A., et al., "Continuous-wave upconverting nanoparticle microlasers.", Nature Nanotech., 13, 572~577(2018) . (nanoparticle-coated 5μm PS beads) (
)
- Arifin, N., et al., "Identification and Preliminary Evaluation of a Novel Recombinant Protein for Serodiagnosis of Strongyloidiasis." Am. J. Trop. Med. Hyg., 98(4), 1165~1170 (PS02002, 0.5μm PS microspheres to pre-adsorb serum samples for immunoscreening) (2018). [PMID:29436335]
- Choy, C.H. and Botelho, RJ., "Quantifying phagocytosis by immunofluorescence and microscopy.", Methods Mol. Biol., 1519, 43~53 (2017). (PS05003, 3.87μm PS, IgG opsonized with fluorescent secondary Ab) [PMID:27815872]
- Gigault, C., et al., "Changes in the morphology of self-assembled polystyrene microsphere monolayers produced by annealing.", Journal of colloid and interface science, 243(1), 143~155 (2001) .(
)(1μm PS used to fabricate self-assembled monolayers).
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官能基修飾ミクロスフェア
Bangs Laboratories社のポリスチレンミクロスフェアの粒子表面にカルボキシル(COOH)、およびアミン(NH2)を付与した官能基修飾ミクロスフェアです。カルボキシル修飾PSおよびP(S/DVB)ミクロスフェアは、アミン末端タンパク質、DNA、またはその他の分子をEDAC(N-ethyl-N'-(3-dimethylaminopropyl)carbodiimide )を介して粒子に共有結合で固定化できます。一方で、アミン修飾ミクロスフェアは、グルタルアルデヒドが一般的に使用されており、チオールや炭水化物部分の結合を目的とした特殊なリンカーも用意されています。詳細な使用方法は、TechNote 205 Covalent Couplingをご参照下さい。
特長
- 適用:タンパク質、ペプチド、および核酸の共有結合による固定化
- CV:10%*2
- ジビニルベンゼン(DVB)は、架橋粒子に耐溶剤性と対耐熱性を付与します。
- 固形分:10%(w/w)*2
- 懸濁液:脱イオン水(アジ化ナトリウム、界面活性剤を含む)
*2 一部の製品において、例外もございます。詳細は、各製品/ロットの仕様をご確認下さい。
適用
- COOH:タンパク質、ペプチド、および核酸の共有結合による固定化
- NH2:生体分子のカップリング
COOH/NH2修飾ミクロスフェアと目的物質との結合原理
使用文献
COOH修飾ミクロスフェア
- Park, MK, et al., "A Latex Bead-Based Flow Cytometric Immunoassay Capable of Simultaneous Typing of Multiple Pneumococcal Serotypes (Multibead Assay)", Clin. Vaccine Immunol., 7(3), 486~489 (2000). [PMID:10799465]
- Blanchette, C., et al, "Enhanced Cellulose Degradation Using Cellulase-Nanosphere Complexes.", PLoS ONE, 7(8), e42116 (2012). [PMID:22870287]
- Rodrigues, OR. and Monard, S., "A rapid method to verify single-cell deposition setup for cell sorters.", Cytometry, 89, 594~600(2016) . [PMID:27144818]
- Borque, L., et al., "Development and Validation of an Automated and Ultrasensitive Immunoturbidimetric Assay for C-Reactive Protein.", Clin. Chem., 46(11), 1839~1842 (2000) . [PMID:11067823]
- Perez-Amodio, S., et al., "Effects of the Ionic Environment, Charge, and Particle Surface Chemistry for Enhancing a Latex Homogeneous Immunoassay of C-Reactive Protein.", Anal. Chem., 73(14), 3417~3425 (2001). [PMID:11476243]
- Lucas, L., et al., "Using highly carboxylated microspheres to simplify immunoassays and enhance diffusional mixing in a microfluidic device.", Colloids and Surf. B: Biointerfaces, 49(2), 106~111 (2006) . [PMID:16621472]
- Fu, L., et al., "A modified quick PETIA for detecting anti-CCP antibodies in human serum.", Anal. Methods, Issue 7 (2015). (
)
- Deegan, O., et al., "Quantitative detection of C-reactive protein using phosphocholine-labelled enzyme or microspheres.", Anal. Biochem., 312, p175~181 (turbidimetric assay, 0.21μm PS-COOH) (2003). (
)
- Koskinen, JM., et al., "Microbial identification from faces and urine in one step by two-photon excitation assay technique.", Journal of immunological methods, 460, 113~118. (Cat. PC05003, 3.2μm PS-COOH microspheres, coated with anti-Legionella or anti-adenovirus Ab in ArcDia's TPX assay.) (2018). [PMID:30056941]
- Nanavaty, N., et al., "Detection and quantification methods for fibrillar products of in vitro tau aggregation assays.", methods Mol. Biol., 1523, 101~111 (2017). [PMID:27975246]
NH2修飾ミクロスフェア
- Schleicher, KD., et al., "Selective transport control on molecular velcro made from intrinsically disordered proteins.", Nat. Nano 9, 525~530 (2014). (
)
- Bandura, DR., et al., "Mass Cytometry: Technique for Real Time Single Cell Multitarget Immunoassay Based on Inductively Coupled Plasma Time-of-Flight Mass Spectrometry.", Anal. Chem., 81, 6813~6822 (2009). [PMID:19601617]
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製品ラインナップ
商品コードをクリックすると、価格表をご覧いただけます。
* 供給可否などの詳細については、テクニカルサポート部 試薬担当にお問い合せ下さい。
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TechNote
下のそれぞれの画像をクリックすると、使用に当たっての原理と、詳細な方法を示したTechNoteをご覧いただけます。
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FAQ
項目をクリックすると、関連するFAQの項目のトップにジャンプします。
一般的な製品情報に関して | 保管方法と安定性に関して |
製品の取り扱いに関して | アプリケーションに関して |
その他のお問合せ |
一般的な製品情報に関するFAQ
A-1. 残念ながら測定しておりません。非修飾/カルボキシル基/アミン標識ポリスチレンは、やや負の電荷を帯びていると考えられます。
A-2. 既製品での正の表面電荷を持つ粒子は提供していません。アミン基は局所的に正電荷を与えると考えられますが、粒子表面の正味の電荷は必ずしも正ではありません。陽電荷を帯びた粒子は、非修飾、またはカルボキシル基修飾のポリスチレンを、カチオン性ポリマーでコーティングすることで作製できます。
A-3. カルボキシル基標識ミクロスフェアの多くはカルボキシル基量を測定しています。各製品の値は、Bangs Laboratories社ウェブサイトの製品ページに表示されているカタログ番号をクリックするとご確認いただけます。カルボキシル基の反応性を確認するための定性的なストレプトアビジン結合試験を行っていますが、シリカのカルボキシル基には力価の推定値はございません。
A-4. ほとんどのタンパク質コーティング製品には結合容量が表記され、試験成績書(CoA)にも記載されております。試験成績書をご希望の場合、テクニカルサポート部 試薬担当へお問い合わせ下さい。
A-5. ほとんどのタンパク質コーティングミクロスフェアは、ベースとなるカルボキシル修飾ミクロスフェアを使用し、その後EDACを用いた方法でタンパク質を共有結合させています。ただし、例外もあります。
A-6. 正確なサイズは、在庫状況や製品の種類によって異なります。一般的に、ポリスチレンミクロスフェアのサイズは25 nmから始まり、最大20μmまで、シリカは約150 nmから5μmです。
A-7. ほとんどの製品は、ポリスチレンを中心としたポリマーで構成されていますが、PMMAやその他の独自のポリマーを使用する場合もあります。また、シリカミクロスフェアや、一部のポリマーおよび非ポリマー常磁性ミクロッスフェアも製造しています。
A-8. ポリスチレンは一般的に無毒と考えられており、様々な産業で広く使用されています。さらに、ポリスチレンや類似のミクロスフェアを細胞や動物モデルに使用した研究も数多く存在しています。しかし、当社の製品は研究用であり、細胞や他の生命体に毒性を持つ可能性のある安定剤が添加されています。ご利用者の責任においてご使用いただきますようお願いいたします。
A-9. PSIでは、589 nmでの屈折率が1.59になると予想しています。その他のRI値や情報については、材料特性のページ(メーカーサイト)をご覧下さい。
A-10. ミクロスフェアの球形度や表面の粗さは測定していません。しかし、一般的には、粒子は球形であると考えられます。酸で修飾された球体(例:カルボキシル基)は、より表面の粗さを持つ可能性があります。
A-11. 多くのユーザーからこのような質問を受けます。最適なサイズは、使用目的によって異なります。よくわからない場合は、まず関連文献を参照してみて下さい。私たちは喜んで製品選定のお手伝いをいたしますが、最終的にはユーザーの皆様に決定していただく必要があることをご理解下さい。またTechnote 201A()をご参照下さい。
A-12. ポリマー鎖の分子量の評価は行っておりません。
A-13. Bangs Laboratories社では、多孔質のミクロスフェアは製造しておりません。
A-14. ほとんどのロットではSEM画像を提供しておりません。一部のロットでは、SEM画像を提供しています。詳細はテクニカルサポート部 試薬担当へお問い合わせ下さい。
A-15. 粒子は製品の種類に応じて様々な濃度で提供されます。例えば、非修飾のポリスチレンは固形分10%、つまり100 mgのミクロスフェア/mlで提供しています。粒子数は、特殊なカウント製品(SureCount規格など)でない限り、ほとんどの製品で測定されません。概算値は通常、製品のCoAに記載されていますが、ご要望に応じて提供することも可能です。
A-16. 洗浄とは、粒子が懸濁している懸濁液を交換することです。一般的に、遠心分離機を使用してミクロスフェアをペレット化し、上澄み液を吸引またはデカントした後、目的のバッファーで再懸濁します。洗浄は、様々なアプリケーションのためにミクロスフェアを準備したり、コーティングの際に残留試薬を除去したりするなど、様々なニーズに応えることができます。詳しくは、洗浄に関する技術情報をご覧下さい。
ミクロスフェアの取り扱いに関するFAQ
A-18. 既存製品の多くは乾燥させることができます。細かな条件はお客様ご自身で最適化する必要があります。また、乾燥させると、ある程度の凝集はしやすくなります。プロトコルはTechnote 203Aを参照して下さい。
A-19. Bangs Laboratories社のポリスチレンミクロスフェアは、様々な水溶液に安定していますが、有機溶媒はミクロスフェアを溶解させる恐れがあるため避けて下さい。架橋されたミクロスフェア(データシートにDVBとある)は、温度や有機溶媒に対する耐性は高いです。溶剤のリストSolvents listing()を参照して下さい。リストに記載されていない溶剤については、テクニカルサポート部 試薬担当へお問い合わせ下さい。シリカミクロスフェアはより耐薬品性に優れています。
A-20. Bangs Laboratories社の製品はどれも無菌状態ではございません。多くの製品には、微生物の繁殖を防ぐためにアジ化ナトリウムを含んでいます。オートクレーブ処理は、粒子の部分的または重度の凝集を引き起こす可能性があるため推奨しません。その他の推奨方法については、Technical Support Document 726 "Decontaminating Microspheres"()をご参照下さい。
A-21. 最も一般的な方法は、カルボキシル修飾ミクロスフェアを使用してタンパク質や抗体のアミン基に共有結合させる方法(Technote 205)や、ストレプトアビジンコーティングミクロスフェアにビオチン-タンパク質などのアフィニティ法を使用する方法(Technote 101
)です。吸着も一般的な方法で、非特異的な疎水性力、イオン性力、ファンデルワールス力を利用します(Technote 204
)。
A-22. タンパク質の必要量は、粒子径、対象となるタンパク質、使用目的によって大きく異なります。ゴールドスタンダードは、ミクロスフェアに対してタンパク質を滴定し、その後の安定性と性能をモニターすることです。最初の推定値は、利用可能な官能基と、Technote 205()に掲載されている当社の表面飽和方程式を使用して導き出すことができます。
保管方法と安定性に関するFAQ
A-23. 保存温度は、製品の寿命まで微生物の繁殖を防ぐことを主な目的としています。しかし、凍結すると、粒子がひどく不可逆的に凝集し、沈殿物のようなものができてしまいます。 特殊な表面修飾蛍光粒子では、対応する蛍光色素の安定性プロファイルも念頭に置く必要があります。例えば、フィコエリスリン(PE)とそのタンデムは非常に温度に敏感です。
A-24. 安定剤の種類は製品によって異なります。特定の製品情報については、CoAまたはSDSをご参照下さい(製品のウェブサイトに掲載されています)。一般的に、ほとんどのポリマーミクロスフェア懸濁液には、界面活性剤とアジ化ナトリウム(抗菌剤として使用)が含まれています。タンパク質をコーティングした懸濁液には、BSAやEDTAなどのさらなる添加物が含まれる傾向があります。非コートのシリカや一部の磁性ミクロスフェアには安定剤が含まれていませんが、製品のCoAをご確認下さい。
A-25. ポリマーミクロスフィアは、広範囲の条件下で安定しており、容易には劣化しません。しかし、非常に高い温度や溶剤にさらされると、ミクロスフェアが損なわれる可能性があります。詳細については、Material Propertiesg()およびSolvents/non-solvent listing(
)のリストをご覧下さい。特定の条件や特殊な条件については、購入前にテクニカルサポート部 試薬担当にご相談下さい。
A-26. コーティングされていないミクロスフェアのほとんどの懸濁液には、有効期限が設定されていません。これは、ミクロスフェアが時間の経過とともに著しく変化することはないという予想に基づくもので、Bangs Laboratories社のミクロスフェアの取り扱いの経験からも裏付けられています。しかし、特殊な用途や種類のミクロスフェアの中には、タンパク質コーティングされたミクロスフェア(タンパク質が壊れやすい性質を持つため)や粒子標準(蛍光、サイズなど)など、有効期限が設定されているものもあります。このような製品には、有効期限はボトルのラベルだけでなく、CoAにも印刷されます。安定性と保存についての詳細はこちら(stability & storage)をご覧下さい。
アプリケーションに関するFAQ
A-27. ミクロスフェアはファゴサイトーシスの実験で一般的に使用されており、特に蛍光ミクロスフェアが有名です。ファゴサイトーシスの複雑な一連の反応を誘発させるためには、ミクロスフェアを血清や特異的IgG等(オプソニン)でコーティングします。粒子表面にこれらのオプソニンを吸着させるため、非修飾タイプではなくCOOH修飾タイプの蛍光ミクロスフェア(Fluorescent Carboxyl Polystyrene)の使用をお勧めします。詳細は、Technical Document 727-Phagocytosis()とPhagocytosis Reference(
)を参照して下さい。
A-28. QuickCalは、Bangs Laboratories社のQuantum MESFおよびQuantum QSCキットをサポートするために使用されるプログラムです。サイトメーターのソフトウェアが提供する異なる解像度に対応するために、様々なフォーマットを提供しています。適切なテンプレートタイプを選択するには、Bangs Laboratories社の蛍光ヒストグラムに記載されているチャンネル値を確認し、Bangs Laboratories社のウェブサイトに記載されているチャンネル値と比較して下さい。一般的にはlog/logフォーマットが適切です。
その他のお問合せ
A-29. BioMag Plusミクロスフェアは、従来のBioMagミクロスフェアと類似していますが、粒度分布が小さくなっているという特徴があります。ほとんどのお客様はBioMag Plusを好みますが、BioMagの結合力の強さを好むお客様もいらっしゃいます。BioMagのロット別の粒径データは提供していませんが、平均粒径は約1.5μmです。
A-30. 様々なサイズのDVBコンテンツを作製できるため、必ずしも決まっているわけではありませんが、通常、4.5μm以上のミクロスフェアにDVBが含まれます。
A-31. ポリスチレン素材のミクロスフェアは一般に疎水性であるため、高いタンパク質結合能力を持っています。 ただし、取り扱いを容易にするために、バッファーに界面活性剤(0.01~0.1%Tween 20またはSDSなど)を使用する必要がある場合がございます。一方、シリカミクロスフェアは本質的に親水性であり、負に帯電しています。 そのため、水性シリカ懸濁液は界面活性剤または他の安定剤を使用しない場合が多いです。また、非修飾のシリカミクロスフェアは、様々なシランを使用して修飾して官能基を生成したり、表面特性を変更したりできます。詳細はTechNote 201A Microsphere Selection()をご参照下さい。
追加しました。
製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。