オープンソースのパーソナル自動分注ロボットシステム(OpenTrons Labworks社)

掲載日情報:2021/04/01 現在Webページ番号:69920

Frontiers

Vol. 71 オープンソースロボットを世界中の研究者に

#OTO_Jonathan-Badal

米国ニューヨーク州ブルックリンに拠点を置き,オープンソースのパーソナル自動分注ロボットシステムの開発を行っているOpenTrons Labworks社のJonathan Badal CEOにお話を伺いました。

OpenTrons Labworks社の自動分注ロボット OT-2

ピペットチップ,プレート,チューブラックなどをデッキ上に自由に配置し,分注作業を自由にデザインできるオープンソースのパーソナル自動分注ロボットシステムです。

OT-2についての詳細はこちらをご覧下さい。

#OT2-used-all-over-the-world
#OT-2

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ロボット開発に至った経緯

実験作業を自動化することは,克服すべき「障害」ではなく,研究者が新たな発見をするために役立つツールであると考えています。共同創設者の1人は,ラボ自動化装置の特許を取得し,その業界でキャリアを築いてきたため,既存のロボットシステムは特許が取得された独自仕様であることを知っていました。ロボットが動き続ける間,高額な費用がかかり,高度な技術を要するシステムを使わざるを得ないことが,世界中の研究者がロボットシステムを導入することの妨げとなっていました。この状況を変えるため,私たちは研究者がより自由にアクセスできるロボットの開発を行ってきました。

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社名の由来

absolute antibody

open 「オープンであることが世界をより良くする」という私たちの信念に由来しています。私たちのロボット,ハードウェア,ソフトウェア,およびプラットフォームをオープンソースにし,標準的なラボウェア(チューブラック,プレート,チップラックなど),チップ,既存の試薬を使用できるようにしたいという思いを込めています。

tron 実は,共同創設者のお気に入りのロボット,映画「トランスフォーマー」に登場する「メガトロン(MEGATRON)」に由来しています!

トランスフォーマーおよびメガトロン(MEGATRON)は(株)タカラトミーの登録商標です。

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ロボット開発での困難

これまでにない新しいロボットを開発するにあたり,多くの課題に直面しました。

  • 自動化ロボットを製造している他社とは異なるサプライチェーンを採用し,新たな製造プロセスを構築すること
    →OT-2の「導入のしやすさ」にもつながっています!
  • ユーザーフレンドリーかつオープンソースのソフトウェアインターフェイスを作成すること
  • あらゆる種類のラボウェアや消耗品を使用できるようにすること
  • 一貫した正確さと精度でピペッティング操作ができるようにすること
  • ロボットのセットアップをユーザー自身が行えるようにすること

開発過程は挑戦の連続でした!これらの困難を乗り越えてきたことが,私たちにとっての誇りです。

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どんな研究者にロボットを使ってほしいですか?

ハイスループット解析を行う製薬企業の研究者から,発展途上国の大学生まで,自動化装置を必要としているライフサイエンスに携わるすべての人に,私たちのロボットを使ってほしいと思っています。
私たちは現在,次の自動化ロボットの開発にも取り組んでいます。お楽しみに!

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COVID-19に関して

新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来,OT-2ユーザーの中には何らかの形で新型コロナウイルス研究に移行している方が多数いらっしゃいます。OT-2とそのプラットフォームは非常に柔軟なため,その移行にも難なく対応できました。新型コロナウイルスとの世界中の研究者との戦いにおいて,私たちのロボットが一助となれることを光栄に思っています。

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 機器・消耗品担当)

kiki@funakoshi.co.jp

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