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グルタチオン S-トランスフェラーゼ活性測定キット QuantiChrom Glutathione S-Transferase Assay Kit

掲載日情報:2021/02/25 現在Webページ番号:69668

試料中のグルタチオン S-トランスフェラーゼ(Glutathione S-Transferase)活性を、比色法により簡便、迅速かつ高感度で測定するキットです。

測定例

グルタチオン <i>S</i>-トランスフェラーゼカイネティック反応曲線例

グルタチオン S-トランスフェラーゼ
カイネティック反応曲線例

グルタチオン <i>S</i>-トランスフェラーゼ酵素活性測定例

グルタチオン S-トランスフェラーゼ
酵素活性測定例

キット品バナー

BioAssay Systems社 アッセイキット Metabolism Research Kitシリーズ Obesity Diabete Research Kits
GoGreen画像

BioAssay Systems社では、2018年1月1日より緑化推進のために製品へのプロトコルの添付を廃止しました。各製品のプロトコルについては、BioAssay Systems社ホームページよりダウンロードしてご利用下さい。

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グルタチオン S-トランスフェラーゼとは

グルタチオン S-トランスフェラーゼ(EC 2.5.1.18、GST, Glutathione S-Transferase)は、細胞の解毒に重要な役割を果たす多機能酵素です。GSTは、グルタチオンの求電子性および/または疎水性部位への付着を触媒することにより、発がん性物質や薬物などの外来化合物から細胞を保護します。

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測定原理

本アッセイは、GSHとGST基質であるCDNB(1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン)との間のGSTの酵素反応に基づいています。GSTの触媒によるGS-DNBの形成により、340 nmで分光光度的に検出できるジニトロフェニルチオエーテルが生成されます。その340 nmにおける吸光度の増加率は、試料中のグルタチオン S-トランスフェラーゼ活性に正比例します。

酵素単位の定義

アッセイ条件の下で、1分あたり1μMのCDNBとの結合する酵素量を1ユニットと定義します。

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特長

  • 混合、インキュベーション、測定の単純で簡便な操作です。
  • 容易に自動化でき、ハイスループット化に適しています。
  • フォーマット:96 wellプレート
  • 測定試料:細胞ライセート、組織、およびその他の生物学的試料
  • 必要試料量:20μl
  • インキュベーション時間(温度):0~10分間で少なくとも4回測定(例:25℃)
  • 測定方法:比色
  • 測定波長:340 nm
  • 測定範囲:2~80 U/L
  • 検出限界:2 U/L
  • 測定回数:100 tests

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操作方法概略

試料調製方法概略

組織試料

脱切片前に組織をPBS(ph 7.4)で洗浄し、血液を除去する。組織50 mgを冷却した100 mM リン酸カリウム(ph 7.0)+2 mM EDTA 250μlに入れ、Dounce homogenizerで破砕する。細胞を溶解するために、破砕組織を-80℃で冷凍する。冷凍後、融解し、試料を10,000 rpm×15分遠心分離し、上清を除去する。

細胞試料

4℃、2,000×g、5分間の遠心分離により約4×106細胞を得る。接着細胞の場合、タンパク質分解酵素を用いての細胞回収を避け、天然ゴムまたはプラスチックのスクレーパーを用いる。細胞を100 mMリン酸カリウム(pH 7.0)+2 mM EDTA溶液中でホモジェナイズまたは超音波処理する。4℃、10,000 rpm×gで15分間遠心分離し、上清を除去する。

すべての試料は-20~-80℃で1ヶ月間以上保存することができます。

測定方法概略

  1. すべての試薬は、試験前に測定温度(例:25℃)にする。試薬のチューブは簡単に遠心分離を行い、フタに付着した試薬をチューブ内に落とす。dH2O 120μlをGlutathioneのチューブに加え、再構成する。チューブをボルテックスし、混合する。使用しないGlutahione試薬は、-20℃の冷凍保存により3週間は安定である。
  2. 各試料20μlを、透明平底96 wellマイクロプレートの別々のウェルに加える。
  3. 製品データシートを参照し、十分量のWorking reagent(WR)を調製する。WR 180μlを各試料に加え、プレートをタップして混合する。
  4. プレートリーダーを用いて0分、および10分までの間の最低4つの時点において、OD 340 nmにおける吸光度を測定する。可能であれば、カイネティック測定モードで10分間に毎分の測定の実施を推奨する。

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キット内容

  • Assay buffer
  • Glutathione
  • CDNB

キットには、透明平底96 wellマイクロプレートは含まれていません。別途ご用意下さい。カイネティック反応のため、Working reagent(WR)を標準試料や試料に迅速に追加し、軽くかつ完全に混合する必要があります。そのため、マルチチャンネルピペットの使用を推奨します。


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Check it out!

阻害物質のポジティブコントロールなどとして有用です。

Benastatin類の構造式


Bequinostatin-A-Structure

Bequinostatin A(#14681)

Bequinostatin-C-Structure

Bequinostatin C(#14654)


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価格

[在庫・価格 :2024年04月25日 08時35分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
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  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Glutathione S-transferase Assay Kit, QuantiChrom(100 tests)
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
法規制等 医薬用外毒物
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ

製品記事 BioAssay Systems社 アッセイキット選択ガイド/製品リスト
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[在庫・価格 :2024年04月25日 08時35分現在]

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Glutathione S-transferase Assay Kit, QuantiChrom(100 tests)

文献数: 0

説明文
法規制等 医薬用外毒物
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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