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インベルターゼ活性測定キット EnzyChrom Invertase Assay Kit

掲載日情報:2021/02/05 現在Webページ番号:69652

試料中のインベルターゼ(Invertase)とスクラーゼ(Sucrase)の活性を比色法または蛍光法により簡便、迅速かつ高感度で測定するキットです。インベルターゼの阻害物質の評価およびスクリーニングにも最適です。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

検量線例

インベルターゼ検量線例・比色法

Invertase検量線例(比色

キット品バナー

BioAssay Systems社 アッセイキット Metabolism Research Kitシリーズ Obesity Diabete Research Kits
GoGreen画像

BioAssay Systems社では、2018年1月1日より緑化推進のために製品へのプロトコルの添付を廃止しました。各製品のプロトコルについては、BioAssay Systems社ホームページよりダウンロードしてご利用下さい。

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インベルターゼとは

インベルターゼ(Invertase、β-フルクトフラノシダーゼ、EC 3.2.1.26)は、スクロース(ショ糖)をフルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)に加水分解する反応を触媒する酵素です。インベルターゼはO-C(フルクトース)結合で切断しますが、関連する酵素スクラーゼ(EC 3.2.1.48)はO-C(グルコース)結合で切断します。様々な微生物がインベルターゼを生成するため、スクロースを栄養素として利用することができます。インベルターゼアッセイは、環境(土壌など)、農業、食品(製菓)業界で幅広い用途があります。

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測定原理

本アッセイでは、インベルターゼによりスクロースを切断し、フルクトースとグルコースを生成します。生成したグルコースを、570 nmでの吸光度または蛍光強度(Ex 530 nm / Em 585 nm)で測定します。

酵素単位の定義

インベルターゼの1 unitは、pH4.5で、1分当たり1μmolのグルコースの形成を触媒すること定義します。

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特長

  • 自動分析、ハイスループットスクリーニングにも適応しています。
  • 試薬と試料の混合、インキュベーション、測定で完結する簡便な操作です。洗浄操作や試薬の移動は不要です。
  • 測定動物種:全動物種
  • 測定試料:生体試料、環境試料(土壌など)
  • 必要試料量:40μl
  • インキュベーション時間:20分
  • フォーマット:96 wellプレート
  • 検出限界:0.007 U/L
  • アッセイ数:100 assays

チオール(>10μMのβ-メルカプトエタノール、DTTなど)は、このアッセイに干渉する可能性があるために、試料の準備における使用を避けて下さい。試料にグルコースを含む場合は、透析または膜ろ過により除去する必要があります。

測定方法 Colorimetric(比色) Fluorometric(蛍光)
測定波長 570 nm 励起 530 nm/蛍光 585 nm
測定範囲 30~100μM(Glucose) 6~20μM(Glucose)

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操作方法概略

比色法

  1. Standardを希釈して標準溶液(0、30、60、120μM Glucose)を調製する。標準溶液および試料の各40μlを、透明平底96 wellマイクロプレート(キットには含まれていない)の各ウェルに添加する。コントロール試料として、1×Reaction bufferを用いる。
  2. 1×Sucrose 5μlを各ウェルに加え、プレートをタップして混合後、希望の温度(例:30℃など)で、20分間インキュベートする。
  3. 製品データシートを参照しWorking reagent(WR)を調製する。各ウェルにWR 90μlを加え、すぐにプレートをタップして混合後、暗所下20分間インキュベートし、吸光度570 nmを測定する。

蛍光法

  1. Standardを希釈して標準溶液(0、6、12、20μM Glucose)を調製する。標準溶液および試料の各40μlを、黒色96 wellマイクロプレート(キットには含まれていない)の各ウェルに添加する。コントロール試料として、1×Reaction bufferを用いる。
  2. 1×Sucrose 5μlを各ウェルに加え、プレートをタップして混合後、希望の温度(例:30℃など)で、20分間インキュベートする。
  3. 製品データシートを参照しWorking reagent(WR)を調製する。各ウェルにWR 90μlを加え、すぐにプレートをタップして混合後、暗所下20分間インキュベートし、蛍光強度(Ex 530 nm/Em 585 nm)を測定する。

土壌試料中のインベルターゼ活性の測定

  1. 1.5 mlのエッペンドルフチューブ中に約100 mgの土壌試料を図り取る。
  2. 1×Reaction buffer 880μlと1×Sucrose 120μlを加え、ホモジネートまたはボルテックスにより完全に混合する。
  3. すぐに混合物200μlを清浄なチューブに移し、14,000 rpmで2分間遠心分離する。
  4. 上清100μlを別の正常なチューブに移し、すぐに-20℃で凍結する。この「タイムゼロ」試料をコントロール試料として用いる。
  5. 30℃または37℃で1時間インキュベートし、インベルターゼ反応を実行する。
  6. 14,000 rpmで2分間遠心分離する。
  7. 透明な上清40μlと4.のコントロール試料を使用し、グルコースを測定する。

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キット内容

  • Assay buffer
  • Enzyme mix
  • Reaction buffer
  • Sucrose
  • Glucose standard
  • Dye reagent

キットには、透明平底96 wellマイクロプレートおよび黒色96 wellマイクロプレートは含まれていません。別途ご用意下さい。
比色法による測定にはマイクロプレートリーダー、蛍光法による測定には蛍光プレートリーダーが必要です。


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価格

[在庫・価格 :2024年04月20日 12時35分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
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  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
Invertase Assay Kit, EnzyChrom (100tests)
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 1
説明文
測定試料:糞便,感度:0.007 U/L,検出方法:呈色, 蛍光,測定波長:570, 530/585 nm,アッセイ法:Assay,アッセイ数:100 tests
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
掲載カタログ

製品記事 BioAssay Systems社 アッセイキット選択ガイド/製品リスト
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Invertase Assay Kit, EnzyChrom (100tests)

文献数: 1

説明文 測定試料:糞便,感度:0.007 U/L,検出方法:呈色, 蛍光,測定波長:570, 530/585 nm,アッセイ法:Assay,アッセイ数:100 tests
法規制等
保存条件 -20℃ 法規備考
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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