HOME > 試薬 > タンパク質/酵素 > タンパク質解析 > タンパク質の抽出・精製 > Minute Single Nucleus Isolation Kit for Neuronal Tissues/Cells
神経組織/細胞から単一核を単離するキット Minute Single Nucleus Isolation Kit for Neuronal Tissues/Cells
掲載日情報:2020/11/02 現在Webページ番号:69589
神経組織/細胞から単一核を簡便、迅速かつ効率的に単離するキットです。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
追加しました。
神経組織からの単一核の単離について
単離された核は、FACS、単一核分析(RNA-seqやATAC-seqなど)、免疫組織染色、細胞周期、およびアポトーシス研究など、様々な実験に広く用いられています。シングルセルRNA-seqは、組織の複雑な細胞組成を研究するための強力な技術です。しかし、ニューロンは高度に相互接続されているために、脳や脊髄などのニューロン組織から単一の細胞を取得することは非常に困難です。また、凍結神経組織から無傷の細胞を分離することはさらに困難です。そのため、シングルセルRNA-seqに代わり、単一核-seqが用いられています。
一方で、神経組織から単一核を単離するための従来の方法は、時間を要し、汚染されたミエリンおよび他の細胞成分を取り除くことが困難なため、通常収量は低いことが問題でした。本キットは、独自の界面活性剤の混合物により効率的な細胞の溶解を行うことができ、従来法に比べて少ない試料から大容量試料(1~25 mg)までを処理することができ、高度に生成された単一核を約30分間で得ることができます。
追加しました。
特長
- 神経組織/細胞から、高度に精製された単一核を簡便に得ることができます。
- 処理可能試料量:1~25 mg
- 操作時間:約30分
- 最大処理数:20 preps
追加しました。
使用例
トリパンブルー染色を行った凍結マウス脳組織由来の核
マウス大脳皮質組織から核を単離した。単離された核は、清浄で良く分散されているのがわかる。
トリパンブルー染色を行った凍結ブタ脊髄由来の核
凍結ブタ脊髄由来のトリパンブルー染色を行った核
ブタ脊髄由来の核の洗浄
核ペレットをPBS 200μlに再懸濁し、Buffer Bを上から注いだ。遠心分離後、ミエリンと脂質が上部に残り、ペレット中に核精製物が観察された。
追加しました。