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複雑なペプチド合成もお任せください!(sb-PEPTIDE社)

掲載日情報:2020/11/02 現在Webページ番号:69340

Frontiers

Vol. 65 複雑なペプチド合成もお任せください!

sb-PEPTIDE 社は、ペプチド合成とペプチドエンジニアリング、ペプチド分析を専門とするフランスのメーカーです。 複雑なペプチドの合成・修飾について幅広い知識を有するSmartoxBiotechnology 社から、ペプチド化学サービス専門の子会社として2016 年に設立されました。Smartox Biotechnology 社の共同設立者の一人であるRemy Beroud 氏がCEO を務め、Aurelien Claeyssen 氏がセールスディレクターを務めています。複数のジスルフィド結合を含む長い配列の合成と修飾を行ってきた豊富な経験と知識を引き継いでいます。

Smartox Biotechnology 社の共同設立者の一人であるRemy Beroud 氏と、Aurelien Claeyssen 氏

Remy Beroud President&CEO(左)とAurelien Claeyssen Marketing & Sales Director(右)


sb-PEPTIDE 社の特長

私たちは、長年ペプチド化学プロジェクトを推進し、この市場で主流となっている「低コスト」ではなく、「クライアントの 満足度」に焦点を当てました。その結果、生産における所要時間の改善(「10 日間エクスプレス合成サービス」)、 複雑な構造を持つペプチドの合成、品質、サービスの柔軟性というsb-PEPTIDE 社独自のサービスを生み出しました。


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sb-PEPTIDE 社のこだわり

■ジスルフィド結合の導入
sb-PEPTIDE 社は複数のジスルフィド結合を特定の狙った部位にのみ導入する技術を持っています。


sb-PEPTIDE社が行うジスルフィド結合の技術
  1. ペプチドの固相合成時に保護基を導入したシステインを用い、システイン残基が保護されたペプチドを合成する。この時にジスルフィド結合を導入したいシステイン残基のペアごとに異なった複数種の保護基を用いる。
  2. それぞれのペアに特異的な脱保護反応を行い、続いてジスルフィド結合を導入する。
  3. 上記反応を繰り返し、複数のジスルフィド結合をもつペプチドを合成する。

■長鎖ペプチドの合成
一般的に50 アミノ酸残基程度以上の長鎖ペプチドは化学合成が困難とされますが、sb-PEPTIDE 社では2~100 アミノ酸残基までのあらゆるペプチドが合成可能です。
また、長鎖ペプチドは多くがバクテリアを用いてを発現、精製しています。しかし、このような組換え体(リコンビナント)ペプチドにおいては、バクテリア由来の成分による汚染が問題となる場合があります。一方で、sb-PEPTIDE 社では、独自に改良を加えたNative Chemical Ligation 法を用いて長鎖ペプチドも化学的に合成しています。そのため、バクテリア成分による汚染の心配がありません。



■その他の取り組み

  • 合成の全過程を自社内で管理
  • 幅広いカスタマイズが可能
    修飾アミノ酸(リン酸化、重同位元素など)、他の化合物の結合(色素、DOTA、ビオチンなど)、TFA 除去など
  • 独自の品質管理システム
    自動化されたドキュメンテーションシステムにより、製造オーダーの作成、登録、追跡データ、分析証明書の作成を行っています。
  • 長く複雑な配列のペプチド専用チーム
    複雑な配列に対しては専用のチームが存在し、対応しています。
  イメージ図


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質問コーナー

Q合成した中で最長のペプチドはどのくらいの長さですか?
A最長のアミノ酸は120 残基です。それ以上の長いペプチド結合を作ることも可能です。ただし、配列によっては疎水性が高い領域のために10 残基も合成できない場合があるので、配列によります。

Q仕事で苦労したことと、その解決方法を教えて下さい。
Asb-PEPTIDE 社を設立して、最初の2 年間は最も苦労した時期でした。ペプチドの多様性のために、私たちは多くのペプチド合成を並行して処理しなければならず、迅速なリソースと生産体制の改善を余儀なくされました。手順書などのサポート資料の作製、スタッフの育成、品質管理室の改善などを行うことにより、最初の2 年間で、想像以上の成長を遂げられたと思います。

Q仕事を通して嬉しかった出来事を教えて下さい!
A私たちの製品が初めて文献に引用された時ですね。私たちの仕事が研究者のお役に立てたのだと嬉しくなりました。



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直近の出版物と引用

  • Clairfeuille T., et al., Nature, 584, 479~483(2020).
  • Tzakoniati F., et al., Cell Chem. Biol., 27(3), 306~313(2020)
  • Bouquier N., et al., Front. Synaptic Neurosci., 21,(2020).
  • Zewang Y., et al., Biomacromolecules, 21(2)、 680~687(2020)
  • Dominguez-Berrocal L., et al., Sci.Rep., 9, 4771(2019)
  • Clairfeuille T., et al., Science, 363(6433)、 aav8573(2019).
  • Rodriguez R., et al., Bioorganic & Medicinal Chemistry, 27(12)、 2281~2688(2019)


あらゆるニーズに応えることができるよう、最先端のペプチド化学プロセスを使用しています。
また、高品質の製品と技術サポートの提供にも力を入れ、
sb-PEPTIDE 社は、これからもお客様の ニーズに合わせたカスタマイズ可能なサービスを提供していきます。



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