HOME> 試薬> 細胞培養> 細胞の解析> 細胞の移動/浸潤/遊走> EMT Reporter Cell Line - BT-474 ECAD-EmGFP
HOME> 試薬> 細胞培養> ATCC製品> EMT Reporter Cell Line - BT-474 ECAD-EmGFP

上皮間葉転換(EMT)を蛍光観察できるE-カドヘリンレポーター乳管がん由来細胞株 EMT Reporter Cell Line - BT-474 ECAD-EmGFP

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:68868

BT-474 ECAD-EmGFP(ATCC® HTB-20EMT™)は,乳管がん由来細胞株BT-474(ATCC® HTB-20™)をCRISPR/Cas9で改変して作製したレポーター細胞株です。
緑色蛍光タンパク質(EmGFP)によるタグ融合E-カドヘリン(E-cadherin, ECAD)(ECAD-EmGFP)の発現を用いて,上皮間葉転換(EMT:Epithelial-to-mesenchymal transition)を観察できるように設計されています。
ECAD-EmGFPのノックイン(knock-in)の完全性は,ゲノムのmRNAの配列およびタンパク質の発現レベルで検証されています。
この細胞株は,EMT/MET経路分析のほか,転移性乳がん薬物スクリーニングおよびin vitroでの転移メカニズムの研究にも有用です。

上皮間葉転換(EMT:Epithelial-to-mesenchymal transition)について

上皮間葉転換(EMT:Epithelial-to-mesenchymal transition)は可逆的なプロセスです。EMTにより,細胞間接着(タイトジャンクション,接着結合(E-カドヘリン)およびデスモソーム)と増殖能が減少し,遊走能の増加と侵入能を持つ間葉性表現型を得ます。間葉細胞では安定的な細胞結合が無く,典型的な分泌極性を失い,基質分解が増加し,そして間葉系タンパク質(ビメンチン,フィブロネクチン,αSMA,FSP-1)を発現します。EMTは,腫瘍の形成やがんの転移を含むがんの発生と進行に深く関係しています。

■参考文献
・Lee K., and Nelson C.M., Int. Rev. Cell Mol. Biol., 294:171~221(2012). PMID: 22364874


目次に戻る

ECAD-EmGFPのノックインの検証例

E-カドヘリン発現の蛍光染色観察 E-カドヘリン発現のウエスタンブロット像

EmGFPによるECAD遺伝子発現の確認
(A)BT-474 ECAD-EmGFP(ATCC® HTB-20EMT™)において,免疫蛍光染色によりECADタンパク質(右図:赤色)とEmGFP(左図:緑色)を共局在化した。核(青色)。
(B)ECAD-EmGFPノックインアレルとECAD-EmGFP融合タンパク質の発現を検証するため,BT-474親細胞,BT-474 ECAD-EmGFP,およびMCF-7細胞について,それぞれ抗ECAD抗体により,ウエスタンブロット解析を行った。BT-474親細胞では約120 kDa付近で野生型ECADタンパク質を,BT-474 ECAD-EmGFP細胞では約147 kDa付近でECAD-EmGFP融合タンパク質を検出した。高濃度のECADを発現している上皮細胞株のMCF-7細胞をポジティブコントロールとして,GAPDHをローディングコントロールとして使用した。

目次に戻る

上皮間葉転換の前後における細胞変化の観察

上皮間葉転換の前後における細胞形態変化の観察 上皮間葉転換の前後における細胞変化の観察

本製品をそれぞれ下記に示した10% FBS含有DMEM培地でインキュベートし,上皮間葉転換誘導(5日間)を行った。
+EMT:2X StemXVivo EMT Inducing Media Supplement (R&D systems, #CCM017)を添加。
-EMT:1×DPBS(EMTコントロール不含)を添加。

(A)+EMTのBT-474 ECAD-EmGFP細胞の形態は,-EMTのコントロールのものと比較して誘導による明確な違いが見られた
(B)2X StemXVivo EMT Inducing Media Supplement (R&D systems, #CCM017)を添加したBT-474 ECAD-EmGFP細胞では,ECAD-EmGFP発現量の著しい減少がみられた。

目次に戻る

特長

  • EMT阻害物質で処理した場合のE-cadherin発現量を観察できます。
  • 細胞の形態,使用培地,増殖速度などは,親細胞系統と本質的に同一です。
  • 細胞数:約5×106 cells / ml
  • 凍結保存用培地:5% DMSO添加完全培地

目次に戻る

ご注文方法

ご注文は専用の分譲依頼書またはオンラインオーダーフォームをご利用下さい。

ATCC®製品は,ご所属の研究機関・企業でATCC Material Transfer Agreement(MTA)にご同意いただいた上で,ご所属部門によるユーザー登録書(New Account Application)のご提出が必要となります。
MTAの締結・ユーザー登録の詳細につきましては,こちらをご覧下さい。

MTAの締結・ユーザー登録がされていない場合,専用注文書/オンラインオーダーフォームをご提出いただいても,ご注文を受け付けることはできませんので,ご了承下さい。


ご注文方法及びMTA締結・ユーザー登録についてのお問い合わせはフナコシ(株)ATCC製品担当(受託・特注品担当)Tel:03-5684-1645,Fax:03-5684-6539,E-Mail:atcc@funakoshi.co.jp までご連絡下さい。


© 2019 American Type Culture Collection. The ATCC trademark and trade name, and any other trademarks listed in this publication are trademarks owned by the American Type Culture Collection unless indicated otherwise.

目次に戻る

価格

細胞株名をクリックすると製品の詳細を,ATCC® No. をクリックすると製品ごとの価格情報をご覧いただけます。

細胞株名メーカーATCC® No.備考包装価格在庫
BT-474 ECAD-EmGFP ACC ※国公立機関・大学にご所属の方
ACC ※企業・営利団体にご所属の方
BT-474, Breast Ductal Carcinoma ACC


目次に戻る

関連製品

品名をクリックすると製品の詳細を,ATCC® No. をクリックすると製品ごとの価格情報をご覧いただけます。

品名メーカーATCC® No.包装価格在庫
Dulbecco’s Minimum Essential Medium (DMEM)ACC
Fetal Bovine Serum (FBS)ACC
Fetal Bovine Serum (FBS)ACC
Dimethylsulfoxide (DMSO) ACC


目次に戻る

EMT誘導試薬

RSD社ロゴ

簡便に上皮間葉移行(EMT)が誘導できる試薬です。in vitroで,わずか5日間で簡単にEMT(Epithelial-Mesenchymal Transition)を誘導します。詳細は,「StemXVivo EMT Inducing Media Supplement」をご覧下さい。

[在庫・価格 :2021年05月08日 00時13分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

[在庫・価格 :2021年05月08日 00時13分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

目次に戻る

製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。