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ヒトiPS細胞から分化させたグルタミン酸作動性皮質ニューロンの前駆細胞 ヒトiPS細胞由来Cortical Glutamatergic Neuron

掲載日情報:2019/09/20 現在Webページ番号:68818

ヒトiPS細胞から分化させたグルタミン酸作動性皮質ニューロンの前駆細胞です。付属のサプリメントを用いて培養することにより、グルタミン酸作動性皮質ニューロンへの成熟を迅速に行えます。

本製品は、HIV、HBV、HCVが陰性であることを確認していますが、取り扱いには十分にご注意下さい。
その他の「ヒトiPS細胞から分化させた各種神経細胞の前駆細胞」については、こちらの記事をご覧下さい。
本製品は研究用です。臨床用途には使用できません。


グルタミン酸作動性皮質ニューロンの形態

グルタミン酸作動性皮質ニューロンの形態

グルタミン酸作動性皮質ニューロンは接着性細胞であり、培養開始後1週間以内に多数の神経突起伸長を示す。
カルセイン染色(緑色)は、培養下のグルタミン酸作動性皮質ニューロンの特徴的な楕円形の細胞形状と長いプロセスを明らかにした。

特長

  • 純度が高く、高品質なグルタミン酸作動性皮質ニューロン前駆細胞です。
  • レポーターとしてGFPを恒常的に発現する製品(#BX-0301)もあります。
  • 細胞の播種時および培養時に培地に添加する各種サプリメントがセットになっています。こちらを用いて培養することにより、迅速な成熟が可能です
  • 細胞数:5×106 cells/vial

必要な試薬、培地類の詳細については、製品添付のプロトコルをご確認下さい。

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セット内容

  • Cryopreserved human neurons
  • Neuron seeding supplement
  • Neuron day 4 supplement
  • Supplement C

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ヒトiPS細胞由来Cortical Glutamatergic Neuronの解析データ

特異的マーカーの発現確認

特異的マーカーの発現確認

本製品(#BX-0300)はニューロンの純度が高く(>90%)、大部分は興奮性ニューロンで構成される。
ニューロンの共通マーカーであるMAP2(赤色)の標識により、純度の高さが明らかになった。また、グルタミン酸作動性皮質ニューロン特異的マーカーであるCTIP2(緑色)およびTBR1(青色)の標識により、グルタミン酸作動性皮質ニューロンの確かな存在が示された。



MEAによる機能チェック

多電極アレイ(MEA)による機能チェック

本製品(#BX-0300)は、多電極アレイ(MEA:Multi-electrode array)のデータで証明されるように、培養2週間後に顕著な電気生理学的活性を示した。

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ヒトiPS細胞由来Cortical Glutamatergic Neuronの使用例

■カルシウム流入アッセイ(Calcium Influx Assay)

活動電位は、興奮性シナプスにおけるシナプス前細胞の大規模なカルシウム流入およびシナプス後細胞のカルシウムの著しい上昇に関連するため、カルシウム濃度の変化はニューロンの活動に密接に関係しています。これは、ニューロンを刺激するか、または自発振動を示す成熟したネットワークを形成する適切な条件下でニューロンを培養することにより、実験的に観察できます。カルシウムの流入は、市販されている様々なカルシウム感受性蛍光色素を使用して測定可能です。

カルシウム流入アッセイ

本製品(#BX-0300)を96ウェルプレートで3週間培養した後、Calbryte-520(AAT Bioquest社)で処理した。FDSS/μCell Functional Drug Screening System(Hamamatsu社)を用いて、自発振動をすべてのウェルで同時に記録した。


■MEA(Multi-electrode array)アッセイ

多電極アレイ(MEA)は、ニューロンが活動電位を発するときに生じる細胞外電圧の変化を測定します。この測定により、培養細胞に存在するニューロンネットワークのパターンだけでなく、個々のニューロンの発火パターンが明らかになります。測定は非侵襲的であり、繰り返し行うことができます。

本製品(#BX-0300)を用いたMEAアッセイの詳細なプロトコルは、こちらからダウンロードいただけます。

MEAアッセイ

本製品(#BX-0300)をAxion Biosystems MEAプレート上で数週間培養し、定期的に記録した。
経時的な活性電極の数(左図)、平均発火頻度(中央図)、および同期指数(右図)により、培養中の数週間にわたるグルタミン酸作動性皮質ニューロンの活動の進行が明らかになった。


ラスター表示

スパイク活動のラスター表示(Raster plot)は、グルタミン酸作動性皮質ニューロンの21日目に観察されたネットワークバーストを示す。

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価格

本製品の価格は、企業・営利団体のお客様(Industry)と大学・非営利団体のお客様(Academia)とで異なります。
また、別途輸送費(¥70,000)が必要となります。

[在庫・価格 :2024年07月27日 14時55分現在]

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詳細 商品名
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納期 文献数
Cortical Glutamatergic Neurons for Academia
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説明文
※国公立機関・大学にご所属の方にのみ販売できる製品です。 ※輸入諸費用(70,000円)を別途いただく製品です。 ヒトiPS細胞から分化させたグルタミン酸作動性大脳皮質ニューロンの前駆細胞。付属のサプリメントの使用により,迅速な成熟が可能。細胞数:5×10<6> cells / 1 vial
法規制等
保存条件 -20℃,液体窒素中での保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年8月合併号 p.16
ニュース2023年6月1日号 p.17
細胞培養・再生医療研究カタログ2021-2022 p.79

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法規制等
保存条件 -20℃,液体窒素中での保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年6月1日号 p.17
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法規制等
保存条件 -20℃,液体窒素中での保存 法規備考
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保存条件 -20℃,液体窒素中での保存 法規備考
掲載カタログ ニュース2018年6月15日号 p.15

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法規制等
保存条件 -20℃,液体窒素中での保存 法規備考
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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